「教育問題」「美術教科指導」等駄文であれこれ感じたことを綴ってます。


by hakusuke
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

ペーパーナイフ

 今1年生は小刀を使用させて、握りやすいペーパーナイフづくりに取り組ませている。正直小刀を使わせることは冒険でもある。過去にも何度か記しているが,小刀の使用したことがある生徒は本当指折りだ.だからこそ、使用方法をしっかり説明し、安全面にも配慮して取り組ませる。50分の時間は、11面観音のごとく取組に神経を使っている自分がいる。1年生の授業を終えた日の放課後は、ちょっと気が抜けている自分がいる。


 小刀を使用させていて,たまに生徒たちの指先をじぃぃいと観察する。生徒たちがあれこれ考え取り組んでいることが分かる。刃先を斜めにすると切れる。細かく削ると安心だ。この角度では手を切るかも。危ないかも。同時に,全くもって動きが止まっている生徒もいるので,間近で実技指導も行う。間近で見た生徒は納得し、自分の削りを見直しする生徒もいる。特に手の動きが怪しい生徒に関しては,観察をする。何が削れない原因なのか探ることが大切だ。
 そして、ここ数年、ごくたまに見かけてしまう光景として、刃物の刃という物が全く分からない生徒もいることだ。一斉指導、小グループ指導で小刀の取り扱いは説明を行う物の、刃といったものを理解していないのかもしれない。刃先を思いっきり自分に向けて切ろうとしていたり、刃を握ろうとしていた生徒も見かける。観察していて、「うわ!」っと冷や汗ものだが、本人は「何かした?先生?」と感じるのだろう。今年は2度見てしまい、私自身の心臓が一瞬縮んだ。次年度以降は、「これが刃物の刃だよ!」といった説明も必要かもしれない。


 さて、初歩的なことかもしれないが,観察することの意義すら感じる。3分だろうと、じぃぃいと見ていると、説明した切り方をしていない、刃先が切る方向とあっていない、生徒の手の大きさに対して、持ち手が大きすぎて食い込むとか、様々なことがわかる。特に女子生徒なんぞ、持ち手が食い込んでいる生徒は、「(みんなみたいに)進まないよー」と言う生徒もいるので、真横で実技指導をして、また生徒に返して取組を見て,改善されたことや,思った通りに進められていない原因を伝えることで安心して進められている。

 ある学級は,半数以上が仕上げにうつりつつある。試し用紙でペーパーナイフの切れ味を試しはじめた。生徒たちの目は輝いた。「え?切れる??すごい!」「どうして?」「◎のかっこいい!」
「あと少しかなぁ」
a0074653_21223395.jpg


a0074653_21233840.jpg


a0074653_21171370.jpg

 さぁ、頑張れ1年生。

 ただし最近、指導内容がぶれているような気がしてきた。紙が切れることはペーパーナイフとしてよい。題材名に記した,握りやすいのはどうだろう?握りやすいか?再度、作品を握り、感じ取らせ、仕上げに向かわせよう。

 



 

 



 

 
Commented by knjuke at 2014-02-09 21:42 x
ずっと以前、私も小刀を思い切って使用させてみました。
題材はバルサ材の立方体をひたすら「球」にするものでした。そしてその球に何らかの絵を描かせて完成としたかな…絵の方のテーマは忘れました。
小刀を使わせたきっかけはやはり「カッターすらまともに使えない」子たちがいたからというものが理由のひとつでした。
ほんとにドキドキしながらも、あえてその危険性と向き合わせながら取り組んだことを思い出しました。
ちなみにヤスリを使わず球に近づけるということも、意外にできないだろうなと思ったので、あえてやらせてみたのですが、バルサが向いていませんでしたね…刃物でバルサは削りづらかったことを覚えています。

さて、工芸作品を作る際に「使いやすさ」を意識することは必須ですね。だから「切りやすさ」も立派な使いやすさですね。…んー。切りやすいということは、使いやすい。使いやすいということは握りやすいような気も…。
作品見ていないから言えるんでしょうね。すみません。

残りの時数をやたら意識せざるを得ない時期となりました。あと少しですね。
良い作品を完成させて今年度を終えることができるよう私も頑張ります。
Commented by hakusuke at 2014-02-09 22:58 x
knjuke先生。私自身は,心なしか小刀を使用させることを,自分自身に課せているのかもしれません。不謹慎かもしれませんが、手切っても良いとすら感じています。何故切ってしまったのか?小刀の取り扱いで、これをすると手を切れます!と常日頃伝えているので、切れた原因をみつめさせもしたい。そして、刃物は危険でもあり、同時にきちんと使えば、素敵な作品をつくることができるのだと体感させたいと感じています。そして、カッターもまともに使えない・・・。そうですね。そんなこともあり、4月にカッターを使い、4Bの鉛筆を削らせ、スケッチ題材につなげています。今年も珍鉛筆は続出しましたが、勉強になりました。

後ほど、台紙に貼り付けをしたならば、アップします。日頃ポケットにカメラを忍ばせているのですが、この題材に関しては、11面観音になっているので撮影する心の余裕はありません。

Commented by knjuke at 2014-02-09 23:29 x
「切ってもいい」は同じくでした!…「!」使っちゃ不謹慎かな…。ほんとおっしゃるとおりです。そう考えてやりました。大けがにならないように気をつけて、応急処置の用意をして「けが前提」でやりました。

鉛筆削らせるか…。なるほどそうか、それだけでちょっと勉強になりますね。来年度やらせてみます。
ありがとうございました!
Commented by hakusuke at 2014-02-11 17:05 x
knjuke 先生。続けてレスありがとうございます。同時に不謹慎とも思える指導ネタに共感して頂き嬉しいです。嬉しい?これまた不謹慎か??
一応私自身は、一斉に小刀をさやにしまわせ,学級全生徒の活動をとめさせます。ですから生徒たちも,みんなに迷惑を掛けないよう,多少身長になります。また,養護教諭に手当てをして頂いてから,どういう上京で切ってしまったのか?生徒自身に話をさせるようにしています。大方、指導上の注意として全体指導で確認している内容のいずれかに当てはまります。

鉛筆を削ることは,生徒にとって良き学習にはなると思うのですが,凶器のような芯になったり,とてつもなく芯を減らしたりもするので,小枝を切ってみたりしてから取り組むと良いかもしれませんね。本当,珍鉛筆も続出します.もったいないような、おもしろいような・・・。
by hakusuke | 2014-02-08 21:14 | 2013自分の授業 | Comments(4)