先生と生徒の人間関係
2013年 03月 02日
先日、こちらのサイトを読んで注文した本。正直、「あの奥村先生でもこういった経験があったんだ・・・・へぇ」といった印象。
訳本なので、生徒の名前はケイト、アンといった命名で記されている。私は、教職6年目であり、職員室内にも自分より若手もいます。若手が生徒指導している時は静観したり、支援に入ったりしています。若手に指図はしないけれど、声掛けの例を気付かせること必要だと感じている。
この本には、生徒と教師のかかわりが記されている。初任者でも、この本について記されていることがわかる方もいるのだろう。自分の初任時代を振り返ると理解できなかったろう。日々流され流され、感情的で動いていた時代にさいならーしたい。
ところどころに、美術教科(絵を描いているときや作品づくりの過程等)のやり取りも記されている。基本は対話だ。指示ではない。
5章の褒め言葉の危険性はかなり共感できることがあった。
私はあまり生徒の作品を「上手い!上手い!」とは言わない。以前生徒に、先生の口癖アンケート取られたときに「いいねー」「おもしろいー」「すごいー」ということは多いと記されていた。
先ほどアマゾンで見たら、すでに売り切れのようだ。元々初版も古い。でも内容は新鮮です。安価になって売り出されていたら、読まれることをお奨めします。授業を通した生徒指導の本です。