「教育問題」「美術教科指導」等駄文であれこれ感じたことを綴ってます。


by hakusuke
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握りやすいペーパーナイフ(振り返り)

 授業カットもある、インフルエンザで出席停止の生徒もいる中で、各学級仕上げにうつりました。2時間ひたすらヤスリがけ、ぼろ布で磨く。ひたすらこするんだ!でごしごしごしごし・・・。「引っかからないかい?」「ぼろ布で磨いているだけでも光らないか?」「隣の人と雑談しながらでもいいから、ごしごし・・・」時々、「見て!切れるぞ!!」でお試し用紙をサクサク切らせていた。ここ1週間で、多くの生徒達が試し切りをしてくれたので、自由に使ってもいい紙が増えた。
握りやすいペーパーナイフ(振り返り)_a0074653_2102092.jpg

1年生のこの題材の反省点。自分自身の課題をメモ。
1・題材名と仕上がった作品について 
 題材名は『握りやすいペーパーナイフ』である。だから、握りやすい形をもっと深く考えさせるべきであった。握りやすいということは、恐らくもっと形はシンプルになるだろうし、手の大きさを考えさせることで,握りやすさということに気付かせられたのかもしれない。段ボールでも良いから、一度手になじむ形なのか?試作をさせることも大切だった。 
 握りやすいペーパーナイフものもあれば、格好いい形。しかし、握るには?でもさっくり紙を切ることができるペーパーナイフがちらりほらり。

2.小刀の使用について
 一応、授業中のルールを守り活動していたので、大きな怪我ははなかった。男子生徒に、各グループで必要な小刀の受け渡しをすることで、落ち着いて学習に取りかかることはできた。今後も気をつけさせていこう。

3.切れる形を気付かせることについて
 これは大きな課題だった。実践事例を紹介することはできても、やはり自分の手で、木を削って,削ってみて、適度な厚さになったところで試し用紙を切らせて確認させた。図では説明下者の、何故,この形だとさっくり切れるのか?全体で考えさせる時間を作っても良かった。どちらかというと、グループ毎に机間指導で助言したことが多かった。

4.展示方法について
 相変わらず,台紙に貼ります。近々廊下に180名程のナイフがずらりと並ぶことでしょう。今回は台紙はあえて白のみ。固定するモールの色が複数あり自己選択です。『握りやすいペーパーナイフ』という題材名なので、どんなところが握りやすいのか?触れて確認させる展示方法にすれば良かったかもしれない。つまり、展示方法の改善が必要でした。どのようにすると、握りやすさに気付かせられる展示ができるだろう?今後の課題です。
 
握りやすいペーパーナイフ(振り返り)_a0074653_20401471.jpg


 3月4日現在3学級で展示の準備ができました。作品に関しては大方、満足しているよう。
by hakusuke | 2014-03-04 20:58 | 2013自分の授業