「教育問題」「美術教科指導」等駄文であれこれ感じたことを綴ってます。


by hakusuke
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心地よいデザイン

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 最近新聞に目を通していると,障害者自立支援法に対して異論・反論多々掲載されている。執筆してくる方々の立場や状況を想像しながら,この法律の課題についても考えることは多い。
 
 私も以前特殊学級担任だったといった経験もあり,障害者自立支援法といった法律に対して,学級の生徒の進路を含め,研修会・施設等に足を運ぶ機会も多く,多々考えさせられた。
 
 では,障害者自立支援法に対してどう考えるか?と質問されると何とも返答はできない。それは,私の家庭にこの自立支援法に適応となる者がいないことや,あの法律に該当するだろう方が,私の身近にいないことなどから,どうともこうと具体的な返答ができないのだ。
 しかし,支援を要する立場の方達は,適切な場で支援をする必要があるだろうと強く望んでいるし,私ができる支援策があるならば,手助けを行いたいと考える。特に学校という現場に携わる者の一人として,支援方法は非常に重視して取り組みたいと自己課題の一つでもある。
 
 ぐだぐだ書いておりますが,障がいをもったお子さん・ご家庭の方,支援できることに関しては私は考えたいと思います。勉強中なので,コメント等ございましたら記して頂ければ,今後の参考にさせていただきます。
 さて,私が昨年まで指導してきた中学達に,「授業で扱えばよかったなぁ・・・」と反省している美術教科での課題がある。実際にはもっとあるが,あえて一つ取りあげるならば課題だ。
 日本文教出版社の平成18年度用教科書題材名で記せば,「誰もが快適なデザイン」である。サブテーマに,バリアフリー用具をつくろうといった内容で記されている。
 私は美術教科担当でもあり,特殊学級の担任でもあった。Aちゃんは,肢体不自由児だった。Aちゃんは,個別学級より,協力学級で過ごすことを望んでいたので,多くの時間を協力学級で過ごしていた。指導内容に応じて,私と個別指導でした。Aちゃんは,多少は手作業ができた。このAちゃんの生活面・学校で過ごすことの苦労面などを多くの生徒に考えさせるならば,あえてこの課題を取り扱い,お互いの立場を理解させる上でも考えさせてもよかったかもしれない。
 「生徒達は,私が特殊学級担任とした立場を考えて制作するかな?」「Aちゃんも一緒に授業しているから誤解するかなぁ?」「どういった内容で進めようか?」などと悶々とユニバーサルデザインやら資料探ししているうちに,気がついたら1月になってしまった。無計画授業が反省点でもある・・・。卒業した生徒達だから,あれこれ言えるのだが,,割と素直な生徒達だったから,相手の立場を考えて制作しただろう。評価も考えず,本気で相手のことを考えられた生徒達だったと感じた。なんせ,私が介添えで○○名全員壇上でみたのだもの。私があれこれ考えた期間より,指導内容次第で,独創的なデザインを考えただろうと思う。

 ということで,中学校といった現場に戻ったならば,授業計画には入れるだろうこの内容。私は,紙面(ワークシート)でもっての指導経験はある。いま計画しているのは,実用性を考えた形を模型でもってつくらせることである。制作を通して,色や形のよさ,使い勝手など相手の立場を考えさせられれば良いなぁと考えている。コクヨのユニバーサルデザインワークシート?授業計画書など,非常に参考にしております。目下,妄想だけが広がる授業計画の一つでもある。
by hakusuke | 2006-09-26 21:52 | 授業構想中!