川喜多半泥子展~松屋にて~
2010年 01月 11日
新年始まって、見た展覧会だ。格好いいと記した方がよいのか面白いと記すべきか。無知だった私は、出向く前にググって知った資料をざっと読んでいった。生まれついての資産家。幼少から眼にしてきたもの、育ってきた環境が違うことが、所々に記されている解説からも理解できた。審美眼も違う。作陶の指導を受けるにしても、荒川豊蔵や金重陶陽、三輪休和、三輪壽雪らをはじめとした方々で、桁が違う。
展覧会最後に、写真家としての半泥子コーナーがあった。まぁ、焼き物に転向してからカメラワークから離れていったと記されていました。これまたすばらしい写真だった。モノクロ写真であったけれど、素敵だった。
あとで、半泥子について随筆集読んでみます。
その後、飛騨春慶×日本デザインコミッティー「椀一式 - 使う漆器へ」
で、飛騨春慶の展覧会も見る。これまた、8人のデザイナーが考案した器、盛りつけ写真等整然と展示されていました。美しいな-と感じた作品は、黒川雅之さんの作品。また、佐藤卓さんの器十本の使い方も興味深い内容でした。帰路の新幹線内で、購入したこの本半分まで読み終えた。この展覧会の全てが記されている内容です。
☆(関連)日本デザインコミッティー