美術に評価は必要か?
2007年 12月 01日
「美術に評価が必要か?」と問われた場合、私は数値的な評価は入らないと捉えています。
個々の生徒たちの実態に応じて、生徒たち一人ひとりのよい表現、課題となる表現にアドバイスした評価を与えたいです。一応、観賞会の時にはアドバイスしているのだけど・・・。講師として、高校で指導していたときも実践はしていました。
通信票といったものがある限り、否応なしに数値で評価を出さねばいけません。何かしら数値的に評価を出さねばいけません。師走となり、3年生たちは一足お先に、評定交換。次週は1年2年。今まさに学期末の評定計算しています。マクロ組むのは好きだけど、目が痛いExcelめ!!
指導と評価は一体化といわれています。この事に関しては、「こちら」にも記されているのでお読み下さい。
私は、自分が指導している生徒たちに5段階評価で、「2」はつけたくありません。同時に、努力が必要ですといった「C」といった評価をつけたくありません。2であったり、Cを評価しないように、日々の自分の指導を見直さねばいけません。
「2」といった数値を見た生徒・保護者の方たちはどう感じ取るでしょうか?今まで、私が出した評価に不満を伝えてきた生徒・保護者の方はおりませんが、「説明責任」といわれている今日、成績として出した数値に明確な理由をきちんと説明できなくてはいけません。説明できるように、生徒たちの作品に向き合う必要があります。「2」をつけなくてはいけない状況をつくってしまった生徒と自分のかかわりについて、自分の指導について、見直しする必要があります。
表現内容が不得手な生徒ならば、どのような支援を与えたのか?具体的に実演することや、個別にじっくりと制作手順を示すことも必要でしょう。ただただ「やっとけ!」ではなかったか?(そのような指導は一切しませんが・・・)休み時間や放課後にでも、作品ができない生徒と話し合う機会をつくったり、制作できる環境を与えたか?単に指導者が大嫌いも生徒が取り組まない背景にあると思います。(自分が学生時代そうだったから・・・すまんねー○先生。)
私の授業では、毎時間目標を設定しています。黒板に「今日の目標!」で、黒板にデカデカとこの内容をクリアしよう!を示します。生徒たちは、授業終了と同時に、「進まなかった・・・」「今日は目標以上進んだ!」などなど伝えてきます。
学級や部活動の生徒たちに、休憩時や掃除時間に、「先生説明長いからだよー(進まなかったのは!!)」と、いわれるとスマーンになるわけです。指導者の反省が、生徒たちから気づかされます。
やっぱりまとまりません。続きは別エントリーにて・・・
☆授業中の様子から←会話した彼らは、進学先(大学)が決まったらしい
☆美術にやる気のない生徒教採ネタですが・・・
☆小学校図画工作評価を考える←これもまとまっていない