ゲルニカを読み解く

 
ピカソの代表作である『ゲルニカ』

 これは20世紀を代表する絵画だと思う。同時に、中学卒業までは知っていてほしい作品でもある。「ゲルニカを読み解く」といった1時間の授業をした。

 あえて対話云々より、①どのような時代背景でピカソが筆を取ったのか。②どのようなものが描かれているのか。③何を訴えようとしたのか。これらを気付かせたいと思った。

 難しい。はっきり行って難しい。絵がかれているものを見て考えることはできる。
「牛が描かれている」「馬が描かれている」「何か光っている」「鳥がうっすらと描かれている」「なんか苦しそう」
このような言葉葉聞くことはできる。

 家も描かれていることを伝えた。「あぁ・・・」「人が飛び出してきたんだ」

 ゲルニカ。ゲルニカ。ゲルニカ。
 
 公開制作のビデオ見せたい。資料集の紹介だけでは薄っぺらい授業になってしまう。
 もう少し、生徒に考えさせたい。

 でもですね、同僚に「ゲルニカ中学校のときに習った?」と聞いたら、「鑑賞の授業、記憶にありませんね」と言われた。だから、ゲルニカであろうと、中学生のときに学級全体であろうと皆で作品を見る機会があるというのは何かの学びにつながるのだと感じた。
 
 もう一度明日、リベンジ。
# by hakusuke | 2012-01-31 23:29 | 自分の授業から | Trackback | Comments(0)

授業中~自分は何をしている?~

 hakusukeさん、「私が想像していた作品より、生徒たちがあれこれ一生懸命考えてつくり面白いのです。」そう、その感覚。つまりそれは、授業の中で生徒の「こうしたい!」が発揮されているときでしょう。授業が提案だとしたら、それに対し、生徒たちが「何をするだろう?」って思いますよね、そういう感覚になっているときって、いいと思うんです。私はこのブックカバーからそれを感じます。


 上記の内容は、北海道の山崎先生が書き込みしていただいた内容です。この内容から、自分はブックカバーに限らず、生徒たちが取り組んでいる時,「自分はどんなことをしているのか?」「どんなことをしているとが面白いと感じさせるのか?」振り返りました。

 1.時折生徒たちの作品の取り組みをチェックする。適度に助言している。
 アイデアがまとまっている生徒には、あまり声をかけていません。「これ借りますよー。」「折り紙もらっていきます。」で,自分の表現したい思いがかたちになっていくことが、みていてわかります。このような生徒にとって、「片付けするよ。」と伝えると、「え、もう(終わり?)」といった反応が返ってきます。集中していた証拠です。
 明らかに改善したほうが良くなるといった場合もあります。「こんな方法もある。」と紹介しています。時に手ほどきもするのですが、最近は実例を見せて、生徒自身に判断させていることが多いです。「考えます。」と返答があればしめたものです。

 生徒の学びがあったな・・・と感じたのは仕上げに用いた画材選択でした。


 2.悩む生徒への対応
 制作に悩む生徒たちと、共に考える。やはり,上手くまとまらない。わからない。皆が活動を進められる中、手がとまっている生徒もいます。各クラスに数名。50分何を学ばせるのだ?何かを気付かせたいと感じてしまう。
 「この色どっちがいい?」「この絵とこの絵だったら、どっちの方がかっこいい?」「どうしたい?」で,考えさせている。アイデアがまとまっていている生 徒たちに比べればゆっくりかもしれない。しかし,あれこれの問答から、自分の作りた いものを選択していて,かたちになっていく。


しかし,個に対応している時間を考えたらほんとわずかな時間でしかありません。だからこそ、指導者があれこれ指示をしなくとも、生徒たちが主体的に画材や道具を選び、つくることができる教室の環境もみなおしていくことも必要です。また、つくる活動以外に、鑑賞活動も適時に取り入れられることで、「皆で観た」「感じた」といった時間になります。この時間も大事にしたいと考えています。
 同時に,授業の進め方や,誰もができたと達成感を感じさせる授業づくりについても、もっと探りたい。

 写真は、失敗写真ではなく、題字をグリーンピースと称し、折り紙でグリーンピースを表した生徒作品。コメントを読んだら、この細かく切って作った題字を見てほしいとのこと。
# by hakusuke | 2012-01-28 23:11 | 自分の授業から | Trackback | Comments(1)

デザインを見直してみないか?

 『●市に提案』の題材に取り組む前に、「デザインってなんだ?」「なんぞや?」といった授業をしました。私はデザイン専攻ではないので、デザインとしての視点はありません。どちらかといえば絵画。造形分野の方です。

 昨日も教科書見比べをしていました。教科書改訂の今、「あー観たことある。」「話題になったな」と思えるデザイン商品をみてうっとり。そして、楽しい。

 そして本日、導入時。資料集で作品を生徒たちにも「見て」「見てみましょう」とページを紹介しました。ある生徒が、「カッコいいー。」「すごくね?」

 でたよ。でたよ。「すごくね?」

 つまり、「すごくない?」「すごいと思わない?」の意味です。こんな何気ない驚きを大事にしたいです。
# by hakusuke | 2012-01-27 23:02 | 自分の授業から | Trackback | Comments(0)

教科書の見比べをすると・・・

 面白い。ハイ、とても面白いです。ちょうど来年度から、中学校は新しい教科書にかわります。教科書は4年おきに改定なので、今新しい教科書にも時々見比べをしながら、年間の授業構想を練っています。

 指導者ではない方。勤務先だと介助員さんだったり、スクールカウンセラーの方たちに教科書見せていたら、「今の教科書は写真がとてもきれいですね。」「ためになりますね。面白いですね。」と、目をを丸くして観てくれました。特に、同じ題材を見比べてみると各社の特色があって、私自身も教科書を読んでいて面白いと感じています。

 今日はあまりにも面白くて面白くて、お隣さんに「すごくない?みてみて。このデザインかっこよくない?」と見せていたら、「ハッスルしすぎ・・・です。」と半分呆れられました。オイオイ・・・

 全体的に、鑑賞のページは資料が大きくなっていて、生徒たちが作品をじっくりと観ることができると思います。これは各出版社ごとの特徴はありますが、私自身はどの会社の資料も使い授業をしたいくらい、取り上げて生徒と共に鑑賞したい資料です。

 このような前向きなことを記していますが、思い出すと10年ぐらい前の講師時代は、教科書の面白さに気付いていませんでした。面白い云々というより、美術の教科書をどのように活用していけばよいのかわからなかったように思います。どうだろう?このような思いをしている若手はいないでしょうか。


 教科書を教える。嫌だなぁ。教科書で教えるになりたいなぁ。正確には教科書を活用して学ばせていくになりたいなぁ。
# by hakusuke | 2012-01-26 21:05 | Trackback | Comments(2)

授業コラボレーション

 昨年の学び研@秋田での報告の目玉として、教科の枠を超えて指導したら?国語と図工・美術のコラボレーションは画期的でした。職員室で同僚が指導している教科のことについて炉辺談話していると、教科のつながり、関連性についてかなり考えさせられます。そして考えることも多いのです。

 最近、美術科との関連性があり、本年度、久々に取り組み私のアンテナにとまった題材。ブックカバーデザイン。至ってシンプルな指導なのですが、指導の手ほどきを受けたのは、1年・2年・3年の国語の教科書でした。同僚に「コピーさせて!」で、国語科の関連のあるページはコピーさせてもらいました。同時に指導書もチラッと読みました。

 1年生では、ブックカバーの帯をつくる。2年生では、ブックカバーではありませんが、キャプションをつくる。わかりやすく、興味を引くための文章を考えるのだそう。3年生は、ブックカバーのデザイン。今の3年生たちは、国語の授業ではCDジャケットデザインとして取り組んでいたようで、1学期末に「スパッタリングの道具貸してくださいー。」で数名がちらほら借用に来ていました。

 ちょうどブックカバーデザインを行う際、生徒に配布する資料印刷していたら、「いいですねー。資料1枚くださいな。」で、国語担当にもあげて国語の教科書を見せてもらいました。同時に、「指導時間足りない、限られているから、お互い連携するともっといいものつくれますよね?」といった話で盛り上がりました。

 今、ちらりほらりとブックカバーの作品が提出されてきて、カッコいい展示方法を検討しています。私が想像していた作品より、生徒たちがあれこれ一生懸命考えてつくり面白いのです。机に並べて点検していたら、補助員さんにも「みんな、うまいですね。面白いアイデアですね。」と絶賛されました。自画自賛するわけではないけれど、面白いのです。だからこそ、展示も工夫して多くの人に鑑賞してもらいたいと考えています。


 このエントリーでは、国語と美術に関することを中心に記しました。今後、他教科とのコラボレーションを検討していきたいです。数学と美術の関連性だったり、社会(歴史)と美術の関連性、そして体育のダンス(表現)と美術などなど、校内研究で授業参観していると、強く考えさせられます。今思い出した。先日の学び研フォーラムで、秋田の黒木先生が「音楽科とコラボレーションした。ジャックした。」と話題の提供をしていました。

 さて、展示どうしましょうか?悩む・・・。今日は「どうしようかなぁ?」「なんかいい方法ないかなぁ?」「●先生(^v^)アイデア頂戴!」と、放課後の職員室でアクロバットしながら考えてみました。明日はどこかお店ぶらぶら陳列方法から、アイデアを練りたいと思います。
# by hakusuke | 2012-01-24 23:34 | 自分の授業から | Trackback | Comments(1)

第7回鑑賞フォーラムを終えて ~1日経過~  その2

 先日の学び研に参加した方たちは、一人ひとり何かを得て会場を後にしたことと思います。本日、未明にかけて学び研MLがずいぶん送信されていて、「何時に寝ているの??」と疑問すら感じた私です。

 学び研で得たものは、昨日つらつらっと記しました。やはり自分自身への問いだと私は受けとめました。何処に行くのか?といった問いに対して、自分が判断して進まなくてはいけないのだと思います。

 正直、学び研での成果報告を聞いて、本日は授業することに抵抗を感じました。できれば朝1番からの授業は避けたかった・・・というのが本音ですが、当然そんな我がままは言えません。輪をかけて、帰路購入した協同学習についてあれこれ読み、校内研修との関連を考えていたら、ますます沈みました。「自分授業いいのかい?」「どうする?」「分けわからんわ・・・」とIpadぐるぐるしていたので、新幹線隣のお兄さん驚いていたことでしょう。ごめんねー(TvT)v

 本日の授業時間割は、5時間中4時間授業がありました。そのうち2年生の表現活動と3年生の鑑賞活動の授業計画でした。表現活動ではブックカバーの仕上げて提出日でした。ほんと考えました。今日は課題の最後。何を生徒に声をかけるべきか?どんな言葉をかけて、どのような支援をして、どこまで見守るべきか?どこまでがんばらせてみるか?ほんと悶々としていました。一部の生徒には、「●先生、機嫌悪い?」とまで言われました。

 鑑賞活動ではピカソ。ハイ。20世紀を代表する画家ピカソ。2時間授業の前半でした。対話による鑑賞は次回実践すると計画していましたが、昨日帰宅してからほんと鬱々と「どんな発問するよ?」「何を生徒たちに考えさせるんだよ?」「何を感じ取らせる授業なんだよ?」等々、考えていました。考えすぎていたら眼がさえてしまい悪循環でした。最悪・・・。気合というか今日は何が何でも学校に行く!といった気合だけはあったので、定時に目覚めました。

 授業終えて、清掃活動中毎度の事ながら女子生徒が「やぁ、先生!」でエプロンをめくってきます。最悪だ・・・。本日は抵抗しなかった、抵抗する気力が起きず「・・・・・・・」の状態でした。「なんかテンション低いし・・・。おーい、具合悪いの?何かあった?」と疑問視されました。


 うだうだ、ずっとしているわけではありませんが得たものを、授業というか現場で還元していくことが『学び』なんだな。


<蛇足>写真は、ブックカバーの一部です。本日この作品はタイトルも描かれ、そして仕上げ提出されています。『●▲■の美しさって何?』という、抽象絵画のことについて本江 邦夫氏が、中・高生向きにわかりやすくまとめた本のカバーなのです。シンプルな表現にしたいといった思いから、折り紙の形を●▲■をつくり制作していました。この本は、大人が読んでも抽象絵画についてわかりやすくまとめられている本です。お奨め!

# by hakusuke | 2012-01-23 23:31 | 学び研 | Trackback | Comments(5)

EAS アートキャラバン  対話による美術鑑賞



 参加しませんか?

 特に、岩手、宮城、福島に住んでいる先生方。

 会場で、予約だけ入れてきました。
# by hakusuke | 2012-01-22 23:36 | ネット話題から | Trackback | Comments(0)

ゴヤ展

 フォーラムに参加する前に、上野で途中下車して『ゴヤ展』に行ってました。ゴヤを見るのは、学生時代以来でした。本場プラドで見たなぁ・・・といった思いで会場に行きました。小雨降る上野公園ダッシュ。当初、昨年末、上京した折に行く予定もありました。しかし、さすがに国芳観て、ゴヤ展に行く。あまりにも作風もかけ離れ、自分自身整理されないままに作品を観るのはよくないといった思いもあり、別日でもいいや。いいやで今に至ったのでした。

 さて、この展覧会を観ての率直な感想です。

 作品数は多いのですが、小屋の描いた油絵は案外少ないといった印象を受けました。私自身は、ルネサンス、そしてフレスコ画が好きなので、ゴヤの画風は上手い画家といった印象を持っていませんでした。実際間近で観ても、上手いか?と問えば疑問が残ります。やはり、国のお抱え絵師といった印象です。実際問題、このお抱え絵師といった立場をゴヤも嫌悪感を抱き絵描きをしていたわけですが・・・。
 
 結構油絵をじっくり観ました。色であったり、タッチであったり、古典は感じさせるのです。しかし、人間くさい画風の画家だと感じました。ゴヤの性格、気性が絵に表されているような印象すら感じました。色に関しては、古典的な絵の具をずいぶん使用している画家だということにも気付きました。テルベルトだったり、オーカーの色がずいぶん下地に使用されていて、描きおこす画家だったのだなぁと感じました。人物の顔は、女性は優しさも感じさせ、男性の絵ではどことなくしぶしぶ描いたなといった画風もありました。


 同時にカプリチョスシリーズである風刺画。こちらは以前から気になっていたので、部分的に気になる絵、章はじっくり見てきました。ゴヤはあの銅版画を描くことを通して、人間の内面というか、人間の性を表したかったような印象すら受けました。戦争、内戦に対して絵を描く(版画として表す)ことで、痛烈に批判をしてきたことがよくわかりました。

展示会場の色はなんとも素敵というか、よかったです。赤。スペインの赤とでもいおうか?の壁が。着衣のマハの章の赤で覆われた背景。なんともいえない。にくい演出だわ・・・。スペインだわ・・・人間くさい・・・あまりかわいいとはいえない・・・足小さい・・・と、いろんなこと考え見ていました。

 学び研にかこつけるわけではありませんが、観る事で気付くってことがあるな・・・。そんなことを感じたゴヤ展の感想でした。


 
# by hakusuke | 2012-01-22 22:20 | 鑑賞-絵画 | Trackback | Comments(0)

第7回鑑賞フォーラムを終えて その1

 ちょっと前に、学び研のフォーラムを終えて帰宅しました。予想はしていたけれど、新幹線駅降りたら路面キラキラと(TvT)路面の凍結。車の上にはすっぽり雪。ちょっと解凍して発進。

 さて、感想や会場サプライズネタ等はあれこれあるのですが、自分自身が今回のフォーラムを通して得たこと。口頭発表された方々の提案から、もう一度鑑賞指導であったり授業のあり方など見直ししようと感じました。当分再読。再読。再読。三昧になりそうです。
同時に、われわれはどこに行くのか?というより、私はどこに行くの?といったことを自問自答していきます。ほんと自分自身と対話です。

 とりあえず、ピックアップして関連する書籍のみあげておきます。後日加筆していきます。

・みる かんがえる はなす。
みる・かんがえる・はなす。鑑賞教育へのヒント。
・Mite!
mite!ティーチャーズキット〈3〉

・モナリザは怒っている!?
モナリザは怒っている!?―鑑賞する子どものまなざし (MITE!DVD BOOK)

・月曜美術館
月曜美術館 休館日に、そこで何が起こっているのか

・私の自由な美術
私の中の自由な美術―鑑賞教育で育む力

あとは指導要領。

 


 
# by hakusuke | 2012-01-22 21:02 | 学び研 | Trackback | Comments(0)

ユニバーサルデザインを探す その2

 昨年末、ユニバーサルデザインを探すといったエントリーをしました。今ちょうど冬休みの宿題にしていた、●市のデザイン~●●市を改善するならば~といったレポートを添削しています。

 生徒の話から、「難しい・・・」と不評です。難しいので、「もう少し待ってください!」「提出遅れます!」がちらほら。確かに難しいと思います。しかし、どれくらい自分が生活している場所に対して、視点を向けられるのかということは大切なことだと私は感じます。

 朝起きて、学校に行って勉強して、部活動して、帰宅して、人によっては塾。スポーツ少年団に行く。宿題をする。寝る。この繰り返しでよいのでしょうか?悪いとは言いませんが、中学生なりの視点や疑問点をもってもらいたいと感じます。
 
 私自身車通勤ですから、たまに近隣を散歩兼ねて歩くと何かしら発見や気づきがあります。この場所は、こどもにとって安全なのだろうか?この色は、この場所にふさわしいのだろうか?等、ちょっと歩くだけでも、何らかのアンテナというか、探そうと脳が働いている証拠だと思います。

ファシリテーター入門―環境教育から環境まちづくりへ 夕方、部分的に読んだこの本。結構ワークシートというか、授業を組み立てていくのにヒントがありました。
環境教育と書いてあったので、自然環境にかかわるファシリテーター読み本だと思っていました。
 第7部に『人にやさしいまちづくり~こんなまちえーでー~』といったハンディキャップ体験をもとにしたネタが記されています。ファーストフードから考えさせられるネタが記されていました。使えるネタだ。

# by hakusuke | 2012-01-15 23:57 | 自分の授業から | Trackback | Comments(5)
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「教育問題」「美術教科指導」等駄文であれこれ感じたことを綴ってます。


by hakusuke

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