「教育問題」「美術教科指導」等駄文であれこれ感じたことを綴ってます。


by hakusuke
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教員採用試験について考えること

 教員採用試験は,少子化に伴う学級数減・統合された学校が増えていることや,現在の経済的な状況を考えると,採用枠は非常に狭き門だと感じる。このような状況ではあるが,教員採用候補選考出願倍率や公務員として経済的安定された収入など,理由はどうあれ,教員採用選考に受験する人達が多いことは事実だろう。

 さて,私的なことになるが,私は学生時代,教師を目指していなかった。どちらかと言えば,自分の性格上,教師は向いていない,教壇立つこと自体考えてもいなかった。母校に教育実習に行ったにも関わらず,数年教員採用選考試験は受験していなかった。悪い解釈をするならば,教員といった職業に魅力を感じていなかった。                               私が住む地域は,過疎地であり,資格があるに越したことはないと考え,大学で取れる資格は履修していた。その一つに,教職課程があった。そのような経緯もあり学生時代に,本気で教職履修科目を勉強していたか?というと,はっきり言ってないに等しい。ある別な職種を希望し,数年は教員以外のことをひたすら取り組んでいた。
 
 教師を志した理由は,家庭の事情含め,些細な出来事からだった。ある方の些細な発言で,「分かる授業」「生徒が興味もてる授業」について,本気で考え,取り組みたいと感じた。私は,「美術」を通して,生徒たちに何か貢献できればよいなぁと,短期間非常勤講師を経験して,漠然と感じはじめた。私の家系に教職関係の親族はいない。学校に,縁もゆかりのない家庭なので,非常に教育現場の先輩教師たちから学ばせてもらうことは多く,学校という現場に入り,本気で試験に取り組もうと意識ししはじめた。

 さて,私は現在講師である。講師の立場は,非常に複雑だ。経済的な面や,職場での立場等様々な問題を耳にすることは多い。私は,この2つで苦労したことはないが,知人講師やネット上のトピックスを読むと,講師の立場について考えることが多い。
 常勤講師はほとんど教諭と等しい仕事を行っている。それ故,多忙である。特に年齢の若い常勤講師は管理職の判断次第で,試験勉強に専念できる時間確保が難しく,試験勉強に苦労していることが多い。しかし,給料に関して書くならば,ほぼ教諭と同じぐらいの収入があり,1年間収入面では安心して生活できる。
 非常勤講師は,時間・時数で授業ができる。学校内での校務分掌に割り振りされることも少なく,わりと時間に余裕を持てる。その反面,非常に収入面では,常勤講師に比べると少ない。それ故,学校以外に長期休暇中などアルバイト等で収入を得る知人も知っている。私が受験する自治体では,組合職員の方々が,講師に対して激励や支援を示していただいていることで,私は感謝している。(感謝している割に,組合には所属しておりません。ごめんなさい。)

 私が受験する科目は「美術」である。美術は,県立高校での授業改革により,授業時間は減り,教師はあまり必要とされていない。また,公立学校でも,常勤講師でも,指導者は確保できる故,あまり採用される見通しがもてない。(この考えは美術教育から考えると,よくない考えだが,自分が講師をして感じた)それ故,ここ数年美術の合格者は片手以下である。また,早くも教員採用試験の美術を受験し,合格した知人に,「どのような勉強をしたか?」と質問すると,ただ勉強した」としか返ってこない。
 多くの合格者から,同じようなことを伝えられ,具体的にどのような勉強を進めるべきか,知りたいと感じた。それには,私自身が,早く合格を勝ち取ることが先決であり,適切な情報公開ができれば,美術の教員採用試験に意欲もでる方々も多いと感じる。
但し,今の段階では美術受験の方々少々ライバルなので,情報公開控えさせてもらいます。

 なお,長々とうんちく話のように,書いている私だが,非常に単純かつ,気まぐれです。文章力もなく,視力の関係上,コンピュータに長時間向き合えないので,指摘事項が多々あるはずである。コメントに書き込みをしていただき,修正・加筆し公開していく予定である。
 興味ある方は,時々このブログを見ていただき,私の考えや教育に関して感じていることを理解していただければ本望である。


(平成18年11月3日 追記)
 本年度,宮城県教員選考試験において「登載」されました。勤務地が確定するまでの間,教採試験対策について,実践例を紹介したいと考えております。現在この記事を読んだ方,また私が試験勉強で取り組んだ実践例に質問・助言等ございましたら,コメント(非公開も可)もしくは左脇にあるメール・掲示板に足あとを残していただけると,励みになります。

(平成18年11月日 追記)
ブログタイトル変更に伴い,ブログ意図・教採試験について考えることは,「現在講師の方々」のカテゴリーに移動しました。
by hakusuke | 2006-07-05 20:27 | 講師経験者から 助言!