「教育問題」「美術教科指導」等駄文であれこれ感じたことを綴ってます。


by hakusuke
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芸術と政治をめぐる対話

芸術と政治をめぐる対話 (エンデ全集)

 ミヒャエル・エンデとヨゼフ・ボイスの対談本です。表紙が何ともかっこいいです。
 この二人の組み合わせ時点で、どんな対談をしてくれるのだ?と疑問に感じる方も多いだろう。

 対談内容は主に芸術と社会の関係性について。タイトルは政治と書かれているけれど、美術と社会のかかわりといった方が適切かもしれない。二人の考え方の相違点や一致する点。そして、このすばらしいところは、相当異なる場合であっても、しっかりと追求していく二人の姿勢そのものだろう。

 久々に読み直ししたわけだが、エンデの説明は「正確、的確であるなぁ・・・」と感心する一方、ボイスの説明がわからない部分もあります。私自身がまだあまりボイスの制作意図について理解していないから?作家と美術家の違いなのだろうか。読み直すことも大切だろうけれど、ボイスの表現に対する思い理解してから読むと、理解しやすいのかもしれない。
by hakusuke | 2009-10-24 21:49 | 本-美術