モダンテクニック。
実際、美術資料集にもこの言葉で掲載されているし、なんとなく楽しい。活動的で取り組ませている学校も多いように思います。実際、この拙ブログのアクセスされる言葉を見ると、ある時期に、この言葉で検索をかけられることが多いです。
私は授業中、モダンテクニックといった、用語では伝えていません。偶然にできる表現方法だったり、様々な表現の一例として伝えています。私と同様、モダンテクニックといった美術用語?に疑問を感じる美術教員も耳にします。
中学生を相手にしているので、小学校でも、経験している技法もあるのです。だから、グループで、ちょっと取り組ませる程度です。
中学校美術でモダンテクニックを授業で取り上げるときに、その技法を使うことを条件として作品を「作らせる」方法があります。数十年前の私だ。。。
想像の絵を描く時に「意図的に使わせて表現に活用させようとする授業。もしくは、モダンテクニックは技法だといったことから、作品にさせる取り組み。私が取り組んでいるのは、技法の紹介である。表現をするときに、必要があれば適時に取り入れると、多様な表現ができるかも?といったこと。つまりは、必要がなければ、無理に技法なぞ使わなくても良いと捉えています。
表現の幅を広げるために、表現の一例として紹介して少し体験的に学習する時間も設けこそしますが、そんなに重要じゃないのよねぇ。。。
生徒たちは、マーブリングの模様にうっとりしていたり、ドリッピングで発散しもしていますが、適時に活用できれば、それでいい。自己評価に、宇宙のような表現に使えそう。とか、海の波しぶきなんかに使えそうといった表現に対して、思い描けていて嬉しかった。あ、美術部の部員たちが作成したTシャツは、ドリッピング仕様でした。