「教育問題」「美術教科指導」等駄文であれこれ感じたことを綴ってます。


by hakusuke
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カテゴリ:2009前自分の授業から( 135 )

 わが学級に引き続き、2組の授業実践をしました。やはり、上田薫の作品に関心を持った生徒は多くいました。しかし、隣の教室で、3年生たちは実力テストを受けていたことから、「静かに鑑賞しましょう。」と伝えていたので、作品を見て驚きこそしたものの、反応がいまいち・・・。まぁ、いい。

 上田薫の作品は、「美味しそうだなー。」「食べたいなー。」「スプーンと光った感じがいいな。」と、率直な感想を発表していた生徒もいます。記述テストとして評価する際は、適当な答えとはいえません。しかし、作品を鑑賞する時に、「美味しそう。」「食べたい。」といった感じ方で、見ることができたならば楽しいと思います。
下手に作品のうんちく知り、読み取ろうとしなくとも、鑑賞を楽しむことは大切だと思います。

 中学生という発達面からかでしょうか?このあたりは自分の勉強不足です。透明感を表すことに、興味・関心を示す生徒もいるということに、私自身考えさせられました。1組(我が学級)の生徒たちの中にも、透明感を気にしていた生徒もいました。
 この鑑賞指導後、静物画に取り組ませます。生徒の感想を読んでいたら、「透明感を表したシャルダンはすごいと思う。透明を絵に描いてみたい。」「透明感を描くにはどうしたら描けるの??」と、清掃指導中質問をしてきた生徒もいました。透明感を表すならば、しっかり見えたものをしっかり描くことで、透明感を表現することができます。これは、実践するしかわからないと思います。透明なものは、昔かなり描きました。透明なものを描くことに関して、授業中実演して理解させようと思います。また、さびに注目していた生徒もいます。これも、よく作品を鑑賞していたので◎です。

 ゴッホの洋ナシのある静物を見て、「洋ナシの形や表現の仕方が良いと思った。この絵が静かそうな場所を表していると思えた。」と感じた生徒もいます。表現の仕方を味わえる気持ちも大事に育てたいです。

 昨年は、この内容を別な作品で取り扱いました。ここのページは作品の多様な描き方に気付かせることができる、良いページだと思います。今年度の反省を、次年度につなげていきます。 
 
by hakusuke | 2009-12-02 21:06 | 2009前自分の授業から | Comments(0)

見ることと描くこと

 『きり絵』題材も一区切りをつけました。久々に、作品の鑑賞です。教科書(日本文教社出版)P36~P37の「見ることと描くこと」で作品を味わいました。

 5点の作品。教科書にも記されていますが、作品それぞれの表し方は作者によって大きく異なっています。導入時に、「このページの作品は全て絵なんだよ!」と話題にしたところ、「え?!」と驚いていました。

 生徒たちの多くは、上田薫の作品「アイスクリームB」に非常に関心を示していました。「信じらんない!」「写真でしょう?」ちょっと作品にくぎ付け。すかさず、上田薫といったら・・・『なま卵』作品を紹介しました。
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これまた、「えぇ??!」「見たい!!みたい!!」「見せて!」と盛り上がる。
 
 <上田薫の作品に対して感想(一部)>
●とてもリアルな絵で、写真みたいで美味しそうだった。今にも溶けそう。
●本物みたいなので、食べたくなります。どんなふうに描いたのか知りたいです。
●アイスが溶けて行くところがとてもリアルで、空気の部分もおいしそう。


 余談ですが、生徒たちに質問された、上田薫の作品最後に記されている『●●●B』って、何を意味する『B』なのでしょう?この休日、『B』について私も調べます。ご存知の方教えてください。私の課題です。

 比較鑑賞をする前に、率直な感想を指名して聞きました。

野田弘志の作風を気に入った生徒は、「白いもの化石や貝殻がきれいだ。」と発表していました。「影がふんわり?(ぼやー)としていてきれい。」と発表した生徒もいました。

 a0074653_22364860.jpg小泉淳作の作品は、

●ごつごつした雰囲気がかっこいい。
●根の細さが印象に残った。」

と発表していた生徒もいます。いいですねーこの見方。

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 また、プリントにも記述させていたので、授業後に読み、「なるほど・・・」と感じたシャルダンの作品を見た感想です。
●水に
透明感があり、とても柔らかで静かな感じで描いていいなと思った。ニンニクがよい!
●赤のポットがかわいくて、コップに入っている水が何かよくわからないけれどすごい!花持たれていていい!


 その後、色彩の比較鑑賞、ディテールの比較鑑賞もさせ、生徒たちなりの面白い見方を知ることができて楽しい授業でした。同時に作品を見ること、感じることは大切だなぁと授業をさらに向上させようと考えさせられました。一瞬だけど、授業の空気感っていうのだろうか?作品をじっくりみる、見て感じる間があり、作品を紹介することができて良かったです。

 
 次は2組で・・・。

 この題材は、今後表現(絵画)へと発展させます。


この本の90が勉強になった!
 
by hakusuke | 2009-11-27 22:39 | 2009前自分の授業から | Comments(8)

タンギー爺さん

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 定期テスト問題を作成しているので、改めて美術資料集を見なおしています。同時にジャポニズムというか印象派と浮世絵の関係について整理。整理。整理。
 
 改めて浮世絵を見ると、本当に奥が深い作品です。そして、『タンギー爺さんの肖像』から、生徒たちも当時の時代があれこれ、考え、学ぶことができる作品。

 浮世絵は、中学生に必ず鑑賞させたい。プレゼン資料がまだまだ・・・(T_T) 風邪もなかなか治らんこと1週間。うーん。





 
 ↓生徒の感想(一部)

More
by hakusuke | 2009-11-21 19:59 | 2009前自分の授業から | Comments(0)

寄せ木アート その1

 2年生で寄せ木細工に取り組んでいます。5年?6年ぶりの実践なので、見本すら残っていません。辛うじて、近隣の中学校で実践されている中学校があり、作品の写真を撮影させていただいた。

 寄せ木細工のチップを、並べて規則的模様の美しさ、板のうに並べたときの美しさを探らせている。市松文様だったり、空間をつくっていたり、黙々とチップを並べる姿は真剣だ。

 寄せ木のキットを見せたときは、「???」と思った生徒も多かった。箱に詰められビニールで軽く覆われている。ビニールで梱包されているものをあけることに抵抗を示す生徒もいた。

 今は構想1時間目。箱にするもの、模様の面白さにあれこれ手を動かす者。アイデアスケッチを方眼紙に描かせながら、形を探る生徒たちの表情が真剣で面白い。

 練習試合で寒さにやられたのか?風邪を引いたような気がする(T_T)
by hakusuke | 2009-11-14 22:15 | 2009前自分の授業から | Comments(0)
a0074653_2221889.jpg あと少しで、1年生の切り絵作品が続々提出される。他の課題も提出期限を設けては!るものの、特に『切り絵』題材だけは、粘りに粘って本人が納得いくまで取り組ませたい。

 本日、我が学級の締め切り日だった。朝の会の話題は、「昨日頑張ったよー。」「なんか指が痛くなったけれどできたー。」と言った話題もちらりほらり。半数の生徒たちが「完成した!」と提出してきた。「あと少しだけ待っていて欲しい!」と、自己申告してきた生徒もいる。これはこれで認めてあげたい。でも、限られた時間で、時間を惜しんで一生懸命仕上げ提出してくれた作品は、きちんと認めてあげたい。

 作品のチェックをすると、あと少し切り込みを入れると、さらに格好良い絵にもなる作品も複数あった。「ちょっとだけやってごらん。」で、裏面に鉛筆で切り込みすべき部分に線を描いて、ちょっとだけ頑張らせてみ

 糊付け一つで、成功も失敗もする『切り絵』作品。糊付けの時は、生徒も緊張するけれど、私もかなり緊張する瞬間だ。今年は細かく、切り込みを入れている作品も多数ある。また、ちょっと猫を描き加えたり、人物や車など入れるなど遊び心もあって作品を見ていて面白い。

切り絵の作品は地域に生かされる 
by hakusuke | 2009-11-13 21:42 | 2009前自分の授業から | Comments(2)

切り絵制作 3時間目

 午後、1年生美術の授業が続いた。「昼休み美術室あけていたら作品作りする?」と聞いたところ、学級の半数の生徒たちが「やります!」手を挙げました。鐘が鳴り、美術室に行ったところ黙々と制作していました。

 今年は備品として、デザインナイフを購入していただいたので、今まで以上に細かな部分に自由度がきいているような気がします。生徒たちは、自分の切り取り部分に応じて、事務用カッターとやデザインカッターを使い分けをさせています。また、デザインカッターの刃も45度、30度と使い分けすることをすすめました。

a0074653_21183767.jpg 本日、切り取り3時間目。切り取り3時間目ぐらいだと、細かな部分を切り取りした際に「裂けてしまった!」「とれちゃった!!(どうしよう)」といったこともしばしば耳にします。最後に台紙に貼り合わせるのことができるので、とれてもいいのだけど、やはり不安になのだろう。応急処置として、マスキングテープで仮止めをして置いて最後の時間に貼り合わました。

 
 よくわからないけれど、今日の授業は楽しかった。生徒たちが自然と白い用紙下に引いて、「あぁ・・。もう少し切り進めるといいかも。」「図案を描いたけれど、切ると変だからやめよう。」「もう少し線を太くするとかっこいいかな?」「白い部分多いから何か足して(描きくわえ)みよう。」といった会話がちらりほらり。

 今までの作品は、建物だけを下絵にしていたことの方が多かった。今年は人物(シルエットのみ)を入れ、動物、車を書き加えたりした作品もあります。建物だけ表す以外に、ちょっとでも人物を入れると、絵に動きが見られ面白い絵になることがわかりました。

 
 カッターを使用させていて考えてしまうことがあります。多くの生徒が、カッターの刃を折る方法を知りません。プラモデルや工作をつくる経験のある生徒は、知っているんだけど・・・。安全面から、現在は私が折っているけれど、状況に応じて刃を折る方法を教えていきたいと思います。 

 
by hakusuke | 2009-10-30 20:14 | 2009前自分の授業から | Comments(4)

下絵を描きながら考える

 1年生のきり絵作品づくり。過去2回指導して、自分なりに反省点を整理しました。

1 下絵の甘さ。
2 制作時間の不足。
(おそらく制作を進めさせていくと、反省すべきことを思い出すでしょう)

 下絵を完成した段階で、30%ほど制作を終えたといえます。それ故、下絵の段階で粘り強く指導して、きり絵の画面をしっかり完成させておくことが大切だとわかりました。これに気付いたのは、昨年の構内審査会の時だから、後の祭り。
 そこで、今年のきり絵制作の改善として、スケッチを丁寧に取り組ませました。遠近感を描かせたり、木の観察だったり・・・。夏休み前に1度描き、修正すべきポイントを指導して、夏休み後に再度スケッチを提出させました。このスケッチに加筆修正をして、下絵を完成させています。宿題にしたスケッチ(下絵)は、一生懸命描いてきて提出したので感心ました。

 スケッチ(以下、下絵)に、鉛筆で線の太さを加筆して修正しながら、「どっちのほうがいい?」と、個々の生徒に考えさせました。「自分で書いた図案の方がいい!」「線が太いほうがかっこいいかも・・・。」と、下絵を見ながら考えます。この考える時間が大切なのだと思います。白と黒のみの色合いなので、線の太さでだいぶ絵の雰囲気をかえることになります。5mmの線と7mm程の線であれば、7mm幅の黒の占める割合は多くなり
、絵が黒でしっかりとひき締める図案になります。

 下絵をOKを出した生徒は、白と黒に塗り分けを進めさせました。この白、黒に塗り分けをする段階で、筆ペンやマジックを使って塗りつぶしていきます。この塗りつぶしの段階で、筆ペンで塗りつぶした線、マジックで塗りつぶした線によっても、絵の雰囲気も違います。すっきりさせたデザインであれば、マジックと定規を使い描くよい。レンガづくりの建物や石塀など描くときに使用させた。板塀や、草むらなど描くのであれば、筆圧による違いで描ける筆ペンの方が効果的だとわかりました。筆ペンでスケッチする感覚と似ています。

 一通り、塗りつぶしまで進みました。数名切り取りに入っています。この時点で今年の反省点。
 塗りつぶす道具は、筆ペン、太さの違うサインペンを複数教材に用意するとよい。液体仕様のホワイトコレクターがあると、線を太く塗りつぶしたときに修正ができてよい。

 つづく・・・

3年目のリベンジ

 
by hakusuke | 2009-10-24 20:53 | 2009前自分の授業から | Comments(2)
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 仮面づくりは、ここ数年2年生で授業実践しています。今年は2年選択美術で行い、文化祭で展示しました。

 あまりキットを使用して取り組みたくありませんが、授業時数の兼ね合いからお面の型のみ購入しました。4つの型から、自分の制作イメージに近い形を選ばせ、モデリングしたり、ビーズをつけたり、パールカラーで着彩したり・・・。取り組んだ生徒たちに感想を聞くと、面白かったようです。

 この課題で指導を終えて感じたこと。
 私はあまりにニスのギラギラ下感じがあまり好きではありません。リキテックスのマットバーニッシュも用意してみた。しかし、生徒たちはギラギラ?テカりの方を好むようで、マットバーニッシュは好まれませんでした。マットバーニッシュを塗った生徒もいたのですが、艶がないことで、「どことなくニス塗っていないような手抜きをしたように見えてしまう。」と話をしていました。この手の作品は、ニスで仕上げたの方がよかったのかも・・・。

お面を作ろう
お面づくりつくりはじめ・・・
by hakusuke | 2009-10-19 20:40 | 2009前自分の授業から | Comments(5)

地域のプレゼン

10月17日(土)に行われる文化祭で、我が1学年は地域の伝統や文化について紹介します。勤務地域は、観光地でもあり、歴史的、文化的にも見所の多く明治時代に建設された建物も複数残っています。
 ①プレゼンテーションづくり
 ②お囃子、御神輿づくり
 ③ソーラン節とダンス。(アイヌとソーランとが関係あるらしいがよくわかりません。)

 学年スタッフは3名。その中で私は①のプレゼン指導担当です。

 元々歴史は好きなので、3年前からこつこつと文化施設は見学したり地域の歴史について学んでいました。私はプレゼン指導担当なので、プレゼンに関係する内容について町史を読んだところ、面白くそして、楽しくなってしまった。5冊の町史を生徒たちに探させることも時間的に厳しいので、プレゼンに関連されるページや資料に一通り付箋をつけました。

  
 10時間の授業内でプレゼンを作成するという、少々時間に追い立てられる計画の元、やる気のある生徒たち14名と共にわっほわっほと書籍やネットから画像選びや検索をさせて調べさせました。「プレゼンやりたい!」で集まった生徒たちなので、興味深い資料も集めてきてくれました。
 先日は、台風18号に伴い生徒たちは午前授業で下校でした。生徒たちが調べていた資料にも、書きかけ途中のパワポを見つつ「終わらないー!!」と感じたのは担当の私だけではなかろう。職員一同感じたことだ。まぁ、終わらない背景には歴史に関心のある生徒と共に脱線してしまう私の指導も悪いのでしょう。

 昨日、大方のプレゼンができあがった。パワポの操作を知っている生徒は1名のみで、操作を教えたら「おもしろーい。」で、ちょこちょこアニメーションもはいり、生徒らしいプレゼンです。同時に、生徒がひたすら検索したり、祖父・祖母たちから聞いてきた内容、地域の方から教えていただいた内容をまとめると、「こんな裏話があるんだ。」と、こちらも学ぶきっかけにつながった。

 これぞ、『総合的な学習の時間』の醍醐味。

 連休中、生徒たちの原稿に修正を加え、後日操作と読み方等指導していきたいです。
by hakusuke | 2009-10-10 08:23 | 2009前自分の授業から | Comments(0)

15歳の自画像の感想

 授業カットや代休日に伴い、だいぶ片方のクラスの授業は遅れをとっていました。かろうじて本日、『15歳の自画像』を描く活動時間は終了です。自習は、4色のラシャ紙の中から、自分の絵にあう色を選択させ文化祭に向けて展示できるように準備させる予定です。

 制作を終えて、毎度描かせている振り返り。字数にすると、200字~300字ぐらい書くことになります。この振り返りから指導者の私は、鑑賞の評価として活用したり、生徒が難しいと感じたことを同じ題材で行う自分の指導に生かすきっかけにもなるので、有効な資料といえます。

 今回の感想の多くに書かれていたことは、
1.計画の立案について
 ○自分で計画を立てて進められたのでよかった。
 ○計画は立ててみたものの、見お通しが甘く計画通りに進まなかった。
 ○予定より順調に進められた生徒は、色塗りに時間をかけられてよかった。
 ○途中までは順調に進んでいたけれど、部分にかけ過ぎて、自分の特徴はどういうところだろうと悩んだらわ  からなくなって,考えてしまって遅れてしまった。
                                                    

2.明暗の付け方についてい
 ○練り消しゴムをつかいわけて、微妙な色合いをつくることができた。
 ○指でこすっていたら、かなりでが痛くなかった。
 ○しわの部分を描くのが、難しかった。
 ○パステルを使って、明暗をはっきりだせた。
 ○鉛筆の使い分けができた。


3.顔の部分的な描き方について
 ○目に関しては、思うように描けた・描けなかったと賛否両論。
 ○目・鼻・口を描くときにどうやったら自分らしく見えるだろうと悩んだ。
 ○じっくりと鏡を見れば見るほど、自分って何だろうと思った。


 今日終えた学級は、自習じっくりと落ち着かせてふり返りを行います。現在、美術室後ろに作品を並べている状態です。我が学級の美術室清掃担当は、「あ!先輩のだ!!」でちらちら見ている。コラコラ・・・。また、選択美術3年の生徒たちは、友達の作品をじっくりと見て「なんか味がある。」「目元が○○っぽい。」と批評し、うれしくなります。
 
 『自画像』うまく描けることも大切なのでしょうが、中学校の美術といった授業で自分と向き合い、自分って何だろう?と思考錯誤しながら描ける時間を大事にしたいものです。
by hakusuke | 2009-09-28 20:12 | 2009前自分の授業から | Comments(0)