震災から9ヶ月
2011年 12月 11日
私の勤務校は,陸地なので津波は到達しませんでした。卒業式後あの体験したことのない揺れを感じ,職員は皆外にでました。校舎の外は気温も低く,卒業式を終えて下校していた生徒たちがちらほら学校に集まってきていたことも思い出されます。雪もちらつく中「津波・・・?」と,警報を携帯電話のワンセグで確認していたことが思い出されます。
やはり被災した県であり,今でも毎日復興に向けた前向きな取り組みは報道番組でも目に耳にもします。まだまだ路面には「段差あり!減速!」「注意!」といった看板はいたるところに立っています。地域には倒壊した建物,取り壊された場所が空き地となっています。少しずつですがぱっくりと割れた道路も,徐々に埋め立てられ元の路面に戻りつつあります。
先日,防災教育に関わる研修会に参加してきました。沿岸部の先生方の実践発表等を聞くことができ,実りある研修会でした。同じ震災を経験していても,津波という被害を受けた地域は,どことなく温度差を感じてやみませんでした。
私は震災前の生活を取り戻し,当たり前のように学校で授業ができています。だからこそ、あの地震後学校ではどのような対応をした、自分自身はどのように動いた等しっかり覚えて億必要があると感じます。そして、今後も自分がでできることで,前を向き行動していきたいです。