「教育問題」「美術教科指導」等駄文であれこれ感じたことを綴ってます。


by hakusuke
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紆余曲折しながら教壇に立っている

紆余曲折しながら教壇に立っている_a0074653_0304100.jpg 勤務校の生徒会冊子が,生徒・職員に配布された。各学級のページに目を通してみる。たまたまなのだろう。数名の3年生担任さんが記している各学級のページに,教師になるまでの経緯が記されてあった。
 
 進路目的でクラス編成されているため,「学級担任さんの歩んできた道と,学級の生徒達の進路に似ているなぁ・・・」と感じた。「初の教員採用試験惨敗」といった文章さえ記されている。「講師として勤めるうちに,気がついたら教師の職業に憧れを抱くようになった」といった文章や「民間企業で勤める傍ら,教壇の夢を捨てきれずに受験して教師になった」といった文章もあった。その他,「家庭の事情もあって,受験しはじめた」などなど。あっさり記しておりますが,1200字程度で,きちんとまとめられておりました。
 そういう私も,文章こそ記はしなかったものの,教採試験について,教壇で生徒達にのあれこれを話,「この春から教諭として頑張ります!」まで伝えてきた。

 実際,私と直接かかわりのあった管理職の中には数ヶ月だろうと,講師経験をしている方達おり,講師職のつらい面について多少なりとつかんでいる方もいた。それ故,試験直前・試験結果直後など叱咤激励受けてきた。

 『教員採用選考試験』団塊の世代が大量退職,採用枠が増えるとあれこれ言われている。しかし,少子化も同時に進んでいるわけで,地域によってはあまり採用数に変動のない地域だってあるだろう。私自身,愚痴っていた時期もなきにしもあらず。あれこれ,試験勉強・試験の実態に不満もあるだろうが,今は7月の1次試験までは,本気になって,試験勉強に専念することが大切だ。最終的に採用のあれこれ判断するのは,各都道府県の教育委員会なわけで,妄想広げようが,議論しようが4月下旬から5月中旬にかけて募集要項を読めばつかめることだ。長年試験を受けている方にとっては,早く採用通知受けたい気持ちも,自分の経験からも非常に理解できる。

 教員採用選考試験。基本は「何故教師になりたいのか?」「自分が教壇でもって生徒達に伝えたい・伝えていきたい」と向き合うことが大切だ。これを,試験勉強進めながらも,日々自問自答吸うことが大事なのだ。恐らく,どの自治体でも,このことは試験会場でで大いに問われることだろうと私は感じている。

ブログ意図・・・『美術講師気まぐれ日記』時代に記していたはじめにお読み下さいの内容。
 
by hakusuke | 2007-03-10 00:48 | 採用試験に関して