15歳の自分
2009年 05月 25日
勤務校の行事に照らし合わせると,5月の修学旅行,生徒会総会,中総体,7月の合唱コンクール等があります。中総体を終えたとき,やはり運動部の生徒たちは顔つきにしまりが観られます。また,合唱コンクールなど終えた直後など,学級の団結力がまとまりにまとまっている時期でもあるから,思いっきり顔つきも変わります。先々週まで,変則的な時間割だったことも含め,自画像の作品の鑑賞や,自分自身をひたすら見つめさせていました。ちょっと前まで,取り組ませていた課題は,下記の内容です。
●様々な生き方をした人の自画像を鑑賞しながら,表情や画面から伝わってくるものを自分なりに受け止め表 現する。(たくさん鑑賞したわけではありませんが6枚は鑑賞しています。)
●その他にも自分で様々な作家の自画像を見、さらにはその人の生き方や逸話に触れながら、なぜそのよう な表現になったかを考えさる。
●自分の自画像を描く際のヒントし、タッチや背景の描き方の参考とさせる。
●自分の夢や主張、訴えたいことや心の様子を、自分の顔や背景に表現していく。
「学習のねらい」
●様々な表現方法の自画像鑑賞をし、そこから伝わってきた物を自分なりの言葉で表現をする。
●色合いやタッチ、背景の描き方に共感できる作品をヒントにしながら、自分の思いや考えを自画像に表現す る。
学習のねらいにある,「自分なりの言葉」で表現をする。これが我が校の生徒たちの課題でもあるので,トコトン追求させていました。他校の生徒はどうなんだろう?
「計画書かいてみましょう!」と,個々の生徒に文章でまとめさせると,数人「普通」「普通の顔を描く」と描いて提出する生徒もいます。「だいたい普通ってなんだ?」と,計画書チェックしながら,少々機嫌悪い時のオラオラ~と突っ込んでしまう自分がいます。ここでひるんではいけないのです。
「君にとって普通って何?」「どういう事が普通なの?」「何をもって普通といえるの?」と押し問答の如くあれこれやりとりしながら,自分をじっくりと観させたいのです。
続く・・・