2009 ゴーギャン展
2009年 08月 03日
ゴーギャンがタヒチに行く前に描いた『パレットを持つ自画像』。授業で取り扱っていたこともあり,ちょっとじっくりと鑑賞。シェンナの色合いと同時に,貧乏だったんだろうな。キャンバスの地肌が見えていた。じっくりと見ると色の対比が美しい。また,気高さを感じさせた。
木版画も展示されていたのだけど,こちらはあまりじっくりと鑑賞をせず,気になった作品を中心に味わう。
その後,今回の目玉作品である『我々は何処にいくのか』を鑑賞。作品の前に,巨大テレビが2つあり,描かれているモチーフが,それぞれ何を意味しているのか,繰り返し描かれた題材等紹介されている。解説用ビデオが放送されている。ゴーギャンに関して知識が乏しい方は,是非観てから作品を味わうとよい。非常に作品のことが理解できると感じた。
それにしても,人生は旅。旅。旅。旅。中田英寿のようだ。
小雨降る中,私は今後どうなるんだろうな?とまったり4階にて,お堀見つつ考えた。何にも答えは出なかったけれど,ゴーギャンの作品を鑑賞できてよかったとだけ心は満たされた!また,非常に図録の説明も分かりやすく,またミュージアムショップ会場にて,先行販売されていたゴーギャンのDVDもよい内容で,2学期に授業で見せようと感じました。生徒達にも味わってもらおうと,購入。ヘイリーのバックミュージックとともに,作品を鑑賞できます。
無料シャトルバスが数分おきに東京駅と,美術館を往復している。東京駅付近を熟知している方ならば,無料シャトルバスを利用することをお薦めする。館内は作品保護のためひんやりとしている.これから出向く方は,冷房対策も行い鑑賞するとよいです。