君の涙ドナウに流れ
2007年 12月 23日
旧ソ連の圧政下、自由を求め立ち上がる民衆と、その中で繰り広げられる恋愛、家族の絆、悲劇等、こういった題材は多いだろう。しかし、この映画は史実であり、役者の台詞から、考えさせられる シーンは多い。また、この映画の背景を知っている方たちは、まだ生存していることで多くの反響を呼んでいるらしい。
「自由」という言葉がどんなに重いか、どれだけの人の血や涙の上に国が成り立っているのか、自国に対して深く考えようとしない私は、映画に出てくる若者や市民の行動から考えさせられてました。
ハンガリーといった国を知ったところで何が出来るわけでもないけれど、その事件を観たかのように心に訴えかける映像は「知りたい」「知っておきたい」と関心を抱かせます。
多くの人々が亡命しなければならなかった内情、世界の情勢の中で置き去りにされたハンガリーの1956年。 その背景も勉強したくなります。
映画終了後、ジュンク堂にてハンガリーとソ連近代史に関する書籍探したのだけど、ピンと来るものがなく断念。この映画に興味・関心ある方は、リンクされているサイトからハンガリーの歴史的背景を多少読んでから鑑賞すると、深い鑑賞ができるでしょう。