「教育問題」「美術教科指導」等駄文であれこれ感じたことを綴ってます。


by hakusuke
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本年度の試験を見せてもらう

 私の初任者研修中に授業してくださる講師の方から、本年度宮城・美術試験問題(コピー)を頂きました。全体をざっとみて感じたこととして、県教委は非常に基礎・基本の定着を図る指導者を求めているのかなぁ・・・?、時代にマッチした問題を出題している!と感じました。
 
 美術の試験問題をすべて紹介しても可能なのですが、目下自分の仕事に精一杯。実技試験だけ、内容を紹介します。

<問題文>
次の条件を踏まえて、「いじめ防止」をテーマとしたポスターを制作しなさい。
<条件>
○用紙の縦・横は自由とする。
○グラデーション効果を生かすこと
○1行~2行のコピーを考え、明朝体でレタリングすること(文字の数、大きさは自由とする)

<配布物>
B4ボード(ケント紙)B4版上質紙、B4版トレーシングペーパー


◆hakusuke出題から感じたこと◆
 毎度のことならが、恐らく200点満点でしょう。宮城県は昨年冬に、ネット書き込みから発展したいじめ問題や、事故なのか未だに不明ですが自殺した生徒もいます。このようなことも踏まえて、教師自身もいじめについて、考えさせるような内容として、出題したのかもしれません。
 また、私は本年あえてレタリングを扱いましたが、時数削減やコンピュータの普及に伴い、レタリングを授業で扱わず、コンピュータでポスターを作成する美術教師も増えてきました。美術教師の中にもレタリングができない、授業でも扱わない方もいることでしょう。このようなことから、あえて明朝体と記し、バランス良く文字を描かせたのかもしれません。
by hakusuke | 2007-09-04 23:47 | 「美術」試験に関して