「教育問題」「美術教科指導」等駄文であれこれ感じたことを綴ってます。


by hakusuke
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宮城県・仙台市限定 美術実技試験問題 その1

宮城県・仙台市限定 美術実技試験問題 その1_a0074653_19171210.jpg 相変わらず教採試験ネタです。今回は美術試験だけに絞って記します。

 教採試験資料は,だいぶ片付けたのだが,年末までには整理・整頓を終えなくてはいけない!過去の記録に別れを告げていかねばいけない。
平成18年不合格通知まで出てきた。何故に,過去3年分大事に取っていたのだろう???試験勉強に,気合い入れるためだろうか?

 私は,併願受験しておりませんでした。宮城県の中・高受験のみです。さすがに本年は,併願受験も考えましたが,受験勉強が終わらなかったことや,家庭の事情も含め,結局受験しませんでした。受験費用旅費でもって,6月半ば美術鑑賞都内巡りなどしてました。

 私見を含めない問題だけ読みたい方は,
こちらのブログをごらんください。そして,次年度できる限り多くの方が,2次試験切符を手に入れられますように!(合掌)







◆平成14年実施問題◆
与えられた用紙(B4版上質紙)を自由に加工し,自分の片方の手に持った状態を次の条件に従って,水彩絵の具で表現しなさい。また,下の空欄に,表現意図を記入し,キリトリセンで切り取って,提出しなさい。*記入用紙の大きさめやすA5版ぐらいです。
(条件)
・テーマは「感情」とし,感情の内容(喜怒哀楽)については,自由に選択してよい。
・画用紙の縦・横の向きは自由とする。
・上質紙の加工については,切る,折る,丸めるなど自由に加工してよい。ただし,
 切り離して2つ以上にすることは,不可とする。
・水彩絵の具の種類(透明水彩,ガッシュ,アクリル絵の具等)及び表現方法は自由とする。

(hakusuke受験生 その当時の心境は・・・)
 この年は,初教壇に立った年。つまり講師1年目。教採試験を初受験年でした。教員採用試験自体,どういった試験なのかもわからず,お気楽な感覚で描いたはずだ。
 初担任をして,日頃生徒指導する生徒を思い出しながら描いたと思う。紙飛行機のような形を描いた記憶がある。未来の生徒達に希望を飛ばしたいといったようなことを記して,透明水彩で,紙飛行機と手を構成した絵を,提出したはずだ。
 「試験終わりました。明日面接ですので・・・」と,上司に連絡いれたら,学級の生徒が何かしでかしたらしいことを伝えられた。事件報告は試験後でも,いいじゃないかーと感じた。もう!!そのころは,まだ集団面接がありました。

◆平成15年度実施問題◆
次のことを想定し,粘土を使って立体造形を制作しなさい。
なお,作品が完成した後,下記の用紙に作品について説明を記入し,
切り取って粘土板の下にはさんで提出しなさい。

中学校第3学年の美術で,粘土を教材にした立体造形の授業を行う予定である。
そこで,立体造形への関心を高める一助として使用する参考作品を制作することにした。
(条件)
・作品のテーマは「空間」,「ムーブメント」,「バランス」,「律動」,「強調」,「単純化」の
 造形要素の中から,一つ選択すること。
・与えられた粘土以外は,使用しないこと  (与えられた粘土とは水粘土2Kgでした)
・彫塑へら,またはそれに準ずる用具類を自由に使用してよい。
・芯材を使わないので,作品が崩れないように粘土を粘土板にしっかりと定着させること。
・作品は,底辺20×20センチ,高さ30センチいないに概ねおさまるものであること。

(hakusuke受験生 その当時の心境は・・・)
 5月に要項発表された時,「立体?」と感じた年だ。6月の校長会でも,「試験の変更があります」と,管理職が指導を受けてきたらしい年だったはず。上司が,「教員採用試験をはじめ,現職も,お互いに勉強しましょう」といった校内研修もあったからなぁ・・・。まぁ大変な年だったことだけは思い出せる。

 この年は,教採試験日に梅雨明け宣言出された年で,午後(実技試験時間です)からジリジリ・・・・熱いのは耐えられるが,湿気が×だった。
 エプロンは持参したが,一応スーツ姿。面接がない日でもあったので,スーツ着用していかなくてもしれない。エプロン忘れただろう方が,斜め左にいた。
 「試験はじめ!」との号令とともに,2kgの粘土をこねる作業。気合いを入れただろう方のスーツが,中央からビリ!っと裂けた音が聞こえた。粘土は転がるし,机は小さかったし。しかも,普通教室用机での作業なので,下手に力入れると,机倒れそうで冷や冷やしながら制作したはずだ。コメント記すにも,手は汚れていたしなー。
 完成後,手を洗うと同時に周囲の作品を見てみたが,具象彫刻的?(ネコ,ライオン,鉛筆)
抽象彫刻でも(教科書見本そっくり,美術資料集でみたなぁ)といった作品が周囲はつくっていて,評価どうするのだろう?と一瞬感じた年。
 試験終業後,泡出るウーロン茶+牛タンなど夕食を共にし,知人とあの粘土の処理っていったいどうするのだろう?を語った記憶がある。

 ここ数年日時が,1週間遅くなりましたが,県大会後の試験日ってなんだったのでしょうね?今後受験されるだろう宮城県・仙台市の常勤講師経験されているの皆さんには,受験枠Aで,試験をうけられることを,私個人としては薦めたいなぁ・・・。
続きは後ほど・・・・
by hakusuke | 2006-12-06 20:37 | 「美術」試験に関して