「教育問題」「美術教科指導」等駄文であれこれ感じたことを綴ってます。


by hakusuke
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アヴェロンの野生児 

 教員を志す者なら必須用語であり,どのような内容か理解していることであろう。この内容を知らない方は,2006年版教員養成セミナー9月号メインテーマ「教師になろう」にも,教育原理のページに触れているので,ご覧あれ。
 私だって教員採用試験勉強や,免外教科として保育指導経験などあるから,アヴェロンの野生児についての内容とイタールぐらいは,丸暗記していた。しかーーし,私まともに書籍として読んだことはなかった。たまたま,学校の図書室にこの本があった。兵庫県医科大学教授医学博士である古武彌正訳されている。ちなみに,初版は私が生まれる前で,800円と言った書籍代。すごい内容なのに当時の物価のせいであろう。
 
 




 昨日は,夜中一気に読んだ。教員採用試験用の問題集にあっさり5行程度に簡潔にまとめられているけれど,イタールは本当にすごい博士だ。人と向き合う姿が,人と対面してみよう,克服させてあげようといった気持ちがひしひしと伝わってきた。どうして,教員養成受験雑誌の,一番はじめの特集に取りあげられる人物なのかも理解できた。イタール博士。←今は博士呼ばわりしてみる。気の短い私は,見習いたいものだ。
 一通り読んで感じたことは,特殊教育志望している人,特殊教育に関わる人は,必読書であるとことに気付いた。と言われる前によんでいるかもしれませんね。
 エミール挫折したから,今年の夏くらい読んでみるかな。また(中)で,挫折しそうだけど・・・。
by hakusuke | 2006-08-04 20:53 | 本-教養