モダンテクニック技法から
2014年 06月 14日
ただ今,自分の授業実践を振り返り中。
漠然とながら、自分の授業について考えを改めました。簡潔に述べると、条件付きの表現活動はやめました。ハイ、やめた。題材名を考え直し,「何を身に付けさせたいのだ?」と考えてみました。そして、表現したい思いを広げさせるためにどのような働きかけが指導者としてできるのか考えてみました。
私が今組んでいるのは,水彩技法も教える。教えるです。アクリルガッシュを使用するにあたり,べた塗りの水加減を一斉指導で身に付けらるようにしました。逆に水の量を変えても塗りました。生徒たちの反応は,「べた塗りがいいなぁ」と捉えた生徒もいれば、「薄塗りが好き」といっていた生徒もいます。この塗り方をたたき台として,絵の具を使用して,点描、にじみ、ドライブラシを教えました。これも「教えました」です。いずれも、色を塗る際の水加減はキーワードになっています。同時に筆を使い分けることの意義について,考えさせました。
水彩技法を教えた後、モダンテクニックの技法を体験活動として楽しむ。楽しむが適当な表現です。初体験のマーブリングやスパッタリングのコツ謎紹介すると歓声が,美術室のあちらこちらから聞こえます。体験的な学習なので、小学校での体験を実態把握し,2つ程技法体験をさせました。時間も限られているので、「小学校で取り組んだことがある技法はパスしましょう」と伝えた。まぁ、「技法忘れたから、挑戦する-」の生徒もいました。
諸事情あり,題材名は記せません。しかし,生徒たちは,題材名から自分が表したい思いの形、色を考え,必要があれば身に付けた技法を取り入れます。身に付けた技法を振り返り、水彩技法のべた塗りで仕上げる生徒もいれば,薄塗りで仕上げたり,モダンテクニック技法も必要があれば取り入れて描きもしています。中には,半立体の作品もあります。
ですから、色や形を検討しながら作品を仕上げさせます。効果的だと思えた材料を貼り合わせても良いのです。偶然にできた模様から,きれいだと感じる生徒もいていいのです。
あくまでモダンテクニックは技法の一つです。すっきりまとまってはいませんが、ぼんやりここ数日の自分の実践から考えたことを打ち込んでみました。