ぐりとぐらの絵本原画展
2007年 05月 04日
中庭では、企画の一環として、音楽と共に、絵本読み聞かせ(朗読)を行っていた。私、ズケズケと前で聞き入ってしまったが、GW中とあって、子どもさんも多く聞き入っておりました。フルートの音色がよかったなぁ・・・。機会ある方は、是非下記の時間に出向いてみては?
◆講演会◆5月27日(日)12時~ 午後3時~
プログラム 「ぐりとぐら」 「そらいろのたね」 「ぐりとぐらのうたうた12つき」
宮城県美術館は、絵本の原画収集は膨大な点数を所有している美術館です。過去にも、絵本原画展は何度か開催しておりましたが、一人の作家に絞って企画展示することは珍しい内容だと感じた。また、先週地方ニュースを聞いていた際、レポート内容を耳にした。「作品保護や資料の保存状況から、このような大規模な絵本作家原画展は今後30年前後開催が難しい」と、学芸員が話をしておりました。
一通り、絵本原画をみた感想として、透明水彩表現のみずみずしさが新鮮でした。多くの混色はしてないものの、木の表現一つとっても、筆のタッチの柔らかなこと!これは会場間近で見ない限り理解しがたいでしょう。
館内は作品保管目的として、照明はおとしているものの、作家が鉛筆で下書きしたあとや、画面構成の観点から、描写位置を変更したあとや、画面を切り貼りして修正した原画が見ることができました。入稿前の原画が目の前でみることができ嬉しい気分になりました。『いやいやんえん』の原画など、わずかにきばんでいるものの、これまた何となく懐かしい気持ちになれました。
私は『ぐりとぐら』シリーズ意外にも、山脇百合子さんの描いた挿絵から影響も受けたし、幼い頃、随分絵本も読みました。学級通信にちまちま描いている植物スケッチ。「山脇さんの描き方に似ているなぁ・・・」感じている。
全体的に、GW中だったこともあり、コーヒーショップもミュージアムショップも混んでおりました。宮城県美術館は、仙台の観光スポットでもあり、近場の新緑も見頃でもあったしなぁ。忠良記念館前のコーヒーショップ(セルコバ)で働いている知人が、「予想以上に混んでいる」と話していた。
会期は残っておりますが、興味・関心のある方は、早いうちに宮城県美術館に足を運べると良いでしょう。参考までに館内で頂いた案内をエントリーします。
☆ぐりとぐらのなかまたち(詳細はこちらをご覧下さい)