「色の対比」について
2012年 11月 24日
中・高の美術の教科書には必ず掲載されている『色の整理』に該当します。色の三要素は、中学校1年生で指導します。そして、「色の対比」についても扱いします。そのほかに伝統色や色の感情等もあります。
さて、美術を教えている先生は、この「色の対比」について、どのように指導されているのでしょうか?どのように、授業を通して気付かせているのでしょう?私自身のことを記すと、一方的というか教師主導で教えていた反省です。「教科書見て!右の色と左の色どちらが濃く見える?はっきり見える?」で、生徒たちは返答を返してくる。ある意味横暴な授業です。反省。反省。反省。
毎年この内容を扱うときに、指導書も見直すのですがしっくりとこなくて、モヤモヤが残る授業でした。自分自身、授業を組み立てていて、引っかかるので、あえて研究授業で実践することにしました。
校内の研究グループの先生方に、助言を頂き「なるほどねー」と考えさせられました。美術が専門の先生方に指導案を見ていただいたわけではないので、逆に勉強になったといえます。「どうしたいの?」「何に気付かせるの?」「何が生徒の学びなの?」あれこれ指導案を書いては手直しもあり、少々撃沈。しかし、私のやりたいことは多少解決できてきたので、自分にとってはプラスになっています。まぁ、大事なのは指導案。じゃなくて本番の授業ですねぇ。うむ。うむ。
今回の授業はシンプル。
①色の対比に気付かせる大判資料を提示する。生徒の関心を集めさせる。
②教科書で色の整理について確認する。
③確認して理解できたことを、50色の色紙から色を選び個人ごとにワークシートにまとめる。
④まとめた内容を、同じグループの人にわかるように伝えあう。伝え合うといったところが言語活動の充実・・・。
⑤特にわかりやすいまとめ方をした生徒に、全体で紹介する。まとめ・・・・
全くもって、どんな展開になるのかわかりません。まぁ、もう一度自分なりに整理して授業のイメージトレーニングします。
11月25日全造MLと学び研MLにこの内容で送信しました。ご意見お待ちしています。