ワーキングプア ~これからの日本はどうなる?~
2008年 03月 04日
繁盛していた町は廃れ、若者も繁華街すらなくなりつつある。優れた技術をもった職人の腕は理解されることなく、量産、安価な賃金で働く国外の人々に委ねられる。優れた職人は、収入も途絶え、医療費、税金も支払うことができない。その日の暮らしにやっとというところである。
働く気力は充分にある。働きたい!働きたい!働き場がない!働いても支払ってくれる人がいない!!
学校という現場では・・・
母子家庭、子だくさん家庭、学級費・給食費未納、滞納more
学級の生徒と保護者の顔がちらつく。
本年度の集金完了!学級の生徒たちには、払ってもらったことに感謝するよう、かなーり念入りに話をしたい。生徒たちにとって、月7、000円。この7、000円を工面するのにどれだけの仕事をしたのだろう?ただで降ってくるわけでも、寄付されるわけでもない。
自分が中学生だったときに、集金といったものに何も感じなかった。感じることができなかったのかもしれない。生徒たちにとって見れば、集金なのだ。ただ、この集金がどのように生かされているのか、少しでもいいから理解させたいと思う。
働けど働けど・・・
私が退勤する時間帯22時。学校近くのコンビニによれば、年配の男性。制服につけている名札から、生徒の保護者だった。あくまでバイト。本業は別にある。収入を得ることはできるだろう。 しかし、子どもとのふれあい時間は? 22時などまだ中学生など起きているだろう。
(私が)学級通信、懇談会等で「勉強は学校でもいます。ただし、家庭で少しでいいからお子様の学習をみてください!」と伝えても、家庭にいないわけだ。みられるわけないじゃないか。
高校勤務の知人の話。
県立高校は、先日卒業式。しかし、学費未納により何とか、卒業させた生徒もいたとのこと。
今すぐ解決できる問題ではない。私自身、何ができるのかも、何をしたら解決に結びつくのかもわからない。それ故悶々と悩んでしまう・・・。