「教育問題」「美術教科指導」等駄文であれこれ感じたことを綴ってます。


by hakusuke
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上手い・下手で見てはいけない

上手い・下手で見てはいけない_a0074653_22131576.jpgたまたま自画像をテーマに,山崎先生ブログ見ていたら通りすがりさんの記事というより,コメント内容が気になった。まぁ,以前私が指導内容に?と感じた指導に関して,父上・母上が絶賛している内容である。


 保護者会や役員会で,保護者と作品の話になると,「うちの子,絵下手なのねー」「○○ちゃんの絵は上手いからー○○先生!先生も評価よくするでしょぉ?」とも耳にしていた。
過去の評価内容振り返っても,上手い・下手だけで私は決して評価しておりませんそれだけは断言したっていい。ましてや,私が中学校の教壇にたった年は絶対評価がはじまった年だ。
 
 よい評価をするには,やはり道具の準備をも含め,各課題にしっかりと向き合ったかで評価をしている。表現が下手だから,評価を下げることはしていない。私の授業受けている生徒ならば,理解できるはずだ。悪い評価を受けた生徒には,理由を含め指導内容を含め生徒にも学級担任にも行っている。周囲への悪影響だと感じたときは,般若になるくらい叱りつけたし,それでも効果ないならば個人的に話し合うしかない。というか,その前に恐れを成したか作品をもってきていた。この数年の勤務校の生徒ちゃんたちはね。 

 県内の幼児・児童絵画コンクールにも,時々足運んで見ている。出展作品からは表現内容に?と感じる作品は減ったと感じている。しかし,が発売したのハスグブルグ家について記したツーウェイに目を通して見ると,県内の小学校の先生方も執筆していた。もしかしたら,「出展されていないだけなのかもしれないなぁ・・・」と感じているのだ。案外地域の小学校に出向くと,酒井式による描画指導はされているかもしれない。

 高校生の生徒たちに図工で描いた絵を思い出させてみても,「みんな上手かったよ!」とは言うのだが,何を描いたのか?と質問すると,思い出せていないのだ。「みんな上手かった!」といった言葉がなんか引っかかるのだなぁ・・・
 中学校時代の方が,記憶が新鮮といえば新鮮だろうけれど,四捨五入で30歳になる私ですら幼い頃何を描いたのかぐらい覚えている。まぁ色々なことがありすぎて,図工・美術の授業は嫌いでしたけど。こんど選択3年で,保育科進学希望生徒もいるし,ぶっちゃけ鑑賞会してみようかな?

 さて,今後中・高美術で指導するだろう自分自身に言い聞かせる上でも記しておく。作品を上手い下手で評価してはいけない。そのためには,きめ細かに生徒作品を見ることだろう。きめ細かにというと,指導時間上の制約もある。指示することを明確にする。少しでもいいから,表現ができた!と感じて取れるような活動を充実させる。
 また,可能な限り個々の生徒が自ら考えることができる表現内容を提案し制作させていくこと。個々の生徒が理解できるような言葉掛け,表現活動や鑑賞活動の中で,自分にはないよさや価値観に気づき会えるような美術の授業づくりに努めていきたい


雑誌をみて,指導に??
鑑賞ノートをつくってました
教採1次試験直前も考えていた(○ちゃんきついメールすまん!)
by hakusuke | 2006-11-27 22:10 | ネット話題から