宮城県造形教育作品展にて その1
2006年 10月 29日
私は,中学校で指導していた経験もあるため,この県民ギャラリーに展示されるまでの経緯を,把握しております。このギャラリーに出展されている生徒作品は,非常に長い審査を通過して,ここに展示されていることは記しておきましょう。審査方法も多少把握しておりますが,昨年度までの方法と変更になっているかもしれませんので,「賞」については記しません。
会場内でみた光景として,小さいお子さんが作品をじぃーーと見ていて,「絵を描きたい!」と,父親のそばでべそをかく姿,「あの色きれいだよぉぉ!」と,指さしをして肩車されているお子さんの姿を見つけては,美術を指導している者として,どことなく嬉しさを覚えました。
また,本年度は中学校部門より,小学校部門の方をじっくりと鑑賞しみました。昨年に比べるとバラエティにとんだ絵画表現で,各小学校の先生方が,あれこれ教材研究を進めて指導している姿が想像できました。ちなみに,幼稚園・小学校部門には「賞」の札はありませんでした。
中学校部門は,ついつい以前勤務した地区,わをかけて指導していた生徒作品を見ては,「うーん成長したなぁ」と感じたり,自画像見ては「顔つきが大人になったなぁ」と思い鑑賞してました。
個人的に,現美術担当の教師に感謝したいと思ったこととして,私自身が気にかけていた生徒作品が出展されていたことでした。あまり,学校になじめない生徒でした。
先日,本人から「(県美術館に)出展されるみたいだからみてね(^0^)/」メールが届いていたので,出展されたことが本人には,嬉しかったのでしょう。
自画像は中学生部門では,圧倒的に多いです。ましてや仙台市など・・・。ある意味自画像オンパレードです。
しかし,私はこの生徒作品を,じっくりとみてしまいました。自画像に表れていた表情や背景,作品表も読みましたが,「自分とじっくりと向き合い,作品を描きあげたなぁ・・・」といった印象を受けました。本日,生徒に手紙投函しておこう。続く・・・
☆宮城県造形教育作品展 その2
☆賞だけに視点を向けたくない!