研究授業と・・・
2012年 08月 09日
先日,帰省した折りに講師1年目のときに書いた指導主事訪問時の指導案集が出てきた。色についての授業を見てもらったのだけど,かなりぼろくそに指導受けたのだけは覚えている。今でこそ記すが,「何をー!」とも訪問を終えた直後思った。
でもですね。自分の指導案を読み直して、今だからこそ分かった。当時指導主事だった某先生が言いたかったこと、指導助言をしてくれた内容も何を言いたかったのか良くわかる。逆に、「何をー!」と苛立った自分は幼いと反省ばかりです。恐らく下記に書いたお膳立て授業をしていました。そして、一方的に教え込むといった授業でした。
そうそう、せっかく助言を受けるならば・・・ということで過去のエントリーにも書いている『デザインとはなんぞや?』の題材です。未だまとまっていません。少しだけ、デザインから気付かせる視点についてイメージはできてきたところです。
カッコいい授業をしたいとは思いません。
私が思うカッコいい授業というのは、お膳立てというか,黒板に整然と貼られた掲示物。工夫された・されつくしたワークシート。何度も何度も検討を重ねたスンバらしい指導計画案。等々。
これらを否定するわけではありません。
確かに素晴らしい授業にはなるでしょう。しかし,このような授業を毎時間行うことができるのか?この授業の前の授業はどのようなことを学習してきたのでしょうか。この時間とは別に、年間を通した指導から、どのような学びがあるのか?輪をかけて自分自身の課題でもある、他の教科との連携された内容は?を考えると、日々の授業作りが大切だと思えてやまない。そして、その場しのぎではなく、継続できる授業でなければ意味がないと思う。
生徒は敏感だから、変にお膳立てした授業やその場しのぎ授業は見抜く。うん、見抜く。「なんかいつもとちがうなぁ・・・」「先生、ペース違うなぁ」そうなると、最悪で指導者が思い描いたとおりには、生徒は動かなくなる。動きがたい。これは、過去の自分の研究授業でした。
当たり前のことを当たり前したい。空きを見計らっては掲示物の張替えをしたり,道具のおき場所をあれこれ指示を出さなくても分かる教室の環境を整えることも大切だと思う。題材を通して何か視野を広げるきっかけをつくる。このような授業を展開できるように検討していきたいなぁ。
北海道では『中学校美術Q&A』を盛会に終えたよう。大阪会場入りに準備を明日以降進めたい。少しでも+@を得てこよう。