「教育問題」「美術教科指導」等駄文であれこれ感じたことを綴ってます。


by hakusuke
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イラストレーションから

 中学生を相手に7月末締め切りのイラストレーション展作品出展に向けて,出展希望者たちが絵を描いていました。下絵は必ず提出させてきたので,一人ひとりアドバイスをして本番へ。皆,『冒険』というテーマから,想像力を働かせて描きました。23点応募し,「◎◎さんは,こういった絵を描くんだなぁ」「デッサン力を身につけるともっと良くなるなぁ」と思いながら作品のカラーコピーもしました。1,2年生であれば,次年度出展するため参考にしたり,学年行事のプログラムを描いたりできる生徒として職員に紹介したいです。

 今後私自身の指導内容として感じたことがあります。生徒たちが不足事項として人体のデッサン力です。自分が中学生だった頃を思い出しても,骨格なんぞ意識して描きもしていない。しかし,絵をみると骨格がくるうといびつというか,ぎこちなさはわかります。人体デッサンを学習していないことや,中学生でもあり骨格に関してくどくど助言はしませんでした。明らかに骨格にくるいが見られた作品は修正するように教え,出展させました。このようなこともあり,corvoさんこと小田隆先生の大学での講座内容に,人体デッサンやヌードクロッキー等を開講していることをエントリーで読んでは,学生さん達に羨ましさを感じています小田先生のブログ
 また,画材の可能性に気付かせることが不足していました。全国大会に引率していたこともあり,数日学校から遠ざかっていました。放課後多少,水彩画の技法,色鉛筆を使用した描き方等いわずかな時間でも教えられた生徒は,絵も引き締まっていました。急きょ下絵を提出した生徒や,作品の締め切り当日に持ってきた生徒は,ちょっといまいち。すみません。今後展覧会に出展する際は,もうすこし,他の画材と併用させた描き方を教え,多様な表現にも気づかせていきたいです。


 さて,以前から小田先生のブログで紹介されていた展覧会『コズミック・フュージョン』(←クリックするとリンク先へ)に出向いてきました。きっちりかっちり15:00開館だったようだ。早くついて自動扉を踏んだ時間は,まだ搬入でてんやわんやしている時間でした。搬入していた方申し訳ない。イラストレーションから_a0074653_1914849.jpg
 受付してすぐ目の前に!チャコールペンシル描かれた内容と,六甲昆虫館の素敵な額縁が印象的でした。トトコレ展で出店していたとトートバックは購入できず残念(><)
 パンフレットにも記されています。地球・生命をテーマにネイチャーアートからファンタジーアートまで多様。描き方も絵の大きさも皆それぞれ違い,年齢層も違うこの展覧会でした。奥の展示作品は若手が多かったように感じました。出展作家さん達とお話はしませんでしたが,構図やマチエール等参考になった絵も複数ありました。私は動物画は描くことがないので,動物をテーマにした絵は感心して鑑賞しました。沢山,作品数もありついつい自分「好み」の作品はじっくりと鑑賞してしまいました。多くのジャンルで展示されているので,「これいいな!」と思う作品を探しながら鑑賞するのも面白いと思います。品川駅前なので,時間の都合がつく方!GO!オープニングパーティも兼ねていたこともあり,来場者も多くいました。
イラストレーションから_a0074653_19185917.jpg


 <余談>
 小田先生といえば恐竜。帰路,新幹線内のフリー冊子トランヴェール8月号(←クリックするとちらりと読めます)は,『ようこそ,日本の恐竜世界へ』でした。もらってきたので,後でじっくり読もう!


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by hakusuke | 2010-07-31 14:05 | 指導観?