「教育問題」「美術教科指導」等駄文であれこれ感じたことを綴ってます。


by hakusuke
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あなたはどうしたい?

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 気がついたら,並べられていました。定番題材ではあるけれど,授業を通して考えたことをメモします。

 ここ数年授業をしていて気になる生徒からの質問。
「こここの色に塗りたいのだけど・・・(塗っていいですか?)。」「この色であっている?」「ここで終わりにしてもいい?」
 作る題材だと,「ここ切っていい?」「この形にしていいですか?」

 制作をしていて,あっている,あっていないを質問される。言葉はきついけれど,突き返す。
 「あなたはどうしたい?」まぁ,生徒の実態も考慮はするけれど,「この色だったらこんな色も考えられるね?」「どんな色が好きなんだい?」「あなたにとってカッコいい!と思える色は?」「まぁ,こんな色を塗るとかっこよくはなるかもしれないなぁ・・・。」
 
 私自身は,美術の授業を通して(自分の力で)判断する力もつけて欲しいと願っている。生徒の視点で考えると,先生は教えてくれない,冷たい先生だと思われることだろう。
 
 自分がが中学生だった頃は,人にあれこれ言われるのが嫌で勝手に黙々進めていた。そして人とは違うものを表していた。これまた指導者から見れば,かわいげのない生徒にうつったことだろう。
 
 教えることは簡単。判断を自分の力で選択することは難しい。難しいことに何気ない授業の中で身につけさせられるといいなぁ。
by hakusuke | 2011-02-24 21:54 | 2011自分の授業