「教育問題」「美術教科指導」等駄文であれこれ感じたことを綴ってます。


by hakusuke
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2009 ゴーギャン展

 東京近代美術館で,ゴーギャン展が行われている。あまりゴーギャンに興味はなかった。私は,混んでいるともみくちゃにあったり押され気味になり,しっかりとキャプションは見ない。しかし,予想していたより混んでいなかったこともあり,キャプションをまじまじ読むこともできた。日曜日だったのに人気ないのだろうか。ゴーギャン。冷静にキャプションを読むと,日本国内の美術館に所蔵されている作品も多いことを知った。

 ゴーギャンがタヒチに行く前に描いた『パレットを持つ自画像』。授業で取り扱っていたこともあり,ちょっとじっくりと鑑賞。シェンナの色合いと同時に,貧乏だったんだろうな。キャンバスの地肌が見えていた。じっくりと見ると色の対比が美しい。また,気高さを感じさせた。

 木版画も展示されていたのだけど,こちらはあまりじっくりと鑑賞をせず,気になった作品を中心に味わう。

 その後,今回の目玉作品である『我々は何処にいくのか』を鑑賞。作品の前に,巨大テレビが2つあり,描かれているモチーフが,それぞれ何を意味しているのか,繰り返し描かれた題材等紹介されている。解説用ビデオが放送されている。ゴーギャンに関して知識が乏しい方は,是非観てから作品を味わうとよい。非常に作品のことが理解できると感じた。

 それにしても,人生は旅。旅。旅。旅。中田英寿のようだ。
 
 小雨降る中,私は今後どうなるんだろうな?とまったり4階にて,お堀見つつ考えた。何にも答えは出なかったけれど,ゴーギャンの作品を鑑賞できてよかったとだけ心は満たされた!また,非常に図録の説明も分かりやすく,またミュージアムショップ会場にて,先行販売されていたゴーギャンのDVDもよい内容で,2学期に授業で見せようと感じました。生徒達にも味わってもらおうと,購入。ヘイリーのバックミュージックとともに,作品を鑑賞できます。

 無料シャトルバスが数分おきに東京駅と,美術館を往復している。東京駅付近を熟知している方ならば,無料シャトルバスを利用することをお薦めする。館内は作品保護のためひんやりとしている.これから出向く方は,冷房対策も行い鑑賞するとよいです。




by hakusuke | 2009-08-03 10:58 | 鑑賞-絵画 | Comments(0)

フェルメールからの手紙

 国立西洋美術館でルーブル美術館展にも足を運んできました。予想はしていたけれど,フェルメールの絵はとても小さい絵です。彼の絵は全体的に小さい作品ばかりです。フェルメールの『レースを編む女』だけ,他作品に比べるとガードも厳しく,私個人としてはこの絵の額縁やマットに描かれているもの方に関心を寄せてしまいました。いずれにせよ,光を捉えた画家であり,丁寧な描写力です。

 授業で美術鑑賞した際に,フェルメールの『真珠の耳飾り少女』に興味をもっていた生徒たちも多くおりました。男子生徒なぞ,「つき合ってみたい!」と言っていたし・・・。

 私はフェルメールに関しては,知識としては理解しているものの,生徒達に興味・関心を持たせる指導にまで,まだ教材研究を重ねているわけではありません。フェルメールに関する書籍は,おおかた読み,うんちく語った鑑賞会で終わりそうです。また,小難しい説明をしてしまいそうなので,教材としては使えないのです。しかし,先週教科書会社の方から,この『真珠の耳飾り少女』の大判印刷を送って頂いたので,後々鑑賞指導に活用は役立てていきたいです。
 高校生に教えていた頃,フェルメールについてちょっとだけエントリーしていました。映画館で観てから,DVDも購入しましたが,やはり暗い内容です。時代背景などかなり交渉されている内容ですが,この映画を中学生に見せたらフェルメール嫌いになってしまうでしょう。メイドと主人のいけない関係が・・・うーん。いやぁ。
 
 ミュージアムショップにて,「参考書籍ないかなぁ?」そこで見つけた書籍です。荷物整理しながら,DVDを鑑賞しました。30分程の内容であり,音楽もさることながら,要点をかなり押さえた作品を解説しています。値段もお手頃です。ちょっと値のはる鑑賞指導用DVDを購入するより使い勝手もよいかもしれません。
 書籍の内容も,左側にフェルメールの絵。右側に日本とオランダの関係などイラスト入りの年表もあり,分かりやすい内容です。

フェルメールからの手紙 ~海賊たちのいるデルフトの風景~ (DVD付)

真珠の耳飾りの少女 通常版 [DVD]

 ルーブル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画 の展覧会で,子ども向けの図録(黄金の世紀を生きる)を購入しました。私の学習指導をするうえで,課題である難しいことを分かりやすく説明するにはこちらの方が十分利用価値はありそうです。ルーブル美術館展については,別エントリーにて・・・。
by hakusuke | 2009-05-06 12:56 | 本-美術 | Comments(2)

阿修羅展に行ってきた!

 現実から逃避して上京していました!GW中ETCをフル活用か?!と思いましたが,新幹線フル活用!そして先日購入したポメラも大活躍でした!新幹線移動中にかなり文章書いていたので,エントリーしたいと思います。

 上京といっても大して行動していません。上野で行われている美術企画展観たかっただけですから・・・。

 「阿修羅展」
 出発前にmixiチクチクしていたら,私より一足先に、小野先生は上野に出向いていた事を知りました。。上野界隈の企画展混雑状況報告をmixiにコメントを記していただいていました。出発直前に、読んで参考にしました~。

 知人に「(阿修羅展のこと)テレビでやっていたよ!」と言われたけれど,ここ数日テレビ番組欄などみなかったので,このような番組をやっていたことすら知りませんでした。再放送録画しようっと!調べ物もあったので,常設展にも足を運び,ミュージアムショップで,学級,美術の授業で点検しましたのサインである国宝図案のスタンプなど数個購入してきました。これで,東京国立博物館と奈良国立博物館で販売されているスタンプは一通り揃ったはず!
 *只今室内暗いので,あとで写真を載せますm(_ _)m

a0074653_22551036.jpg 東洋館前にて,昼からビールなど頂き知人を待っていました。博物館内の新緑も美しく,風も心地よかったです。予想はしていたけれど,阿修羅展は60分待ちでした。久々に会った知人とおしゃべりしていたので、さほど長い待ち時間だなとは思いませんでした。日差しは強くはありませんでしたが、照り続けていたら、日射病がでてもおかしくない長蛇の列。博物館内で日よけ傘借用していましたが,今後出向く方は、暑さ対策,待ち時間対策を忘れずにして並ぶ事をお薦めいたします。

 私は、阿修羅会員だったため、阿修羅会員ピンバッチを引き替えてもらいました。あまり阿修羅に見えません。コクゾウムシにも見えます。まぁいい。校内で着用しているエプロンにでもつけようと思います。 順路に沿って作品を見ていきましたが、ごったがえす人混みだったことも含め、深く関心のないものについては多少省いて鑑賞していました。気になったのは、金泊でした。おそらく砂金や金の一部は、宮城県の涌谷町から献上したものもあるはずでしょう。そして、水晶。非常に磨かれていて、当時の職人たちの技術に頭が下がりました。八分衆、四天王の表情や当時の技術に感心し、同時に会場のライトアップからうつされていた影にも美しさを感じました。言葉の響きとして「伽瑠羅」ってきれいだなぁと思い,同時に手塚治虫の代表作漫画である「火の鳥」に似ていると思いました。

 阿修羅を鑑賞するまえに、参道のような薄暗い回廊のを歩きました。協賛会社にSONYもかかわっていたこともあり,美しい映像で回廊に阿修羅の美について,映像を提供していました。360度阿修羅を見渡すことはできました。奈良に行って阿修羅を観たことは数回あります。しかし正面だけだったので,前方向から見ることができたことはよかったことだと思いました。しかし,混んでいました。混みすぎていたことも含め,美しいとまでは思えなかった。私はやはり寺院の静寂であったり,あの独特な空間の中で仏像をあがめたいと感じましたた。阿修羅~阿修羅~がんばれ阿修羅~

 美術館・博物館に行く際のお楽しみの一つであるミュージアムショップ。阿修羅ファンクラブ会員である高見沢氏のプロデュースによる阿修羅の歌。うーん??友人と共に少々苦笑いでした。図録は購入しませんでしたが、写真印刷もきれいで,随分ポストカード買っちゃったのでした。

 余談ですが,阿修羅展にちなんだ阿修羅のフィギア。随分高額でオークションに販売されていますね。3000円以下だったら購入したいと思っていましたが,今は正気の価格の5倍で販売されています。考えものです。
 
by hakusuke | 2009-05-05 22:07 | リフレッシュ☆ | Comments(0)
 自習時に,秀学社のワークシートをダウンロードし,美術資料集を鑑賞するよう課題を出していきました。秀学社の美術資料集といっても現在のではなく,古いタイプの方です。

 資料には,運慶の『無著像』,岸田劉生の『麗子像』,『源頼朝像』『一級和尚像』などが掲載されています。

 鑑賞課題だったこともあり,お互いの感じたことを発表させました。ある生徒が一言。
先生,資料集の解説には,真一文字に結んだ口,真っ直ぐ見据える目などいきいきした表情じゃら意志の強う差が感じられますと記されているのですが・・・


 ある生徒が,「先生ー。私にはいきいきって書いているけれど,いきいきと言うよりしっかり見つめているとか,怖い雰囲気だと思うなぁ・・・」と。

 こんな見方ができて,嬉しくなりました。この発表してくれた生徒には,「いいね!その見方!(byエドはるみ風)無理に解説にこだわる必要ないだろうし,自分なりの見方ができるって素晴らしいことだよ」と伝えました。

 生徒たちの感想を聞いてみると,「源頼朝像は,自信に満ちあふれて描かれているから,きっと鎌倉時代偉かったんだろうなぁ・・・」と。
by hakusuke | 2008-05-16 00:01 | 2009前自分の授業から | Comments(0)

紅白梅図屏風~その2~

続きです。
 こちらのクラスは,はっきりいって騒がしい(=_=)。この辺の方言で書くならば,「やがましい!おだづな!!(うるさい,はりきりすぎるな!でしゃばるな!といった意味らしい)だまらっしゃい!!」を連呼してしまう。「美術はつくる以外に,鑑賞は楽しい!」と捉えている生徒たちが多々いる学級である。まぁ,私の性格上これらのやがましい兄さん・姉さんたちは大好きです。

 私が,紅白梅図屏風を教室に貼っているいなや,「先生何描かれているの?真ん中どぶ??←この辺がだまらっしゃいである」

 両クラスとも,対話型鑑賞で指導したわけですが,梅の花であったり,川の色に興味津々でした。また,ずいぶん急な川だなぁと感じた生徒,枝だっぷりがいい梅の木を,じっくりと味わっていた生徒たちもずいぶんいました。

 2時間の内容で,光琳の作品『燕子花図屏風』や『光琳小箱』の鑑賞,そして光琳の人生など,資料を用いながら,かなり簡略化して説明をする。この時ばっかりは,皆,興味深くずいぶん静かに聞いていました。男子生徒は,若き頃の光琳のような生活に少々憧れていたような・・・?私は若き頃の光琳のような殿方はお付き合いしたくないし,好きになれませんが・・・。うーん。

 雑談交じりに,1時間目の学習最後「この絵にはトリックがあるのだ!で,考えておいで!!」で終えました。美術に関わる方はご存じでしょう。生徒たちは何?で興味津々だったよう。グループごとに,教科書のコピーを切ったりずらしたり・・・。

「わかる??(私はニヤニヤ)」結局わからなかったようで,「教えて!」で見せたのがこれです。

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by hakusuke | 2008-04-26 19:32 | 2009前自分の授業から | Comments(0)
 尾形光琳の代表作でもある『紅白梅図屏風』

 昨年,2学年で春(新学期はじめ)に「この作品を鑑賞させよかったなぁ・・」と感じたので,同様に本年もこの時期に鑑賞させました。

 学級によって,感じ方・捉え方が違いました。学級全体の雰囲気も影響しているかもしれません。そして,私の学習過程もちょっと学級によってアレンジしてみました。授業は臨機応変に!

さて,Aクラスとしよう。2学級あるので,分けて紹介します

Aクラス。こちらは,川と背景が木になった生徒が多くいました。

◆川の色◆
○青や水色ではないのは,違和感がある生徒。
○上記の発言に対し,背景が金箔だから,茶色でも違和感がないと感じた生徒。
○更に,川に流水紋が描かれているため,落ちついた雰囲気を感じとった生徒。
○川がうねっていることや,幅がかわっていることで茶でも違和感がないと感じた生徒。

◆木◆
○なぜ,こんなにうねっているのだろう?
○赤い梅なんてあるの?
 *宮城では京都の北野天満宮で見られるような,真っ赤な梅は見かけることはありません。
○片方は,よく咲いているのに,片方はつぼみだね。
○つぼみだから,春でも寒いのかもしれない。

この鑑賞活動していたとき,とてつもなく天候が悪く外は真っ暗でした。蛍光灯をつけても暗い状況でした。
◆背景◆
○金箔でも,違和感ないよ。
蛍光灯の電気を消して鑑賞
○暗くても,華やかな感じがする。
私:「江戸時代,蛍光灯なぞない時代ですが・・・どう思いますか?」
○違和感がないね。仕切りにつかったら,豪華でいいと思う。


 こちらのクラスは,江戸時代の状況を思い描かせながら鑑賞させました。生徒たちは,屏風が江戸時代当時間仕切りに仕様することに,私の説明から気づいた生徒も多くいました。日本は,床があり,障子がありで木の文化です。今は,部屋にカーテンがある家庭も多く,屏風の機能性に気付いた生徒も多くいました。


春だなぁ・・・
by hakusuke | 2008-04-26 18:54 | 2009前自分の授業から | Comments(0)
 勤務校の美術の教科書は,日本文教出版社を採用しています。教科書の題材名に『スケッチの楽しみ』があり,1年生と共に今,スケッチについて学習をしています。教科書アップすれば,この文章のイメージがつかめるのでしょうけどぉ。スミマセン。現時点で諸事情ありアップできません。


 先週は,ガイダンス後2時間目とあり,教科書を中心にスケッチ作品を鑑賞しました生徒たちの感想を聞いてつかみはOK!と感じました。
○ふるぼけたGジャンが,色んな色が混ざっていてきれいだなぁ・・・ぼんやりしているなぁ。
○奥村土牛の『仔犬』にさわってみたいなぁ。なでてみたい。柔らかそうな感じがする。
○ジュール・バーキンの『家族Ⅰ』をみて,家族のほのぼのとした雰囲気がある。家族温かさ,優しさを感じる。
○愛用のシューズは,立体的で履けそうな気がする。
○沈丁花は,新鮮な感じがする。何となく優しい感じがする。

 本来ならば,全員の生徒に指名したいです。時間の関係も含め各学級5名ほどの生徒たちの発表でした。スケッチは毎年年度初めに指導計画に入れている内容です。例年だと,スケッチを学ぶことは美術以外にも活用する場があることや,スケッチの意義などうんちく話をしていました。今年はかなりスケッチに関する説明を簡略化し,生徒たちの気づき?作品を鑑賞する時間を多く確保してみました。素直な生徒たちだからでしょうか。スケッチに興味・関心をもたせることができ,描いてみたい,取り組んでみたいと感じた生徒が多くいました。

 星野富弘さんについて,知っている生徒は各学級1,2名程度でした。星野富弘さんが絵を描くに至った経緯を紹介したところ,「えぇ・・・?すごいねぇ」と,更にじっと鑑賞する生徒たちでした。
a0074653_854858.jpg 図書室に星野富弘さんの『かぎりなくやさしい花々』があったことを思い出したので,後日借りてきて紹介したいです。はじめに借りておけばよかったのか?それとも,興味ある生徒たちが図書室に足を運べるよう,しばし指導の一つとして耐えるべきか?うーん。
 また,1年生は国語の授業で詩をつくっていることを国語を指導している先生から伝えられました。国語科と足並み揃えると,詩に対する印象が深まるかもしれません。
by hakusuke | 2008-04-20 08:48 | 2009前自分の授業から | Comments(2)
 本日まで夏季休暇です。「公務員(教員)って休みとれていいよねー」と,半分妹から,愚痴メールが・・・。「そんなら教員採用試験受けてくれー」とでも返信しようか考えた姉なのでした。旅行で仕事逃避していたので,ぼちぼち教育モードに切り替えねば・・・。

 旅行を終えて自宅に帰省し,本日は宮城県美術館に企画展彫刻とは何か鑑賞に出向きました。仙台は小雨に22度と過ごしやすい気候でした。

 私は,彫刻が専門ではないので,概論・日本美術史としてしか把握していません。この展示内容は8つの展示構成になっていて,明治から昭和初期までの彫刻作品を展示していました。木彫,石彫,彫塑等時代を追いながら作品を鑑賞することができます。久しぶりに,高村光太郎や萩原守衛,船越保武等の作品を間近で,落ち着いて(宮城県美術館込んでいません)鑑賞することができ,日本彫刻のすばらしさに気づかされました。
 
 事前エントリーで予告していたとおり,展示内容が素晴らしい企画で,この企画を終えたら,東京からの巡回展で展示する『日展100』と関連させて鑑賞すると,日本の美術家たちが素晴らしい作品を創りあげてきたことに気づかされるでしょう。
 
a0074653_21484587.jpg この展覧会は,三重県立美術館と東京国立近代美術館に巡回するようです。また,図録兼書籍が販売されていました。この書籍購入して,興味のある時代は読みました。執筆内容がわかりやすく,一読後再度展覧会場で作品を鑑賞したいと思います。日本彫刻の近代
by hakusuke | 2007-08-17 20:50 | 宮城県・展示情報 | Comments(0)
企画展 柳宗悦と東北の民芸に足を運んできました。私は卒業論文民具調査だったこともあり、調査した資料の一部が展示されていて懐かしく鑑賞してきました。

 この企画展は、宮城県民芸協会設立40周年企画といった内容で、駒場にある日本民芸館所蔵のものも多く展示されていました。展示構成として、a0074653_0323530.jpg柳宗悦の記した、手仕事の日本に記されている東北の民芸を中心に、本から抜粋した資料を踏まえながら展示されていました。
 入って早々、この『手仕事の日本』原本が展示されていて、興味深く鑑賞してしまいました。

 10年前は、東北と沖縄だったかなぁ?東北の工芸と沖縄の工芸を比較鑑賞するような企画展もあったはずで、この時の展示も興味深い内容でした。

 最近、若者の間で『民芸』が静かなブームのようだ。最近、手仕事のよさが見直され、手仕事に興味・関心を抱く若者も増えているように感じます。書店に出向けば、雑誌ブルータスや、民芸に関連する書籍も店頭に並べられています。

 民芸に、最近興味・関心をもちはじめた方は、上記に取りあげている『手仕事の日本』は、読むべきでしょう。また、簡単に民芸について網羅したい方であれば、この新しい教科書 民芸書籍も簡潔明瞭で、まとまっている内容だと私は感じました。

 この企画展を終わったところに、東北の民芸品が販売されていたので、相馬焼き、大堀焼き、秋田樺や細工など興味ある方、足を運んでみるとよいでしょう。そして、宗悦の言葉を借りるならば、日常生活の中で使用しすることで、民芸の価値を見いだすのでしょう。私は、ちまちま購入しています。

 仙台市街からおいでの方、時間があるならば、東北福祉大学併設の、芹沢銈介記念館にも足を運んでみてはいかがでしょうか。仙台市が一望できる場所で、200円コーヒーは美味です。


a0074653_037550.jpg しばらくぶりに仙台市博物館にでむいたこともあり、売店の雰囲気が変わっていました。京都便利堂の商品を中心として、見ているのも楽しかったです。ついつい、暑中見舞い葉書かわりに、購入してしまいました。仙台市博物館に出向いたら、一度除く価値はありますし、美術の授業で使える、便利道の絵巻物シリーズ購入しようか迷ってしまった私でした。
 

生活に根ざしたデザイン
中南米の工芸←少しだけ芹沢作品がみられます。
 

 
by hakusuke | 2007-08-05 00:10 | 鑑賞-民具=趣味 | Comments(2)

白衣の自画像から

 美術のテスト3年の鑑賞問題に靉光の白衣の自画像』について出題した。以前靉光の目のある風景を鑑賞させた際、非常に興味・関心を持っていた生徒は3名。「宮城県美術館のパンフレットほしいのだけど・・・」まで言われました。


 靉光を理解してくれ!とは言わないけれど、彼の自画像に対して、中学校3年生の感想はこのような印象だったようです。各学級の感想を紹介します。

○この絵を見て暗い感じや薄い感じが伝わってくる。顔が小さいのに対し、肩幅が広い動画大きいななどバランス的な面で色々な工夫がされていて印象的なイメージがある。
 明るい色を使わずに静かになように感じる色が伝わってくる。表情は、悲しさや悩んでいるかのように戦争のことが伝わってくるような気がする。

○目を見ると、眼のしかめ方から戦争中の苦しみ、悲しみ、残酷さがわかります。頭に対しての体の比率からいって、靉光の背負ってきた者の大きさを伺えます。
 「白衣の自画像」というタイトルにしては白衣が黒ずんでいて、+よりも-の感じがします。私はこのような暗い印象の作品はあまり好きではありませんが、この作品から感じ取れることは多くありました。

○初めに受けた印象は「暗い」といったことでした。よくみると、眉間のあたりに少し皺がよっていて、何処か不安そうに見つめているように見えます。戦争という時代の背景から見ても、絶望や何かを訴えているように思えます。
 作者も戦争なんかやめて「本当に自分らしい絵」を描きたかったのだと思います。戦争のせいで、絵を描くことを制限され、どんなに悔しい思いをしたのかと思うと、少しかわいそうな気がします。
 描き方に関しては、何回も色を重ねてあって色に深みがあると思いました。「白衣」が真っ白ではなくて何色も重ねているところを見ると白衣は何処か柔らかい感じがするのに、顔が悲しそうで、力強く描かれているところがよいと思います。

○この作品が制作された時代は戦争が行われていて、その中で絵を制作するというのは私には考えられませんでした。この絵を見ると悲しい顔をしているというのが一目見てわかりました。
靉光の視線の先には、いったい何があるのだろうと疑問に思いました。体の部分と頭部の部分のバランスが悪いと思いました。

○何処か遠いところを見ているような目と、黒一色の暗い背景が何となく戦争の暗い時代を思い出させるような気がします。また、肌の漢字や服の漢字が平たくなく、立体感や少しゴツゴツした漢字があると思います。表情は少し起こっているようにも、悲しんでいるよううにも見え、そこから暗い時代背景だと言うことが伝わってきます。

○私はこの作品を初めて鑑賞したとき、この表情は自分のスタイルがわからなくなったくのうした靉光の表情なのだと思った。しかし、よくみてみると靉光は遠くを見ていて、自分のイメージを広げているようにも見えるし、強い信念や決意も伺えた。靉光は何か、おおきなけついをしたときにこの自画像を描いたのかもしれないと思った。

○第一印象は、ずっと先を見ている感じがしました。戦争時代だったので母国を見つめているのか、それとも家族、親友のことを考えているような気がしました。この絵は感想では言い表せないと思います。
絵の色は真っ白は一つもなく、薄く上から色がかぶせてあってタッチもかたいです。顔の名案も色では表しにくい表現をしているなぁと感じた。


★白衣の自画像は、文字をクリックするとエントリーにリンクします。
宮城県美術館で靉光展
by hakusuke | 2007-07-01 00:40 | 2009前自分の授業から | Comments(0)