10%増?!自己表現能力を養わせたい
2007年 02月 07日
授業10%増を重点議論=再生会議
教育再生会議の「学校再生」分科会は5日の会合で、ゆとり教育見直しの柱として第1次報告で打ち出した「授業時間数の10%増加」を実現するための方法について、重点的に議論することを決めた。学校週5日制の見直しや夏休みの短縮なども含め、具体案をまとめ、5月に策定する第2次報告に盛り込む方針だ。 (by一部省略・時事通信社)
国会であれこれ論じられている教育再生会議。私には,「児童・生徒に何を身につけさせたいのか」が,非常に曖昧であり,今の話し合いの内容に目をとおしていても,この教育の本質を見失っている気がしてやまない。もっと,「生きる力」に関して,しっかりとした話し合いをもつべきだと思う。↑まぁ,「生きる力」に関しても結構曖昧なまま進められているようなきがしてならないけれど・・・。
人間だれでも,自己表現能力を身につけたいと願っている。私自身は,美術の中で“織り”から,立体表現することであったり,絵を描く行為であることが自己表現の一つなわけで,音を楽しむといった自己表現もあれば,語学や文章をとおした自己表現をしている者だって大勢いる。
余暇としても楽しみたい,今まで以上に向上したいと願うからカルチャースクールで,さらに学びたいといった方々が大勢いるのだろう。新聞のテレビ欄に印刷されているNHK講座に目を通しても,感覚を生かした活動番組が非常に多い。
目先の数字やデータにばかりとらわれず,授業時数10%増加するより,10%の自己表現能力を養う教育内容を話し合って欲しい。今の児童・生徒達が数十年後,「何を学び,何を育んだのか」をしっかり考えるべきだろう。うーん。根本的に,今の話し合い内容に反対です。
カルチャースクールで思い出した。昨日コメントした「なにかをつくる」カルチャースクールにも図工の時間に関して連絡があったらしい。頑張れ図工の時間!そして,多くの方々が,この活動に賛同してくれることを祈りたい。〆切は2月9日