中学生から●●市に提案 その1
2012年 02月 18日
事前課題として、自分たちが生活していて公共施設を中心に、気になること、改善してほしいこと等について実態と提案策についてワンペーパーで提出させました。この提出されてきた内容から、グループ分けをしました。
生徒たちは「ご対面!」となった友達(男子2名、女子2名)の提案を必ず聞きます。グループの紹介すると、「えぇ?」「●と同じだ!」「やったー!」等、一瞬騒がしくもなりますが、「さぁ、座席移動してー!」でグループごとに座席がえをして、落ち着いてご対面です。
事前課題として提出した案はグループごとにファイリングしているので、ご対面となったグループごとに聴きあうわけです。最低のルールとして、「友達が提案してきた案を発表するときは決して否定してはいけない!」です。否定して聞いてしまうと、話し合いは進みません。まずは受容することが大切でしょう。公共施設といっても、多くは病院、学校、図書館、公園、その他(分類しがたい施設)に分類できます。
生徒たちなりに現場や現状から、「こんな施設があったらいいなぁ」といった設備だったり、中には同じアイデアでも絵で紹介されている内容が分かりやすかったり。基本的には提案している内容は似ていても協同制作に近いものがあるので、話し合いが必要になります。
また、ユニバーサルデザインやバリアフリーといった考えを事前に学習していることもあって、ユニバーサルデザインに配慮された病院の提案だったり、体育館の提案といった班もあります。全クラス集めるとすごい提案になるのではないか?とちょっとわくわくしている私です。
話し合いで活用させているのが、ホワイトボード。以前、ちょん・せいこさんの講座で、ホワイトボードミーティングについて、学ばせていただいた方法論を活用しています。
私自身はホワイトボードミーティングの活用がうまくできている状態とは言い難いですが、「否定しないこと!」を伝えていたことと、「一人で突っ走らないこと!」も活動のルールとしているため、案外生徒たちなりに「この案はいけるかも」「●●君、どう思う?」「●は模型作り上手だから、模型作って」などなど、あれこれ意見を加えたり、調べてみようとしていたりする様子も見られます。
今後資料作りとして班ごとに提案事項を整理していくわけですが、結構目視して、話し合いの内容を聞いていると生徒なりのアイデアというか提案事項は面白いです。中には、なるほどね!と考えさせられる内容も聞くことができます。
ちょっと突飛なアイデアの班もあるけれど、でも中学生なりの視点で市をデザインする。今後どうなっていくのか、ちょっと楽しみ。昨年は、この提案して作った資料を役場に掲示してもらいたかったのですが、震災でそれどころではなくなってしまったこともあるので、今年はできるかな?