「教育問題」「美術教科指導」等駄文であれこれ感じたことを綴ってます。


by hakusuke
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企画展 柳宗悦と東北の民芸

企画展 柳宗悦と東北の民芸に足を運んできました。私は卒業論文民具調査だったこともあり、調査した資料の一部が展示されていて懐かしく鑑賞してきました。

 この企画展は、宮城県民芸協会設立40周年企画といった内容で、駒場にある日本民芸館所蔵のものも多く展示されていました。展示構成として、企画展 柳宗悦と東北の民芸_a0074653_0323530.jpg柳宗悦の記した、手仕事の日本に記されている東北の民芸を中心に、本から抜粋した資料を踏まえながら展示されていました。
 入って早々、この『手仕事の日本』原本が展示されていて、興味深く鑑賞してしまいました。

 10年前は、東北と沖縄だったかなぁ?東北の工芸と沖縄の工芸を比較鑑賞するような企画展もあったはずで、この時の展示も興味深い内容でした。

 最近、若者の間で『民芸』が静かなブームのようだ。最近、手仕事のよさが見直され、手仕事に興味・関心を抱く若者も増えているように感じます。書店に出向けば、雑誌ブルータスや、民芸に関連する書籍も店頭に並べられています。

 民芸に、最近興味・関心をもちはじめた方は、上記に取りあげている『手仕事の日本』は、読むべきでしょう。また、簡単に民芸について網羅したい方であれば、この新しい教科書 民芸書籍も簡潔明瞭で、まとまっている内容だと私は感じました。

 この企画展を終わったところに、東北の民芸品が販売されていたので、相馬焼き、大堀焼き、秋田樺や細工など興味ある方、足を運んでみるとよいでしょう。そして、宗悦の言葉を借りるならば、日常生活の中で使用しすることで、民芸の価値を見いだすのでしょう。私は、ちまちま購入しています。

 仙台市街からおいでの方、時間があるならば、東北福祉大学併設の、芹沢銈介記念館にも足を運んでみてはいかがでしょうか。仙台市が一望できる場所で、200円コーヒーは美味です。


企画展 柳宗悦と東北の民芸_a0074653_037550.jpg しばらくぶりに仙台市博物館にでむいたこともあり、売店の雰囲気が変わっていました。京都便利堂の商品を中心として、見ているのも楽しかったです。ついつい、暑中見舞い葉書かわりに、購入してしまいました。仙台市博物館に出向いたら、一度除く価値はありますし、美術の授業で使える、便利道の絵巻物シリーズ購入しようか迷ってしまった私でした。
 

生活に根ざしたデザイン
中南米の工芸←少しだけ芹沢作品がみられます。
 

 
by hakusuke | 2007-08-05 00:10 | 鑑賞-民具=趣味