「教育問題」「美術教科指導」等駄文であれこれ感じたことを綴ってます。


by hakusuke
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絵から読みとる

 日曜美術館は錯視に関する内容だった。ボーとしながらみました。記憶曖昧であり,再放送でももう一回みたいところです。私は決して,錯視に詳しいわけではありません。「面白い!」と思って鑑賞してしまうだけなので,深い授業はできているとは言い切れません。

 ゲスト3人の会話の内容が興味深かったです。「どんだけ~?」のIKKOさん「美容家として,(化粧をするときの)ハイライトのいれ方を絵から学びます」と語っていました。
 私はメイクをする際に,気合いを入れることも少ないこともあり,IKKOさんの話は「なるほど~」と感心させられました。確かに美容という,美がかかわっていることもあり,このような場で美術が生きてくるのだなと感じました。ちょっと明日ハイライト入れてみるか?

 ゲストのどちらかが話をしていたはず。
 枠におさまっている絵を見ながら,絵のへりに足をかけている様子を見て「狭い世界から抜け出そうとしている」ちっぽけな社会から抜け出そうとしている事を暗示させる絵。

 アルチンボルドの『ウェルトゥムヌス(ルドルフ2世)』゙の絵を見ながら,アルチンボルド゙は非常に一つひとつ丁寧に果物を描いています。そのため,この果物一つないだけで安定感がなくなる。国家の安泰を意味する絵?といったようなことを伝えていました。記憶は曖昧ですが,とてつもなく今の日本を象徴しているようで,にたにた笑ってみていた私です。

 福田繁雄の,発想の転換に関することについて,語っていたVTRも興味深かった。こんなことから娘さんである福田美蘭さんも,「錯視絵を描いているのだろう・・・」とちょっと考えさせられました。


 錯視絵として鑑賞した以上に,絵から読み取ることの面白さに気付かされた番組でした。あー文化村に出向いてこようかな?
 
 
by hakusuke | 2009-05-17 19:53 | 日記 今日という日!