戦争はなぜ起こるか
2007年 08月 09日
勤務校の図書室で、見つけました。生徒ちゃんたち!夏休み読書進んでいるかい?
学校図書室に、出入りはしているけれど、こういった本を借りて読む生徒はいないなぁ・・・とカード見ながら感じた私でした。
元々は子供向けに書かれている書籍なので、平易な内容かつごまかしがない文章でした。日中戦争や太平洋戦争、その後のベトナム戦争などが起こされた理由を的確に述べています。
歴史を振り返っても、利益や名声がほしい、価値観の違いとうから戦争は引きおこされてきた。戦争のやり方や戦う手段は時代とともに変わってはいますが、その要因は対して変わっていません。
日本は少しずつながら、犯した過去の罪を改めているけれど、まだまだ真実が隠されていることは多々あることでしょう。戦争を経験した人にしかわからないことがまだまだあることでしょう。戦争を経験していない私たちは何をするべきなのでしょうか。私が辛うじてできることは、事実を理解することであったり、受け入れることしかできません。
私は、子どもに読ませてみたい本だなぁ・・・と感じました。
<目次>
戦争の原因を考えよう
太平洋戦争はなぜ起こったか
日中戦争はなぜ起こったか
国と国のつきあい方
軍人は戦争をやめられない
第二次世界大戦はなぜ起こったか
アメリカとソビエトの対立
助け合おう
宗教と戦争
人口の増加は戦争になるか
戦争は人間の本能か
私たちのすすむべき道
私は個人的に、「太平洋戦争はなぜ起こったのか」の章が興味深くよみました。未だに生徒達が使用している歴史の教科書を見ても、おおざっぱにしか記されていません。 道徳指導で、戦争のことについて語ってみても、私自身もしっかりとした歴史的背景を認識して折らず、曖昧な説明になりがちなのです。