「教育問題」「美術教科指導」等駄文であれこれ感じたことを綴ってます。


by hakusuke
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美術用語の基礎確認!

平成16年度宮城県・仙台市美術教員採用試験実施問題です。宮城県・仙台市の模範解答した例から記しています。美術の教員採用試験を受験される方の励みとなれば,嬉しいです。

1 次の語句を簡単に説明しなさい。

(1)堆朱

(2)デペイズマン

(3)大首絵

(4)校倉造り

(5)ゲルニカ



↓解けましたか?一度自分で紙に記してから答え合わせしましょう!



(1)堆朱・・・・・・朱漆を育祖にも厚く塗り重ねて,底に文様を彫りだしたもの。鎌倉・室町時代に中国から伝えられた。

(2)デペイズマン・・・環境を変えるといった意味で,本来あり得ない所にあり得ないものがあることによって,奇怪な感じを起こさせることで,シュールレアリスムの手法の一つである。マグリットが用いている。

(3)大首絵・・・・・浮世絵で人物の上半身を大きく描く画面形式。舞台上の役者の表情を間近で見たいという観客の要求から,まず写楽による役者絵にみられ,これを歌麿が美人画に用いた。

(4)校倉造り・・・奈良の正倉院に代表される,木材を井桁に積み重ねた建築工法。木材が雨期には膨張し,湿気を防ぎ,乾期には収縮し通気性よく,正倉院御物の保存に好結果をもたらしている。

(5)ゲルニカ・・・1937年,パブロ・ピカソ作。ゲルニカとはスペインの都市の名で,スペイン内乱時に,戦争の残虐さに抗議して2ヶ月間で描いた。キュビズムやシュールレアリスムの手法により描かれた悲しみに満ちた画面は,人々に強い印象を与え,平和を求める世論を盛り上げた。

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by hakusuke | 2006-12-06 20:55 | 「美術」試験に関して