第50回 宮城県造形教育作品展に出向いて
2011年 11月 06日
この生徒作品集は毎年購入していて、美術室にも置いています。生徒たちも作品作りの参考に時折ちらほら。「あーこんな画面構成かっこいい!」「これすごくない?」等々伝えられたり、聞いたり。生徒たちも同じ県内中学生が描いた作品として励みにもなっています。
さて、感想。
ちょうど本館では、フェルメールの展覧会も行っています。来館者は朝だというのに結構多かったように感じます。
作品票から園児・児童・生徒たちの思いを読み取ることができます。同じ自画像にしても、モザイクのように描いた作品もあれば、かなり時間をかけて自分を見つけた描き方をした生徒、背景に震災後感じること、将来への希望、不安などなどなど描いた作品も出品されていました。また、津波の被害が大きかった石巻地区、気仙沼地区からの出品作品。審査会のときも感じましたが、仮設校舎で学習している学校、道具もままならない学習環境のなかで、作品を出品してくれた学校もあります。本当に頭が下がります。そして、あえなく出品できなかった学校は次年度以降の作品に期待します。
小学校の中央審査会は参加していないので、どのような状況で審査を行ったのか私はわかりません。全体的に、明るい、楽しい雰囲気の絵が多い印象を受けました。また、幼児の作品も色とりどりそしてのびのびと描かれている作品は、やはり見ていて楽しい思いになりました。
☆宮城県造形教育連盟
さぁ、来週は県大会。準備。準備。準備ですー。