「教育問題」「美術教科指導」等駄文であれこれ感じたことを綴ってます。


by hakusuke
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カテゴリ:100本映画( 86 )

この世界の片隅に

 昨年末からじわじわと話題の映画『この世界の片隅に』を観て来ました。ネタバレ多々・・・(汗)

 本作を『戦争映画』というまとめて良いのか分からない。しかし、優しい画のタッチで描かれている。実際は、戦時下の広島・呉を舞台にした、そこで生きる人々の『庶民の暮らし』を描いた温かい内容映画でもある。


 『戦争』という題材を扱うと、どこか暗い笑顔が無いイメージが強い。しかし、この作品は全体的に柔らかいトーンやタッチで描かれていて、笑いであったりやほっこりしたりするシーンが幾度となくある。もちろん戦時下の映画だけあって、後半にかけて空爆のシーンや悲しい出来事もある。

 戦時下当時の慎ましくも何気ない『生活』を淡々と描きつつ、そこで暮らす人々の『喜怒哀楽』が豊かに描かれ、どことなく人の温もりが伝わってくる。恐らく実写ではなくアニメだからこそ、安心感を与えているのだろう。

 徴兵に食料難・空襲や大切な人の死。苦しくてもずっと暗く落ち込んでる訳じゃなく、美味しいご飯づくりにいそしんだり、ドジな出来事に笑ったり、一喜一憂しながら生きている。当たり前の事なんだけど妙に新鮮な主人公すずさんがいる。過酷な環境下、無いなら無いなりに色々と工夫し・人と人とが支え合い、1日1日を積み重ね生きている。そんな姿に、あの時代を生きた人の『気丈さ』が描かれている。

 この作品の最大の魅力は、主人公の女性『すず』である。ちょっと抜けた天然であり、ほんわかした雰囲気を振りまくことができる頑張り屋だ。18歳で、好きでもない男の元に嫁ぎ主婦となり、夫の家族と同居し、すずと対照てきな性格の義姉の取っ付きにくさにもめげる事なく、マイペースかつ健気に呉での生活に馴染んでいく。

 優しくてきめ細かいタッチが良かった。戦艦が漂う海が見える高台からの光景や、水兵たちが下船する暮れの街。家と自然豊かな周りの風景。風呂や土間なんかの生活感ある描写も、もっとじっくりと細部まで見たくなる。

 ほっこりする場面がある一方で、悲惨なシーンも容赦なく描かれている。後半は戦時下突入する時代であり、市街地にも何発もの焼夷弾や降りそそぐ砲弾の破片、連日の空襲に頭を押さえているすずの周辺のひとたち。不発弾の爆発により失ってしまったものなど。これから劇場で見る人もいるだろうから、不発弾で失ってしまったものは、記しません。
 
 観ている間、私の背後ですすり泣く方もいた。私は泣けなかったけれど、事実として受け止めたい。パンフレットも買ったし、広島に行こうかなぁ。
by hakusuke | 2017-01-03 18:46 | 100本映画 | Comments(0)

世界の果ての通学路

 世界の果ての通学路

 熊本の酒匂先生から、「この映画お薦め-」とあってググってみた。仙台でも上映しているじゃないか!で早速見てきた。思い出せば、日文サイトでも紹介があった。

さて、ネタバレですが・・・興味あれば是非映画館で見てくださいませ。

 4つの地域に住む12歳~14歳の子供たちの登校風景を追った映画である。日本に比べれば、「ありえない!」と思えるような通学路である。

 南アフリカの子どもは、象やらギャングに神経をとがらせ、命からがらの妹を引き連れの通学だ。映画の中では、日直なのか?国旗を揚げる係だと責務を果たすべく5時半に家から出て行く。授業の前に担任の先生から、「良く来たな」と頭をなでられていた。

 モロッコの女の子は、4時間かけて山岳地帯か?と思える岩山を登って降りてを繰り返し通学する。友達が足をくじいてしまったり、「車に乗せてくれ!」とお願いするが、大人たちは子どもは駄目だで断られる。鶏もっているなぁ.と思っていたら、通学途中にあるバザールで鶏と物々交換をするものだった。納得。

 インドの子どもは、兄弟で通学をする。しかし、足が麻痺しているため2人の弟が、椅子に車輪をくくりつけた状態の車いすで1時間半引っ張って,押して学校に向かう。通学途中に、ぼろ車輪が浅瀬にはまったり、車輪が外れてしまったり。この兄弟たちの仲の良いことったら。

 アルゼンチンの子どもは、お洒落にも気を遣つつ、妹も馬に乗せ、やはり岩山を上り下りしながら学校へ向かう。途中はウマの足に石が引っかかり、動かなくなったりもする。

 4人の子どもたちに共通していることは、
 これらの日本の子どもから見れば過酷とも言える通学路が当たり前のことなのだ。勉強できることに感謝していること。そしていつか自分の夢を叶えたいといった希望にあふれていること。そして、学校に行けば友達に会えるだろうか。だからこそ、子どもたちの通学途中は、歌を歌っていったり、目印らしい目印がないような場所で、友達を待って合流して出向いたり。

 限られた映画館での上映だが、興味ある方は是非映画館で見て欲しい!
by hakusuke | 2014-08-12 20:36 | 100本映画 | Comments(0)

華麗なるギャツビー

 時代は、1922年NY。狂乱の時代。ウォール街の好景気。夢をかなえようとする若者でごったがえす人々で溢れていた。この物語の語り手でギャツビーの生き証人、ニック・キャラウェイもその一人。以下、ニック。

 ニックのいとこにあたるデイジーは、億万長者の父をもち、上流階級のトム・ブキャナンを夫にした今も、社交界の華として男性を虜にしていた。しかし、結婚生活にはかげりがちらりほらり。

 作家になる夢を諦め、証券会社に務め投資を学びながら細々と生活しているニック。隣の大豪邸。お城では、夜な夜な豪華絢爛、狂喜乱舞のパーティが繰り広げられている。あり日城をふと見上げたニック。ニックの視線の先にはある男性。
 そんなある日、隣の城主からパーティーの招待状が届く。差出人は、ジェイ・ギャツビー。

 城に到着したニック。って徒歩圏内。パーティーに集う人々は、城主のジェイ・ギャツビーの正体を知らない。だから、「彼は人殺しだ」「ドイツのスパイだ」と噂したり、「彼は実在しない。彼も家も調度品もすべて偽物だ」といいたい放題だ。

 パーティーにも何度か通い、友として接し始めた頃、自らの身の上を話しだしたギャツビー。「大富豪の家に生まれ、親と死別。戦争も経験し、あらゆる国から勲章を与えられた。」…大きすぎるスケール話にギャツビーへの疑問は深まり、謎は高まるばかり。

 ギャツビーが城に住み、完璧な暮らしを手に入れ、毎晩パーティーを開いたのはただひとつの“ある目的”のためだ。ギャツビーの住まいとは天と地ほどの差があるニックの家で開いたお茶会。城の庭を詰め込んだように花で埋め尽くされた部屋でデイジーとの再会。デイジーを前に、カチンコチンに緊張したギャツビー。この姿は笑えもするシーン。彼が5年もの間、抱き続けた夢への純粋過ぎる思いが伝わるシーンでもある。泣けた。

 そのまま、ニックの家から隣のギャツビー城へ。しかし、その夢が過去のものとなっていることに気付き、ギャツビーがその事実を彼が受け容れることができたなら、違った結末を迎えたと思う。「逃げ出したい」と願うデイジーと「もう一度ここで最初からやり直したい」というギャツビー。

 このへんが、女性は現実に生き、男性は夢に生きるのだと証明するような作品でもある。

 最後にギャツビーが耳にしたあの便りは、ギャツビーが待ち焦がれていたものだったのだろうか。最後は彼が「本当に求めていたもの」を手に入れたのだと思いたい。

 ちなみに本作中には、メガネ屋の看板が時代を当時の象徴するかのように登場する。不気味でもあり、アメリカンドリームを象徴しているかのようだった。そして、善悪のジャッジをするというか、ある意味不気味な看板。


 何度も映画になっていて、不朽の作品。音楽もよかったけれど、衣装がいい。スーツ、女性が身につけていた小物といい、当時のファッションが目白押しだ。あまり私自身は興味は抱かなかったけれど、びっくりするような当時の改造車も興味深く見る人もいるだろう。
by hakusuke | 2013-06-24 10:20 | 100本映画 | Comments(0)

映画@くちづけ

 久しぶりに映画を見る。泣けた。ホンワカな映画なのに現実的な社会問題として捉えてしまい泣けた。

 映画タイトルはくちづけ

 結構話題といえば話題の映画なのだが、上映されている期間がかなり限られている。俳優人も豪華。

 公開したばかりなので、ざっと内容を・・・。

 グループホームに、マンガ家の愛情いっぽんとマコちゃんがやってくる。いっぽんは男手ひとつで、マコちゃんを育てている。言い方悪いが一発やの人気漫画家だった愛情いっぽんは、漫画をかくことからちょっと手を引いている。それは、知的しょう害をもっているまこちゃんを養うため。

 グループホームひまわり荘には男性が4名生活している。まこちゃんは、過去のトラウマがあり男性と二人きりになると、発作が起きてしまう。グループホームで生活することをためらう一本だったのだが、まこちゃんはあっという間にグループホームで生活していた、うーやんに心を開く。

 うーやんはマコちゃんに結婚しようと申し込む。うーやんには、妹トモちゃんがいてうーやんは週1回の面会を楽しみにしている。トモちゃんは婚約までこぎつけたのだが、結局しょう害をもっている兄がいることで、婚約破棄されてしまう。結婚ということに敏感なうーやんは、マコちゃんの誕生日。つまり、クリスマスツリーを飾る日に結婚しようと申し込む。でも結婚できない。この結婚できない理由も、映画の最後にわかります。

 グループホームで生活している人たち、地域の人(駐在署の方、いっぽんの編集者さん)たちはとてもあたたかく彼らを見守っている。1名したたかな現実を直視しているスタッフもいる。

 そんな折、グループホームに女子高生が単位取得をすべくホームで生活している彼らを見て、ぼろくそに言い放っていく。同時に、いっぽんの不安は女子高生が言い放ったことにドンぴしゃりで不安に陥る。

 そしていっぽんに病気が見つかる。そして女子高生がいいはなち、いっぽんの不安とは何か?これが、今の日本の現実的な社会問題。

 まぁ、見て欲しい。ハラハラと泣けます。個人的には生徒たちにも親にも見せたいと思えた。
by hakusuke | 2013-05-26 22:09 | 100本映画 | Comments(0)

メリダとおそろしの森

 FBの書き込みを読んでいて、「良かった」「髪がリアルだよ」等記されていて気になっていた映画。予告編は事前に見ていたので、関心はありました。「本当にアニメーションなのか?」とは思っていたけれど、劇場で見てよかったと思う。

 見た方の多くの方達が紹介していますが、ショートストーリー2本からスタートします。ディズニー映画は余り観ないので、このキャラクター化・・・とTDLで見たキャラクターが。バズまでは分かるのだけど、あとわからん。2本目の『月と少年』音が良かったなぁ。月に昇った少年が、月面にある☆を片付けています。☆型に触れると、シャララランと心地よい音が。何の楽器でしょう?

 あ、そうそう。本編。CGもここまで来たか!と思わせるような風景。動きに圧倒されます。同時に立体感やスピード感。どれをとっても素晴らしいと思えた。気になっていた髪の毛。主人公のお姫様であるメリダの赤髪。
ちりちりの髪の毛なのですが、ほんと触れるかのようになびく。なびく。赤の髪の色に対して、緑味かかった、はっきりとした目玉やドレスは対照的できれいでした。後は、タペストリーなんぞ。糸のほつれもみごと。

 主題は、中学生ぐらいであれば分かるかと思います。私自身は受験生に見せたい。特に四苦八苦している受験生に。忠、誰を対象として作った映画であったのか分かりにくかったかもしれません。幼児向きとは思えないし、家族向けとも思えないし。
 
 いずれにせよ、よい映画でした。
 
 
by hakusuke | 2012-08-01 22:38 | 100本映画 | Comments(0)

ヘルタースケルター

 忘れないうちにメモメモ。久々に映画ネタです。気晴らしーということで、「ヘルタースケルター」を見に行きました。海猿も気になるところ。

 岡崎京子さん原作の「ヘルタースケルター」は、映画の予告から関心大でした。原作の漫画でも、章ごとに主人公の心情、周囲の変化等起・承・転・結は,はっきりていることもあり映画向きな内容だと感じてきました。 原作を知っている方でも、丸々2時間飽きずに楽しめます。さほど脚色されず見て満足です。

 あの「別に・・・」発言で話題となった、沢尻エリカさんのリリコとして主役。体当たりな演技はリリコそのもままかもしれません。整形手術、薬の副作用に苦しむリリコのアップ画面は、「痛ぇぇ・・・」観ている側も引き込まれます。

 あと、まわりの脇役陣もよかったです。検事役の大森南朋さん。マネージャー役の寺島しのぶさん。原作だとマネージャーの羽田ちゃんは20代なのですが、まぁこれはこれで違和感はなく、寺島さんのおどおど演技も良かったです。ママ役の桃井かおりさんなどなど、しっかりと主役をサポートします。特に桃井かおりさん。いいねー色気たっぷりの変に貫禄のある芸能人事務所ママ。

 女性にとって、「美=存在意義」なのかどうか、問題提起をしています。原作から10年以上たっている今も変わらず楽しめる映画。特に、女性にはお勧めしたい映画です。

 蜷川監督の特有の鮮やかな色は結構インプットされるかと思います。映画の色に関しては、観ないと分かりません。あれだけ極彩色だからこそ、りりこなんだと・・・。


 最後になりましたが、早く岡崎京子さんが復帰されることを応援しております。
 
by hakusuke | 2012-07-17 06:27 | 100本映画 | Comments(0)

最近見た映画あれこれ

 「サッチャー」を見てくる。鉄の女といわれ、イギリスの初女首相として知られたマーガレット・サッチャー。そんな彼女の表にでない一面を映し出した映画だ。映画を見終えてから、ネット検索をしたところ、彼女の認知小は随分ひどいようだ。

 彼女の弱い面を誇張するためか、現在を語るためなのか、あえて強いマーガレット・サッチャーを軸に彼女の過去を振り返りながら語った作品でもある。表舞台に関してはあまり深く触れておらず、そこに至る苦悩や、家庭での彼女が主に描かれていた。そのため、この作品を鑑賞するならば、事前に彼女の過去の活躍などを一通り学習して見ると面白いと思う。
 IRAの問題だったり、イギリスの上院議員・下院議員なぞわからんと、面白くない。ところどころ、当時の映像が映るのだが、ほんと生々しい。

 私自身は、あと5年早く生まれていればイギリスの背景がもっと見られたことと思った。ただし気になったことは、震災前に映画館で見た「英国王のスピーチ」何故、イギリス国家は自国のネタというか、あまりおおっぴらにしたくないようなネタで映画にするのだろう?

 「シャーロック」もちょっと前に見たのだが、やはり前作同様、いや前作以上にアクションのホームズといった印象。ストーリーは面白いことは面白い映画なのだが、手に汗を握る映画だった。
by hakusuke | 2012-03-18 21:09 | 100本映画 | Comments(0)

モテキ

 『モテキ』 封切と同時に観てきました。

 わたし個人としては、主人公幸雄の年齢と近いこともあって、映画のところどころに流れるバックミュージックは懐かしさを覚えました。

 原作にはツイッターでつながるシーンはありませんが、映画ではツイッターで美女との出会いがあります。友達・友達つながりも、ツイッターです。Iphoneには、好きな曲画ダウンロードされています。自分への応援歌普段耳にして、「自分ではないか?☆!」と自問自答します。

 さて、映画から幸雄という人間について考えてみます。
 だめ人間のようなキャラクターですが、非常に人間くささのある人柄です。相手(女性)の心のうちを深読みしすぎて、墓穴を掘るのがオチです。結局はやさしい男なのです。女性の気持ちを、あれこれ想像しているうちに、「ハイ、時間切れ☆チャンチャン」となってしまうのです。
 逆に、主人公と逆の立場の世の男性は、いわゆる肉食系です。ぐいぐい女ま性の心うちを考える間もなく女性をひっぱる、ひっぱる。だからこそ、不細工男であってモテるのです。

 主人公はこれといって、特技もありません。流行の曲を聴いて、好きなマンガ・雑誌に囲まれ自宅。自分が好きで、自分の好きなものに囲まれていることも好きなのです。しかし、夢・目標(女性への)ねらいは高いのです。だからこそえ、ことごとく夢は破れていくのです。

 逆のことを考えれば、こんな男性がモテルのでしょう。
 ・高望みしない。
 ・自分自身をもつ。ポリシー?
 ・(適度に)収入もある。
 ・決断力がある。
 
 酔った勢いで、ざっと記した映画鑑賞記録です。マンガ、ドラマとも違う楽しさで、楽しめた映画でした。 




 
by hakusuke | 2011-09-25 06:29 | 100本映画 | Comments(0)
a0074653_8454362.jpg 『おじいさんと草原の小学校』84歳の文字を読むことができず、耳もろくに聞けず、杖をついた老人が小学校の門をたたく。80歳近くも年下の子供たちに混じって、ABCから読み書きを習っていく。「黒板の文字が後ろでは見えない」と、座席は前から2列目だ。

 舞台は、アフリカのケニア。ケニアは、イギリスの長年にわたる統治から、1957年に独立し、2003年からすべての国民を対象に無償教育をスタートさせる。ラジオ放送で「全ての国民を対象に」といったことから、84歳のおじいさん(マルゲ)は、最寄の学校に入学を希望する。しかし、「じいさん」「老人」「鉛筆が2本ない」「征服がない」等、門前払い。

 女性であり校長のジェーンは、熱心に学校の門をたたいてくるマルゲの入学許可を認める。マルゲは本当に熱心に学習を続ける。A,B,C・・・と子どもたちとともに一緒に英単語や数字を書くことを覚えていく。しかし、周囲の大人たち、そして校内の職員のなかにもマルゲのことを快く思っていない者もいる。そんなこともあって、テレビで報道され、新聞では「年寄りが学校に!」と大きく取り上げられ、子どもたちの親、地域の教育委員会?は校長ジェーンに非難轟々。

 授業中、そして学習できることに喜びを見せるマルゲだが、時折辛い過去がよみがえる。マルゲは貧しい村の出身であり教育を受けたことがなかった。そして祖国ケニアが独立するために戦いに参加し、イギリス軍によって捕まってしまう。妻子は、目の前で殺され、自身も拷問を受ける。拷問を受けたことから、耳が聞こえなかったり、先端に憎悪というか鉛筆を尖らせることに恐怖を覚え、教室から飛び出してしまうこともあった。足が不自由なことも拷問によって、つぶされてしまったからだ。

 マルゲが小学校で学習することに、不満を持つ親たちはジェーンに不信感を抱き始める。マルゲも、大人向けの学校(大学?)に出向くのだが、若者たちの遊び場となっていて学習するといった環境ではなかった。小学校に戻ってくるのだが、老人が小学校にいることを報道され、保護者からの不満も高まり、ジェーンは左遷させられてしまう。子どもたちは泣く泣く、ジェーンを見送る。そして新しい先生が小学校にやってくるのだが、子どもたちがある行動をとって先生は学校の門をくぐらずじまい。

 マルゲは「私にとって自由は、学校に行き学ぶこと。私はもっと学びたい」という言葉を残し、獣医になる夢が成就しないまま、2009年に世を去る。ギネスブックに認定されている、最高年齢の小学生だそう。

 学ぶという意欲。マルゲから多くのことを学ぶことは多いはずだ。

 
 

 
by hakusuke | 2011-09-11 08:41 | 100本映画 | Comments(0)

チェルノブイリ・ハート

 『チェルノブイリ・ハート』 ドキュメンタリーの映画である。上映時間は1時間。

 チェルノブイリの原発事故。事故が発生した当初、私は小学生だった。校内に貼られていた小学生新聞だったか記憶は定かではないけれど、「なんだ?この事故?」と感じた。その後、アニメーションで有名な『風が吹くとき』を観て、「原発って何だ?」と幼心で感じた。

 そして今、日本で大問題になっている原発事故。帰宅したら、某大臣が辞表を提出していたことを知った。

 ネタばれ・・・
 チェルノブイリの原発事故から25年。明らかに奇形児の子どもが増えているという。この実態を、ホームビデオだろう。取材した内容を映画化した内容だ。
 前半、奇形児だったり、障がいをもって生まれてきたため、手放された子どもたちが映し出される。水痘症の子どもだったり、骨が曲がった子どもだったり、甲状腺異常だったり・・・。同時に、非難区域で生活をし続けている大人たちのインタビューも映し出される。
 チェルノブイリ・ハートとは、チェルノブイリの原発を期に生まれ、心臓にならんからの障がいをもった子どもたちのこととして取り上げられている。手術によって、命は取り留められられるのだが、莫大な費用がかかるし、手術を待っている間にも子どもたちが亡くなっているとのこと。また、劇中で奇形児を持つ親が、給付金(補償金)が打ち切られたと答えていたが、日本でも同様な事が起こりで怖い。

 後半、「ホワイトホース」といったさらに短編映画。その名のとおり白い馬のことを意味場面であることが、理解できる。

 娯楽性ははっきり言ってない。逆に後々のことを考えると、はっきり言って怖い。どうなるのだろうと考えさせられる映画だ。

 3.11から、6ヶ月。早くもなく、遅くもなく。前に向かっているけれど、原発という見えなくて恐ろしい被害。今後どうなるのだろう。
by hakusuke | 2011-09-10 22:40 | 100本映画 | Comments(0)