「教育問題」「美術教科指導」等駄文であれこれ感じたことを綴ってます。


by hakusuke
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和菓子題材

和菓子題材_a0074653_19384183.jpg
夕方撮影したらから、写りが良くない(--)あとで差し替えます。
今日は、さっさと退勤してきたので、振り返りを兼ねて記します。
 かなり久々に取り組んでみた和菓子題材。久々に取り組んだら、かなり課題が見つかりました。実践内容と、反省点がありすぎて発狂したくなる。生徒たちだって、こんな指導者に教えられたもんにゃ、発狂したくなるだろう。

1.アイデアスケッチ
 和菓子の画像や写真を十分に見せたことは、イメージを広げることができていた。春夏秋冬の和菓子画像30枚ぐらいを、BGM付きのスライドでまったりと鑑賞し、「あぁーつくりたいー」「うまそう」といった反応もちらりほらり。意欲は十分◎あとは、自然の風景写真集を図書室から借りてきたり、夏休み課題で自然物の写真を集めさせてきたり、国語資料集を活用したりしました。和菓子の本も用意はしましたが、ちょっとぐらいしかみせませんでした。
スライドはオートリバースで流していました。BGMが、生徒たちに心地よかったのかもしれません。アイデアスケッチを描いてみては、じぃいいとテレビを見ている生徒がいたり、本を眺めたりしながらアイデアスケッチを描いていました。でも、学年の実態なのか?私の引き出す方法が弱かったのか、思っていた以上に、季節感を鮮明に思い描ける生徒は少なかったように感じました。旬について、話題にしてみましたが、やっぱりピンとこない生徒もいました。
 七十二侯について、ちょっと紹介をしました。作品名や作品について少しアイデアを深めたいと思った生徒たちがプリントを見ていました。自由にお取りください状態がちょうどよかったようです。
 アイデアスケッチに対して、第三者からの感想を記させたことはよかった。作者は「きれいだ!できた!うまくない?」と鼻高々です。自身があってよいのですが、教師から「こうすると良くならないかなぁ?」「こうじゃない?」と伝えると、教師好みの作品になりそうだと感じます。そんなこともあり、2回アイデアスケッチを描かせましたが、1回目のアイデアスケッチに友達にアドバイスをもらったうえで、アイデアスケッチを提出させました。2回目のアイデアスケッチは、友達の参考になるアドバイスを生かし、制作過程とアイデアスケッチを修正して提出するように伝えました。友達から見ると「色がおいしそうじゃないなぁ」とか「形をもう少しシャープにするとよいよ」といった、生徒同士批評が結構さえていた。アドバイスに関しては、伝え方が明快になるように、改善していきたいと感じました。アドバイスを受けるためには、具体的な自分の作りたい形や、色に対する思いを文章で記せるような、表現力も必要なことだと感じました。
 

2.教科書の見本
 教科書の作品例は、シリコンが使われている作品も掲載されていました。生徒たちはシリコンで作られた作品が作れるものだと勘違いするせいとがちらりほらり。今回はシリコンを教材に入れていないことを伝えてはいたのですが、シリコンが分からない。だから、「四角い形にしたい!」「どうするとできるかな?」であれこれ考え込んでいた生徒もちらりほらり。形ではなく、どのような季節感を表現したい?と伝えてはいたものの、導入時の説明不足だったのかもしれない。季節感より作りたい思いが先行する生徒たちも数名。
シリコンも使わせてみたいけれど、生徒の実態上、今年度は×。粘土ポイポイしちゃう生徒もいる学年なので、使って見たかった生徒たちごめんなさい!

3.題材の時期
 粘土の問題なのか?4月に注文した樹脂粘土を使おうとしたら、ちょっと固くなっていました。業者さんに、現状を伝え注文時期を検討しようと思います。また、合唱コンクールの練習次期に取り組んだこともあり、我が校は45分の短縮授業時間で、3週間の授業が続きました。制作時間に2時間を確保していましたが、45分×2時間は、生徒たちにとって、かなり忙しかったように感じました。運悪く、私の出張も続き、1週間間があった学級もありました。ごめんよ。
次年度は、自然物の資料を生徒たちにもっと十分に収集させて、季節を十分に感じ取らせた上で、取り組めるようにしたいです。

4.粘土の硬さと生徒の実態
 粘土がちょっと硬い状態だったので、練りこみが難しかったようです。本物の和菓子同様、手のはらで、練りこみもしたのですが、ちょっと硬かった。
 生徒にとっては、柔らかい粘土を想像していたのでしょう。「かたい!」といった声もちらりほらり。クレイガンを使わせようと思ったのですが、樹脂粘土は不向きです。そんなことあって、柔らかい粘土も用意して、注入できるようにしました。クレイガンを指に突っ込み、指から抜けなくなる生徒。事件発生☆←学年の実態が分かる・・・。

5.教材
用意して良かったもの。ジップロック式ビニール袋。サランラップ。綿棒。竹串。彫塑ベラ。金粉パウダー。くしゃみするなーーーって言ったのにぃいい。和菓子のケース
用意したら良かったと思ったというか、生徒に言われて後から追加したものは、ピンセットと、小さく切れるハサミ。小さく切れるハサミは、鼻毛キリようぐらいがあると良いと思う。

6.制作する大きさ
和菓子ケースは魅力です。生徒たちの反応は、ちいちゃ!でした。


7.さて、展示。
 これから4クラスほどわさわさ作品が仕上がってきます。どうせなら、和菓子を見せる展示方法を練って、三者面談時期に保護者の方の目の保養になるように工夫していきたいと思います。理想は、蒔絵もどきです。どうなるかなぁ・・・。


メモメモ

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by hakusuke | 2016-11-02 20:11 | 2016自分の授業