中学校美術Q&Ain岩手に参加して その3
2013年 03月 02日
発表者は、30代の若手ながら情報器機を有効に活用し、生徒たちの活き活きとした実践を紹介していました。40代の先生も、さすがベテランといった練られた授業の発表でした。
大坂,岩手でも話題提供で共通していたことは
1.多忙化
今にはじまったことではないが、ほんと文書処理に忙殺されることもある。半分やっつけ仕事になりつつあるときすらある。だからこそ、よい取り組みはお互いに共有したり,情報機器の活用したりすることも大切にしていきたいことだ。やっつけ的な仕事は、いずれ児童・生徒、そして同僚にも見透かされる。ゆとりある仕事というか事務能力も身につけることも必要。
私自身は部活動も、多忙化の一つではないかと考える。部活動ならではのよさもあるのだけど、ある意味ボランティア活動的な部活動。生徒たちにとっては、充実した学校生活を送るうえで、土台になる生徒だっているだろう。しかし、部活動の大会・遠征となると、教師の土・日はなくなってしまう。今年度勤務校に関しては、部活動担当が部活動規定を打ち出したことは、よい取り組みだ。
2.孤立化
これも今にはじまったことではない。多くの学校は、各学校に1人で全校生徒の指導に当たっている。だから、地域の職員と連絡は密に行いたいと願う。遠方の教員も大事にしたいけれど、私は自分の近隣地域の職員との関わりも大事にしたい。
孤立,孤立ばかり言っていられない。時に自分からアクションを起こすことも必要。自腹をきってでも、出会いに行くことも大事にしたい。
3.子どもの笑顔
やっつけ的な仕事をしていると、子どもの笑顔はまず見られない。指導者もおおらかな気持ちというか、どーんと構えていないと、焦りがそのまま教室の空間に漂ってしまう。栃木の学び研でも、鈴木先生が紹介していた、『皆ができる』といった題材を与え取り組ませたい。できるといった背景には、やってみたいといった学習意欲も関わってくるだろう。
平面構成。私自身も取り組んでいたけれど、奥行きのある構成は、生徒たちにとっても関心は半々だ。あの空間の面白さを表してみたいという生徒も入れば、うえぇえー。やりたくないよーもいる。鈴木先生は、修行をもっと簡略化して「業」とも話題にすることも多い。苦しまず楽しめる題材を生徒に提供していく。
ちょうど、授業中にヤスリがけで、手は動く、口も動く生徒たちに質問してみた。「来年の授業どんなことだったら楽しそう?」と。生徒たちは教科書をパラパラめくって、メリープロジェクトは関心を示していた。あとはちょっとイメージしがたかったかもしれない。「わかんない」とも言われた。当たり前のことだろう。可能性を引き出せる題材を私自身考えることが必要だ。
笑顔というわけではないが、児童・生徒に興味を引き出す手立てとして、やはり選べるということだと思う。荒れやれこれやれでは、主体性は育たない。学年に応じた、自分で選択していく、選択して表現方法を確立させていくことを積極的に取り入れたい。
4.県全体の連携
素晴らしい実践をされている方は、県内にも多々いる。しかし、地域、まして県内の大会への参加は日程的に厳しいことも多い。それは授業時数確保といった背景もあるかもしれない。自習にしても、小規模校で出張されると、かなり職員室はいっぱいいっぱいだ。大会に参加することで何かしら学ぶことはあるのだが、案外丸一日出張にためらいを感じてしまう。何とか角田大会の折に、地域連携ができたらなぁ・・・と思う。宮城県北と南の職員のネットワークが生まれたら、いい取り組みになるに違いない。
まぁ、ちまちま書き込んでいたことをアップロードします。途中自分振り返りみたいになっています。ご容赦を!では通信表の旅に・・・。