つくること みること かんがえること:2016自分の授業
2017-02-11T18:33:06+09:00
hakusuke
「教育問題」「美術教科指導」等駄文であれこれ感じたことを綴ってます。
Excite Blog
思考錯誤すること
http://hakusuke.exblog.jp/23606955/
2017-02-06T21:29:44+09:00
2017-02-06T21:29:45+09:00
2017-02-06T21:29:45+09:00
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2016自分の授業
輪切りリンゴから構成
色を試す。構成を試す。押印する向きを試す。
この試すといった行為を大事にしたい。限られた授業時間の中で、どれだけ思考錯誤させることができるだろうか。試すことが多過ぎても、遊びになってしまう。適度な制約を設けながら、課題を達成できる楽しさを追求していきたいな。]]>
連続文様と箸作りに向けて
http://hakusuke.exblog.jp/23603832/
2017-02-05T17:19:00+09:00
2017-02-11T18:33:06+09:00
2017-02-05T17:19:36+09:00
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2016自分の授業
連続文様の授業では、自然物を単純化させること、単純化に表すといったことが難しいようでした。しかし、バナナやら貝、キウィ、シクラメンの花びらなど、生徒たちの身近なもののスケッチにはじまり、線を太くしたり、直線ではっきり輪郭線を描いたりしながら、ゴム印に表すことができました。
昨年までは、18色の色を自由に選ばせて押印に取り組ませていましたが、あえて2色で押印すると制約を設けました。色数を制約して、構成を考えさせるために、ノートに整理した内容を振り返る生徒たち。ただ押印だったら、中学生に学習としては物足りないです。ただただ自由に押印したわけではないので、「補色対比でまとめてみた!」「類似トーンだ」「●君の作品は、アクセントカラーもあっていいね」といった会話もちらほら。
さて、1年生は連続文様の授業が終わったら、最後の題材箸作りです。たまたま、書店で見つけた農文協出版から発売されていた箸の絵本は、作ることもさることながら、箸の文化についても触れていて、面白いです。毎年のことながら、「小刀使ったことがある人!手を挙げて〜」で、使用経験者数を確認する。予想通り、非常に少ないので、まず刃先がどこなのかから教えたいと思います。冗談抜きで、刃先を握ろうとする生徒もいるでしょう。痛いぃぃ。。。]]>
浮世絵の鑑賞
http://hakusuke.exblog.jp/23571630/
2017-01-24T00:37:00+09:00
2017-01-24T21:29:43+09:00
2017-01-24T00:37:38+09:00
hakusuke
2016自分の授業
授業開始前にドビュッシーの曲をかけてチャイムと共に号令。休み時間早々に美術室にいた生徒たちは聞いてもいた。いまいちだったかなぁ。生徒の中には、「何の曲だろう?」と感じた生徒もいたけれど、ドビュッシーの海長い。何処で区切れば良いものだろう?
さて、今回は教科書に沿って、鑑賞を進めていきました。ジェームズ・ティソの『日本の工芸品を眺める娘たち』に触れながら、どんなことをしている?何を見ている?で質問。あまり適切な質問とは言えないです。じれったいけれど、ジィいいっと生徒たちが、教科書を見ている間黙っていました。うずうずしていました。
歌川広重の『亀戸梅屋舗』とゴッホの『日本趣味」を比較鑑賞を行いました。また、北斎の『魚籃観世音』図とエミル枯れの『鯉文花器』の比較鑑賞も行いました。美術資料集を使用した補足資料があったことで、生徒たちは日本の作品が海外に影響を与えたことに納得していました。ただし、浮世絵の説明が浅かったこともあり、『亀戸梅屋舗』はさらっとしている、平面っぽいなぁ・・・、ゴッホの作品は、ベタっとしているような感じがすると発表した生徒もいました。版画といったことをもっと伝えたうえで学習を展開する必要がありました。少しフォローして、納得。
『富嶽三十六景』の『神奈川浪沖裏』見たことある―にはじまり、一つ前の題材が漫画だったことから、「波デフォルメしている?」「山が奥にあって奥行きが感じる」「この奥行きって遠近法だっけ?」とあれこれ。和紙の手触りも楽しんでいたと思います。
葛飾北斎については、私が説明するより映像で見せた方が分かりやすいと思い、歴史ヒストリアの動画を取り上げた。葛飾北斎の超人説や引越し魔、ペンネームがたくさんあり、ペンネームごとに作風が変わる等、社会情勢の解説もあり、結構興味深く感じ取っていました。また、社会の授業でざっくりと江戸の文科について触れていたこともあり、「あぁ」と納得している生徒もいた。ゲストの会話は飛ばして、大体23分程度。我が校の生徒たちは20分ぐらいの映像がちょうどよい。40分も視聴していると飽きてしまうので、授業の半分ぐらいを映像で紹介できてよかったと思いました。小布施の紹介や、北斎通りについても触れていて、出向いてみたいと自己評価カードに記している生徒もいました。
富嶽三十六景も、46枚の絵を見せても飽きそうだったので、動画で3分程度にまとめられた富嶽三十六景の動画を視聴しました。構図の面白さに興味を示した生徒もちらりほらり。国立博物館で購入していた、富嶽三十六景ポストカードを活用しながら、鑑賞をしようかと思いましたが、動画でよかったです。
あくまで、授業記録です。課題は多々あります。授業実践されている方は、忌憚ないご意見を頂きたいです。
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市の作品展
http://hakusuke.exblog.jp/23376927/
2016-11-19T21:40:00+09:00
2016-11-19T22:50:58+09:00
2016-11-19T21:22:52+09:00
hakusuke
2016自分の授業
市の造形作品展は当然のことながら県造形作品展に比べ小規模ですが、地域の実態を知ることができます。市内の小学生たちが、どのような画材や道具を使用しているのか?各学年の題材や表現力、構成の視点など中学校で教える立場として参考になります。県の作品展だと規模が大きすぎて、私は小学校の作品を全てじっくり見ると疲れてしまう。見ないわけでもありませんが、見落としてしまう小学生の作品もあります。あとは、同じ市内の中学生たちがどのような題材に取り組んでいるのか、情報交換の場にもなります。
私は作りこませてまで出展する気はおきないので、全て授業中に仕上がった作品から出展ばかりです。しかし、台紙に貼ったり、色画用紙に丁重に作品を貼るだけでも、どことなく格が違う作品にも見えます。そのようなこともあって、生徒に「出展してもいい?」と尋ねると、結構「やった!」「出してくれるんですか?」といった反応が返ってくる。
毎年のことながら、保護者にも市の造形作品展出展案内の通知文を作成して配布しました。多くの方に目に触れていただき、児童・生徒の思いを感じ取って貰いたいです。
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仏像の鑑賞
http://hakusuke.exblog.jp/23358946/
2016-11-12T15:17:00+09:00
2016-11-12T22:43:13+09:00
2016-11-12T15:16:51+09:00
hakusuke
2016自分の授業
全造大会の報告だけでなく、自分自身の授業について振り返る。最近、3年の仏像の鑑賞題材に取り組んだ。指導主事訪問時にご指導いただく授業でもあった。ここ数年仏像の鑑賞について、あれこれ取り組んでいた内容に修正を加え、ちょうど今の3年生は古い教科書を使用している生徒たち。個人的には、新しい教科書を活用したいことはやまやまでしたが、生徒たちが持っている教科書を活用する。
今までは、阿修羅像をじっくりと味わう、数点の仏像を比較鑑賞する、複数の仏像の中から、一作品選び鑑賞するなどであった。現行の教科書も使って授業を行っていたけれど、なんかしっくりこないことが多かった。今年は、指導主事訪問を行うにあたり、指導案提出時に「年間計画に位置付けているの?」と聞かれましたが、毎年位置づけている内容であり、生徒の実態によって、授業をちょいちょいアレンジをしてきた題材の一つ。
授業開始前に生徒の実態調査では、仏像への興味・関心は、興味はないが圧倒的であった。そりゃそうだろう。「仏像が好きだ!」といった中学生が多かったら、渋いと思う。好まないわけではないでしょうが、渋いです。まぁ、指折り程度、仏像に関心あります。と記していた。恐らくGANTZやキン肉マンの阿修羅マンを思い描いたのだろう。アンケート時には、生徒にも、「はぁ?仏像??」と問われる始末。
今年度の授業構成は、1時間目。仏像の経緯をざっくりと気付かせる。いきなり「今日は、仏像見ます!」もどうかと思う。歴史的背景やアジアとのつながりについて、世界遺産について映像資料やアジア圏の世界遺産を中心に写真の比較鑑賞を行う。あまり、仏像の歴史的うんちく語ると、社会の授業時間のようで、ますます興味・関心を示さなくなると思い、さらりと仏像の歴史についてスライドで紹介する。指導案にも簡単に記したし、指導要領にも学ばせる一例が示されている。
仏像の比較鑑賞と、テンポの良い歴史的背景をスライド紹介したことで、授業後の自己評価を読むに、生徒たちは、興味・関心を示していた。
1時間目の感想から。仏像って奥が深い、アジアと関連があるとは思っていたけれど、写真で比較をして気付いたとか。アジアの仏像は、岩や自然を切り開いて作ったものが多かったのかもしれない。など。授業者の立場で記すと、解説してしまった時間も長かったので、深められた授業ではなかったことは課題だった。生徒たちは、知識を得たと満足だったようだが、もう少し深めさせたかった。
2時間目。仏像カードで鑑賞する。以前12枚ぐらいだったカード。さらに増えた。私がラミネート加工している姿を見ている職員室。やはり、「仏像?渋いなぁ・・・」だって。
導入時、弥勒菩薩を拡大ポスターで見る。予想通り、やさしそう、薄ら笑いしている、あぐらをかいているとか、見たことで気付いた生徒たち。そこから、全部で19枚程度あったと思う。これらを4名一つのグループで見合う。仏像カードの中から、好む仏像を選び鑑賞する。カードになっていたことで、グループ内の友達同士でランク分けする女子。明王を見て「いかつい顔だ」「バサラって何?」「めちゃくちゃアクセサリーつけているんだけど」といった話題が、各グループで飛び交う。前時の感想に、「明王の頭が面白い。炎の表現すごいなぁ」とか、「菩薩や十一面観音が気になる」といったことも記されていて、すでに渋いなぁ・・・。
自分で授業を構想していて、よけいすぎるなと思ったことは、仏像の細かな道具を教え込むこと。
危うく、配布してあれこれ教えこもうといった危ない考えがよぎった。そんな、中学生が仏像の持っている道具の名称なぞわからなくても。だから、興味・関心を持った人は、補足プリントあげる程度にしていた。逆に有効だったと思う。数名の生徒たちが、「資料として残したいし、興味もったから、想作ノートに貼りたいからください」で、やってきました。数日後、図書室で調べた生徒もいた。すごいなぁ。ここでいったん終了。
3時間目。じっくり見比べたものを発表。そして、ランク分けをして記させてみる。結構生徒たちの気付きは良い視点であった。全員発表させなくとも、グループ内で、「座り方が似ている」「持ち物が多くて、人間くさい」「神って書いてある仏像は、動きが大きい」といった気付きも見られた。せっかくだし、「阿修羅みないの?」と言っていた生徒もいたので、教科書会社さんのコンパクトにまとまっているDVDを視聴し、数名の生徒の感想を聞く。授業はそこで、終わり。いくらでも発展できる授業内容であり、仏像の魅力気付かせるがねらいだったから。
生徒たちの感想と興味・関心度を参考までに調べたら83%となった。「仏像ってひとくくりではなく奥が深い」とか、「今度合格祈願で、○○不動尊に行くからみてみたい」といった意見もしるされていた。
我が校は、修学旅行等で関西に出向きません。しかし、東北にだって様々な仏像があります。生徒たちは、何かの機会にこの仏像の見方を通して、「ちょっと学んだことを確認してみよう!」となればいいなと思う。そして、まだまだ時代に沿った授業づくりはできていないけれど、さらに次年度改良を加えて、深まる授業を展開していきたい。
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和菓子題材
http://hakusuke.exblog.jp/23335052/
2016-11-02T20:11:00+09:00
2016-11-03T06:07:58+09:00
2016-11-02T20:11:40+09:00
hakusuke
2016自分の授業
夕方撮影したらから、写りが良くない(--)あとで差し替えます。
今日は、さっさと退勤してきたので、振り返りを兼ねて記します。
かなり久々に取り組んでみた和菓子題材。久々に取り組んだら、かなり課題が見つかりました。実践内容と、反省点がありすぎて発狂したくなる。生徒たちだって、こんな指導者に教えられたもんにゃ、発狂したくなるだろう。
1.アイデアスケッチ
和菓子の画像や写真を十分に見せたことは、イメージを広げることができていた。春夏秋冬の和菓子画像30枚ぐらいを、BGM付きのスライドでまったりと鑑賞し、「あぁーつくりたいー」「うまそう」といった反応もちらりほらり。意欲は十分◎あとは、自然の風景写真集を図書室から借りてきたり、夏休み課題で自然物の写真を集めさせてきたり、国語資料集を活用したりしました。和菓子の本も用意はしましたが、ちょっとぐらいしかみせませんでした。
スライドはオートリバースで流していました。BGMが、生徒たちに心地よかったのかもしれません。アイデアスケッチを描いてみては、じぃいいとテレビを見ている生徒がいたり、本を眺めたりしながらアイデアスケッチを描いていました。でも、学年の実態なのか?私の引き出す方法が弱かったのか、思っていた以上に、季節感を鮮明に思い描ける生徒は少なかったように感じました。旬について、話題にしてみましたが、やっぱりピンとこない生徒もいました。
七十二侯について、ちょっと紹介をしました。作品名や作品について少しアイデアを深めたいと思った生徒たちがプリントを見ていました。自由にお取りください状態がちょうどよかったようです。
アイデアスケッチに対して、第三者からの感想を記させたことはよかった。作者は「きれいだ!できた!うまくない?」と鼻高々です。自身があってよいのですが、教師から「こうすると良くならないかなぁ?」「こうじゃない?」と伝えると、教師好みの作品になりそうだと感じます。そんなこともあり、2回アイデアスケッチを描かせましたが、1回目のアイデアスケッチに友達にアドバイスをもらったうえで、アイデアスケッチを提出させました。2回目のアイデアスケッチは、友達の参考になるアドバイスを生かし、制作過程とアイデアスケッチを修正して提出するように伝えました。友達から見ると「色がおいしそうじゃないなぁ」とか「形をもう少しシャープにするとよいよ」といった、生徒同士批評が結構さえていた。アドバイスに関しては、伝え方が明快になるように、改善していきたいと感じました。アドバイスを受けるためには、具体的な自分の作りたい形や、色に対する思いを文章で記せるような、表現力も必要なことだと感じました。
2.教科書の見本
教科書の作品例は、シリコンが使われている作品も掲載されていました。生徒たちはシリコンで作られた作品が作れるものだと勘違いするせいとがちらりほらり。今回はシリコンを教材に入れていないことを伝えてはいたのですが、シリコンが分からない。だから、「四角い形にしたい!」「どうするとできるかな?」であれこれ考え込んでいた生徒もちらりほらり。形ではなく、どのような季節感を表現したい?と伝えてはいたものの、導入時の説明不足だったのかもしれない。季節感より作りたい思いが先行する生徒たちも数名。
シリコンも使わせてみたいけれど、生徒の実態上、今年度は×。粘土ポイポイしちゃう生徒もいる学年なので、使って見たかった生徒たちごめんなさい!
3.題材の時期
粘土の問題なのか?4月に注文した樹脂粘土を使おうとしたら、ちょっと固くなっていました。業者さんに、現状を伝え注文時期を検討しようと思います。また、合唱コンクールの練習次期に取り組んだこともあり、我が校は45分の短縮授業時間で、3週間の授業が続きました。制作時間に2時間を確保していましたが、45分×2時間は、生徒たちにとって、かなり忙しかったように感じました。運悪く、私の出張も続き、1週間間があった学級もありました。ごめんよ。
次年度は、自然物の資料を生徒たちにもっと十分に収集させて、季節を十分に感じ取らせた上で、取り組めるようにしたいです。
4.粘土の硬さと生徒の実態
粘土がちょっと硬い状態だったので、練りこみが難しかったようです。本物の和菓子同様、手のはらで、練りこみもしたのですが、ちょっと硬かった。
生徒にとっては、柔らかい粘土を想像していたのでしょう。「かたい!」といった声もちらりほらり。クレイガンを使わせようと思ったのですが、樹脂粘土は不向きです。そんなことあって、柔らかい粘土も用意して、注入できるようにしました。クレイガンを指に突っ込み、指から抜けなくなる生徒。事件発生☆←学年の実態が分かる・・・。
5.教材
用意して良かったもの。ジップロック式ビニール袋。サランラップ。綿棒。竹串。彫塑ベラ。金粉パウダー。くしゃみするなーーーって言ったのにぃいい。和菓子のケース
用意したら良かったと思ったというか、生徒に言われて後から追加したものは、ピンセットと、小さく切れるハサミ。小さく切れるハサミは、鼻毛キリようぐらいがあると良いと思う。
6.制作する大きさ
和菓子ケースは魅力です。生徒たちの反応は、ちいちゃ!でした。
7.さて、展示。
これから4クラスほどわさわさ作品が仕上がってきます。どうせなら、和菓子を見せる展示方法を練って、三者面談時期に保護者の方の目の保養になるように工夫していきたいと思います。理想は、蒔絵もどきです。どうなるかなぁ・・・。
メモメモ
メモメモメモ
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