マンガのちから展に出向いて
2014年 07月 20日
出向いた方々から、混んでいることは聞いていた。予想どおり混んでいた。総合担保ジャパンからゴッホの『ひまわり』も企画展示されていたこともあり、夏休みに入ったということもあったのだろう。混んでいた。開館5分後に美術館に着いたのに、既に外に並んでいた。ありえん!
展覧会会場に足を踏み入れると、映像で、戦後間もない日本の様子が流されていた。ちょうど終戦を迎え、復興に向かい国民が前向きにひたむきに動いている様子だった。子どもたちが、元気にあそび、学んでいる様子も写っていた。ちょうど震災のこともあって、マンガから復興といったことも重なった。
手塚先生の作品「空きっ腹ブルース」に近い時代。
映画。手塚先生の本を読むと、映画を見よ!と当時の漫画家たちに熱く語っていたことが記されていた。モノクロ映画の「アパッチ」の映像もあった。動き、コマ送り等確かにマンガを描くのに大いに参考になることが今更ながら分かった。
トキワ荘の外観は撮影できた。トキワ荘で生活していた漫画家の生活、食事が再現されていた。チキンラーメンとどんぶりが,忙しい中ですすってマンガを描いていたのだろうなぁと、興味深かった。
テーマも誕生、生命、死など、二人の漫画家の描いた内容から比較してみることができ、同時に哲学だ。ウン哲学。を感じ取ることができ考えさせられた。
個人的には手塚先生の漫画は、大人漫画の方が好きです。「ブラックジャック」は別として、「グリンコ」、「奇子」、「アドルフに告ぐ」、「陽だまりの樹」、「きりひと賛歌」、「MW」more
ちょうど、書体に関心があったので、擬音語の描き方は参考になった。また、2学期漫画を題材に考えてもいたので、マンガの良さをどのように伝えると良いのかこれまた大いに参考になる展覧会であった。
石ノ森章太郎先生の本が興味深く、購入してきた。面白い!