ペーパーナイフづくり その1
2008年 03月 01日
「まぁ、木って生きてるからさぁ・・・はははは・・・」で受け流す私。そして、納得する生徒たち。すまーん!!
美術準備室整理していたら、グラインダー見つけたので、授業中活用しています。やはり、制作に支障をきたさないことの一つとして、思うように刃物で切れるということだと思います。それ故、グラインダーは非常に重宝しています。生徒たちがグラインダーを使うには難しく、私が「切れないー」の生徒分研ぐ状態です。
刃物の研ぎ方も教えたところ、男子生徒たちは元祖刃物研ぎに、「なんかさぁ、魚やみたいだよねぇ」「昔話にでてくるようねぇ・・・」で、楽しく刃物研ぎを覚えました。
テレビやインターネット等で情報はあれこれ得ているようですが、生活の基本?生活していく上でもっともっと多くのことを体験させて学ばせていくことが大切だと感じています。刃物の研ぎ方にしても、小刀の使い方一つにしても・・・。
さて、本学期も残すところ1年美術は、3時間!
ここからは、日頃の私の京訛り口調での授業の様子・・・。
最後の仕上げ段階です。ある程度木彫ヤスリで整え、サンドペーパーでひたすら渦巻き渦巻きを描くように、ヤスリをかけています。「寒いから窓あけないで!!」なんてぼやかれますが、「木くずが飛散しているんだって!あんたら寒いいうけどなぁ、あけるわ!風邪引きぶり返すし・・・・」で、窓あける。「授業後はうがいせぇよー。この1時間で、絶対!絶対!木くずすっているんだから!!」
生徒たちを比較するわけではありませんが、男子生徒のほうが意欲的に受け取れます。女子生徒は10分集中すると、手が痛くなってしまうらしい・・・。軟弱なとはいいませんが、これはこれで男子生徒たちが得意とするところ、女子生徒が得意とするところとして認めてあげたいです。勝ち気の女子生徒は、男子生徒が早く制作が進んでいくことに、少々イライラ。しかし、女子生徒は女子生徒なりに丁寧な作品づくりに取り組んでいるからこれも認めてあげたい。
それにしても、サンドペーパーで磨いたあと、ボロ布でひたすら擦っていると、木目のきれいなこと!進度の早い生徒たちが、「俺のすごいんだけど・・・(みてみろよ状態?)」
確かにすごいので、生徒に引きつられるように、「すごいわ、○君!!木のよさが生かされたね!よくやったなぁ・・・」と声がけしています。試し用紙で、
ペーパーナイフとしての機能、つまり紙が切れるか?を試す生徒たち。さくっと切れたときの快感がたまらないようです。快感を通り越して、我が学級の男子生徒たちは広告用紙をさくさく切って切ってアハハハハになり、美術室のゴミ増やし、「ほどほどでいいわい!もう!!」となる。
オイル塗りまであと少し!頑張れ1年生。