「教育問題」「美術教科指導」等駄文であれこれ感じたことを綴ってます。


by hakusuke
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カテゴリ:鑑賞-絵画( 39 )

宮城県美術館所蔵作品紹介を兼ねた,鑑賞指導を終えたクラスの意見を。文章に記すことよりも,どちらかと言えば作品鑑賞時間に長く時間とりました。たぶん五分ぐらいでまとめた内容。もっといるのですが・・・まぁほどほど。

◆クレーの解釈◆
○色彩だけで,あそこまで表現できるのが,(ぶっちゃけ)すごいです。色にまた色を重ね・・・。何か執念のようなものがみえたり・みえなかったり・・・。独特の雰囲気ですね。嫌いではないです。

○クレーの作品は,作品は興味あると思う。何が描いているのかわからないけれど,見ていく打ちにわかってきておもしろいなーと思いました。

○絵って,よくみれば見るほど人それぞれに見え方が違ったりする絵があって,興味深い。それに絵だけで画家が伝えたいとすることがバンとくるような絵があって興味がある。

○クレーの作品は正直わかりにづらいので,あまり興味は持てない。一瞬わかりづらくても,最後にはわかる絵の方がいい。パウル・クレーには,あっわかったが今はすくない。
まだ松本峻介の方がいい・・・。(松本峻介も見せてます)

○「破壊の町」というクレーの作品が,すごいと思った。砂に家が埋もれていたり,絶望感が出ていたりしてすごいと感じました。色も暗いイメージでピッタリだと思います。こんな発想力ができてすごいな。

○色をいっぱい使って表現しているけれど,私としてはもっともっと押さえても良いと感じました。全部がうるさいわけではなく,中にはにぎやかだなぁとかんじたさくひんもあります。絵は人の気分や視点で見方がそれこそ一人ひとり違って,それが面白いのだと思います。

○クレーの「バラの庭」を見て,自分は庭よりも本にみえた。もしかすると,「ばらの庭」はただバラが咲いたわけではなく,本を庭に見立てて描いたのかもしれない。町にもみえるが,やはり本のイメージが強い(遠近感の問題か?)いや,機会あったら仙台にいきます。

○クレーの作品は,どんなに考えても,何にもみえないし,作品名を見ても「はぁ?」って思ったから,個人的には面白くない。松本峻介の方が好きだな。

 クレーの作品を鑑賞させることは,前々からの計画ではあったけれど,反省すべき点もあるから,今後の改善資料として記しておきます。クレーだけは,2時間中1時間授業に使っているから,書いている生徒の反応も大きい。

a0074653_19362763.jpg◆松本竣介「画家の像」鑑賞して◆

○松本竣介は,戦争時代の絵として嫌いです。色がもう少し明るい方がいいと思う。でも時代かな?

○松本竣介は,暗さの雰囲気,あのきりりとした顔つきがよい。(数点の作品についてあれこれ書いていた)
○見方を変えてみると,色々なものにみえてくるのがおもしろかった。松本竣介さんの絵で,左側にある物体が,焼死体にもみえました。

○松本峻介の作品に,リアルな感じを受けたので,非常に興味深い作品だ。

○松本峻介の絵は,モデルというか描いたものが何かわかるかって,気持ちが伝わってくるから,(クレーより)いいなぁと感じた。

もっと作品鑑賞させればよかったのだろう。時間の都合上,3点「ニコライ堂」「立てる像」「画家の像」を例示しながら,の鑑賞だったためコメント数少ない。生徒の感想から推測するに,松本峻介の描写力を好む生徒に気がつけてよかったかもしれない。

クレーを鑑賞させて
鑑賞活動に関して考えること
by hakusuke | 2006-11-18 19:23 | 鑑賞-絵画 | Comments(0)

クレーを鑑賞させて

 勤務校は,県北。中には県境から通ってきている生徒もいる。地域的にも,宮城県美術館に出向く機会もないだろうと,県美術館についての紹介を含め,あれこれ作品を鑑賞する。
 個人的にどれくらい県美術館について意識しているのか気になったりもしたので,「宮城県美術館行ったことある人?」と,挙手させた。4名しかいませんでした。その中で3名が,単に高校美術展に出展している美術部員ではないか。もっと県美術館について,普及させねばいけないなぁ。
 ついでにもって,学力低い学校と思わないでくださいね。「金色の魚」を描いた作家=クレーの作品とわかった生徒はいませんでした。がっかり。がっかり。「この作品も,わからないのか?がっかりだー!」とは口にはしませんでしたが,「見る機会がなかったのかなぁ?」と,ある意味ポジティブに捉え,もっと,中学校で教えようと強く感じた私なのでした。でも,がっかり・・・。もっと鑑賞活動充実させよう。もしかして,職員にもいたりして・・・??



a0074653_23425074.jpg1時間目クレー作品鑑賞する。県美術館企画展内容を含め紹介する。用いた資料は,辛うじて,このパンフレット。県美から配布された「野いちご」ポスター1枚。←県美のHP上だと随分色が暗い。もっと混色されていて,本物は明るい色です。クレーの色は画像ではつたえられないなぁ。ぶつぶつ・・・

2時間目(所蔵作品を中心に,松本峻介・北川民次・ムンクなど・・・

 次回の課題が,自分の内面を表現する課題に取り組ませるので,美術史・様式などに,とらわれることなく,あれこれ県美術館所蔵作品・私が個人的に興味ある作家も含め,鑑賞させてしまっております。いいのか?この美術鑑賞指導?
 私の授業は,1時間に全員指名する。生徒にはドキドキ時間だったりもするらしいが,必ず1度は指名して,反応を返させるように意識している。


◆  クレー作品との出会い  ◆

指導の雰囲気は,以下の感じです。これは,ある意味「対話型の鑑賞」なのでしょうかね??
結構文章で記したら長い・・・なぁ。

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by hakusuke | 2006-11-18 00:59 | 鑑賞-絵画 | Comments(0)
 今朝の新聞開くと,教育現場のずさんな内容,教師の不祥事等,学校現場にかかわる者としては余り嬉しい話題ではない。
 バラバラっと新聞に目を通していると,『(ジャクソン)ポロックの絵売却額164億円』といった記事があった。小論文ネタとして,サクサクと切る。
 余談だが,勤務校は生徒達が小論文練習(文章をまとめる力の育成)と,生徒の息抜き?程度に,教職員が交代で新聞記事を投稿することになっている。投稿された新聞記事,10ほどのネタは,B4版に印刷して毎月配布している。『先生の目=ホット・ブレイク』とか行った名称で,小論文対策委員の職員がまとめて印刷しているようだ。社会面に注目していたり,子育てに注目していたりと,特に内容に規制はないから,職員室内の同僚たちが,どのような記事に注目しているのか,私は興味深くみている。今月は何だろう。履修問題かなぁ・・・。

 さて本題を戻し,ジャクソン・ポロック(1912~56年)は,第2次世界大戦後、ニューヨークの若手芸術家の一団が、アメリカ独自の芸術運動を起こし、初めて外国の芸術家にも大きな影響を及ぼした作家の1人。その他に,ウィレム・デ・クーニング(1904~97年)、マーク・ロスコ(1903~70年)を中心とする抽象的表現主義派である。彼らは、形式的な構図や写実を排して、空間と色の直感的な配置を重視し、キャンバスに絵を描くという身体的行為の効果を表現しようとしたわけだ。お粗末な解説だ。
 個人的には,ロスコの表現方法に,私は引かれてしまう。ある意味,憎らしい。しかし,ジャャクソン・ポロックが用いた,ドリッピング技法でもって,キャンバスの枠を越えた空間感っていうのか?この表現は,美術史に大きな影響を与えたわけで,美術史としては大事な時代の流れだろう。
 クーニングも記したいが,現時点でクーニングには余り惹かれていない。あのダイナミックな表現については,素晴らしいと感じるけれど,私が表現として参考にしたい作家ではない。また,教採試験の専門教養香川県の過去問でも,「クーニングの女のよさについて論じよ!」といった内容が出題されていたようだが,私はこの作品を中・高生に理解させられる教師はどのような指導をするのか逆に興味深かった。問題集にまで,指導できるのかぁ?オラオラ・・と,イライラと鉛筆チェック入り。
 どうも脱線してばかりだ・・・。ポロックの作品は,現在使用している(のか私??)光村出版の教科書にちらりと載っている。来週,生徒ちゃんたちにクイズでもしてみよう。いくらでしょう。そして,この大きさはなどなど・・・。ついでにもって,この空間表現にまで,現勤務校の生徒ちゃんたちに気がつかせられる話題ができたら,私って素晴らしいと思う。はっはは・・・
 ついでにもって,ドリームワークスのゲフィンって,あのゲフィンですか???うーん。そうであれば,CD買いまくってしまいます。
by hakusuke | 2006-11-04 21:33 | 鑑賞-絵画 | Comments(0)
秋のアルテピアッツァ散策
こういった姿ほほえましいですね。恐らく私も,岩田先生の美術指導に似たり寄ったりのような授業になりそうです。私の指導が適切かも分かりません。しかし,「作品見ましょう」とも生徒に言わず,ただその時間をまったりまったりしてそう。この時間?場の雰囲気を鑑賞しましょう時間となりそう。

 さて,作品を鑑賞するとき,どちらが学習指導上適切なのでしょう?
①前もって作家の作品・鑑賞ポイントを指導して鑑賞する。
②雑念もなく,鑑賞する。後日,鑑賞した作品を資料?をもとに説明し理解を深める。

 私個人の美術鑑賞としては,①の方法で,もっぱらとってから美術鑑賞している。しかし,生徒の立場だったらどうだろう。既習した内容から,興味持つ生徒・あまり興味示さない生徒もいるだろうと思う。あとで,作品を鑑賞して,作者の意図が理解できるような説明をすることで,生徒が,大人になってからも作品に興味持てば,リピーターになってくれるかもしれません。
 いや,美術鑑賞ツアー?は部活動以外,連れて行ったことがありません。近場にこれだけの作品を鑑賞できる地域に勤務したことがないことも現状。こういった学習時間が取れる地域は,羨ましいです。いつか授業で,県美にでも連れて行って作品鑑賞させてみよう!

 それにしても,安田 侃氏の作品。2001年日本・イタリアとの交流年から過ぎた今。輪をかけて美術の教科書や雑誌でも取りあげられるようになった今。非常に鑑賞したいと強く感じている作家の一人。やはり,色々な作品に興味持っていないとダメですね。

安田 侃魂の彫刻家
by hakusuke | 2006-10-06 21:36 | 鑑賞-絵画 | Comments(2)

女性の美しさとは?

a0074653_14564134.jpg来年度計画中の日本文教出版の教科書(見本)と現在の教科書。いや,いいですね。ぐっと見つめる青いターバ少女。これだけ画像がきれいだと,鑑賞指導が楽しくなる。亀裂までくっきり。
しかし,我が勤務,ここ数年光村図書使用しておりますごめんなさーい。
a0074653_14571019.jpg雨の強い時間の1時間目選択B・3年授業だった。10名しか履修していないのだ。指導者は楽なクラス。
自主課題設定が,中心の授業である。注文していた教材が届かなかった為,数名の女子生徒と,あれこれ,「女性の美について」美術鑑賞をする。


その1 「フェルメールの青いターバン少女」
 映画『真珠の耳飾りの少女』を,私が観た感想・演技混じりでをつらつら話をした。禁断なる愛,奥さんの嫉妬する姿を想像し,「うーん」「きゃぁ。いやぁ。先生だめよぉ。浮気はいけませんね・・・」と悩む。男子生徒,時々耳ダンボ。
 映画の内容から,推測すると,この少女。君たちと同じ18歳前後だと思うのだが?

その2 「ヴィーナスの誕生」 
「学生時代,私これ模写したよ」と私が伝える。「えぇ?先生ちょっと真面目学生だった?」
                               ↑今はどう思っているのだ?
「ちょっと爪がきれいすぎ!」「何故このヴィーナスは,ちょっとうっとりしているのか?」「自画自賛していないだろうか?」と疑問を投げかけてきた。うむむ・・・確かに。後で調べてみよう。ヴォッテチェリ,あまり詳しくありません。でも,「テンペラ描きたい」と言ってきたから,後で教えたいと思う。

その3 奈良美智「Little Romana」a0074653_1956511.jpg
奈良美智氏の作品は,どうもイラストレーションとして捉えがちだ。真っ先に「ぎゃはは・・・かわいい」となる。原画はかなり大きいのにね。a0074653_2024521.jpg
 この作品は美的とかいうより,生徒ちゃんが言った一言。「自分の子どもだったら,何となく憎らしい」「ちょっとこっちの子どもの方がいいなぁ。」とルノワールに指が。

a0074653_2064882.jpgその4 フェルナンド・ボテロ「バルコニー」
「この作品。なんか好き!」いった生徒がいた。何となくほのぼのするらしい。あとは,「もち肌?って感じがする」「色白くて羨ましい」と言っていた。
私が「昔,我が家の冷蔵庫に,母↓と書いてこのボテロ作品はったことがある」って言ったら大笑いされた。

a0074653_20131427.jpgその5 シュザン・ヴァドラン「果物のあるシュザンヌ・ヴァラドンの自画像」すみません。ユトリロの母だっけ?あまり詳しくありません。ゴダゴダした人生だった人といった印象があるのだけど。
印象派だといったことは理解できたけど。この作家は後で調べる勉強しなくちゃ。。しかし!作家の作品に言った一言。「ネプチューンの奈倉そっくりだよぉ」奈倉のイラストまで,描いていた。「顔のほりとか深そうだしね」「え?!奈倉はフランス系??」

a0074653_20252643.jpgその6 フリーダ・カロ「猿をつれた自画像」
はじめ女性ではなく,男性だと思っていたみたい。まぁ確かにこの作品って,リベラと別れる頃の作品だし,男性と見る視点は分からなくもない。
 映画『フリーダ』を元に,カーロの人生つらつら話す。またも,この恋愛話に「えぇ?!」と驚く。「ちょっと生き方がすごすぎる・・・」「リベラ!妹ダメじゃないか」からはじまり,恋愛とは何だ?になる。
 しかし,私はカーロの生き方はちょっと考えることも多く,ついでにもってリベラとの恋愛も,面白いと思う。ついでにもって,私の恋愛対象筑紫哲也さんなのだ。←結構,日々公言しているから生徒はハイハイって感じ。
 これまた,カーロの映画から作品に興味持ったみたいなので,受験終わったら,カーロ上映会しましょうとなる。
 この絵で気になったのは,やはりメキシコの女性美対象となるこの眉。映画の中で,「カーロの結婚式のワンシーンあって,みんな眉こんな感じだったよ」っていったら,またも驚く。「何故眉が両津勘吉みたいなのだ?」「文化の違いでしょうねぇ」「美しさって分からん」と,話題となる。

 ということで,機会あれば,「美男子とは?」の話題もしくは,男子生徒が好む女性美について話したいところです。次回は制作だ!

結局は女性の美は様々ですよねぇ・・・て終了時刻5分前。


☆平成21年,5月6日追記 
 「真珠の耳飾り」に関する映画情報リンク元は削除されていたため,DVD紹介します。関心のある方はご鑑賞ください。
真珠の耳飾りの少女 通常版 [DVD]


 
by hakusuke | 2006-10-06 20:55 | 鑑賞-絵画 | Comments(0)

現代美術社の教科書

 空き時間は,ひたすら美術室清掃である。数年前に統合された学校故,教室も雑然としているが,一番ひどいのは備品の在庫数が分からないことだ。プレハブ校舎への移動も含め,ひたすら掃除に追われている。
 本日は,戸棚整理をする。古い予備校パンフ,生徒が置き忘れただろう教科書が,随分とたくさんあるものだ。整理していたら,現代美術社の教科書数冊出てきた!!見つけられたことは,非常に嬉しい。高校生の時,購入し未だに持っている教科書の出版社だ。指導書も数冊出てきた勢いで,第一教頭さんに恐る恐る聞いてみた。
「古い教科書,同じ内容の指導書数冊出てきたのですが,戴いてもよろしいでしょうか?」あっさり,「どうぞ!ご自由に!」と言われた。恐る恐る聞くまでもなかったのか??

 さて,現代美術社の教科書知らない講師の方は,知人美術教師がいるならば,聞いてみるとよいでしょう。現在は発売されていない教科書だが,私でも知っているくらいだから,27歳以上の美術教師であれば,現代美術社の名前くらいは,知っている方もいるでしょう。監修に,彫刻家の佐藤忠良先生が関わった教科書であり,今発売されている教科書に比べると,驚くくらい文章がびっしり記されている教科書である。一字一句詠めば読むほど,考えることが多い教科書なのだ。はっきり言って,教科書には思えない教科書。
 高校生の私が美術履修するにあたり,教科書購入時に,これ教科書?と感じた教科書である。1○年前の話。今,改めて読んでも新鮮であり,教科書として鑑賞しても,指導書として読みとれるような非常に興味深く奥が深い内容で記されている。

a0074653_204111.jpgMixi上で紹介があり,購入した本。相変わらず絶版本だったが,なんとか古本購入。この本の最後に,この現代美術社の教科書に携わった経緯が記されていた。この内容もあり,さらに教科書の見方が新鮮に感じた。同時に,指導者・教育する立場にある一人として,非常に考えさせられた1冊である。
*佐藤忠良さん付けではなく,佐藤忠良先生と書きこんでしまいました。この本を読んでいる方は,意味が理解できるはずでしょう・・・。
by hakusuke | 2006-08-29 20:42 | 鑑賞-絵画 | Comments(0)

知らないことから

「堂本印象のことで,調べたい本があるのよ!」美術書なら「堂本印象なら,県美の図書室に資料あるはず」と紹介したことから,一時母親が宮城県美術館のリピーターとなっていた。先月の話。特別展・常設展。忠良記念館の2枚綴りの招待券あげたから,何度か行っていたはずだ。我が母も,私に似て突発的である。私が似たのかなぁ。

 ある日,「変な顔が描かれた絵みたの。」と少々興奮気味。「栗みたいな,小憎たらしい顔の・・・目がつり上がっている・・・」簡単なイラストまで描いて力説していた。

「栗?」それって・・・

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by hakusuke | 2006-08-17 19:52 | 鑑賞-絵画 | Comments(0)
 本年度高校に勤務してみて,本当に,美術作家・作品知らないことに,正直驚いている。美術教育フォーラムでもこの話題はあり,納得して聞いておりました。先日高校3年生に,公務員模試の問題見せられて,「睡蓮の絵を描いたの誰?」「日の出は?」と聞かれた。田舎だからかなぁ。本当に学ぶ機会はなかったのだろうか。これだけ情報がある時代家で何しているのだろう・・・。

 本日午後,数名の生徒と,脱線美術鑑賞会をする。
「ミケランジェロは,女嫌いだったんだよ。容姿が醜かったらしく,いつも男の人モデルだったんだって。」                     
「なんで?なんで?嘘だぁ。先生またまたぁ・・・ご冗談を。」   リトビアの御子さん↓
「作品見て見なされ。彼の描いた作品たくましいよ。リビアの巫女など,男の人並みにたくましい腕!」a0074653_1955392.jpg
「いやぁ先生の左腕みたい!ぎゃはっは・・・」
「はぁ,あなた方の観察は,間違っておりません。」剣道での筋肉ががっちりと。よく見てる・・・。

その後,最後の審判を鑑賞しながら,魂のないようなミケランジェロ紹介。「モナリザの微笑について」話をする。夏休み期間中学校に来て,最後の審判誰が描いたと,何処にあるのかぐらい覚えたら,少しは学校に来て勉強している価値はあるかもね。迷宮美術館でも,このような話していた気がするけど,見ないのかな。 
 私は,脱線鑑賞会は,大事にしたい。同時美術な眼は持たなければ!!
◆蛇足◆
日文出版から頂けた,特大モナリザポスター結構大きすぎて怖いのですが・・・。額装しようかなぁ。


 

 
by hakusuke | 2006-08-09 19:38 | 鑑賞-絵画 | Comments(4)

若冲と江戸絵画展

a0074653_21273343.jpg 8月2日(水)9時14分撮影。夏休み中であることや,ブルータス発売次の日だったからかな。会館前に随分並んでいた。今年夏の東京国立博物館の目玉作品展。若冲があれだけ人気なのだろうか。それともジョープライスさんの視点が興味をそそられるのだろうか。どちらでもいいけれど,大盛況ぶりである。
 さて,この展覧会について私自身の感想。正直なところ,第1室~第2室は,若冲が取りあげられていると合って随分と混雑していた。「鳥獣花木図屏風」「猛虎図」も以前若冲作品を見ていた私は,結構あっさり鑑賞で終わらせてしまった。初めて若冲作品を観たときの印象の方が,強烈すぎて感動した!とまでは至らなかった。もったいないといえばもったいない鑑賞だが,落ち着いて観たいといったのが本心なのでスタコラスタコラ。逆に,印象深かった作家は長沢芦雪,鈴木其一,森狙仙だった。。a0074653_23351381.jpg彼らの作品は,私が京都で生活していた時期にどこかで観ていたかもしれないが,当時はあんまり興味を持っていなかった作家だったのだろう・・・あ,そうそう何故印象深かったか。この展覧会のジョープライスさんの作品に対する感じ方やとらえ方の一つでもある,大胆な発想や構図で表現されいる作品だったからだろう。まさに,ドンピシャリ!私も,はまってしまった一人である。
 

a0074653_23295081.jpg 長沢芦雪の「幽霊図」は,描かれた当時の照明具合を考えたら,夜,鑑賞したいといった気分にはさせられないだろう。薄墨による表現や眼の表情をろうそくの光で見たら気味悪いはずだ。好きな作品ですが・・・森狙仙「猿○狙蜂図」これは,猿がボケーと蜂を見る姿。屏風だから良い構図なのだと感じた。ポストカード作品は印象が違うなぁ。

 最後の4室。部屋に入った時の印象は,「何故に,こんなに人少ない?!手前に気合い入れすぎて見ているのでは?」と感じた。いや,別にいいんだけど・・・。この部屋が,一番良かった。屏風の美しさ,時間を追って雰囲気を味わうというか,ジョープライスさんが「力を入れたかった部屋にしたい」と言っていたことが,多少理解できた気がした。欲を出すならば,抹茶など出されたら文句なしでしょう。同時に,今後の美術館・博物館の経営にも大いに期待したい。

 同時開催で,あなたならどう見る?ジャパニーズアートを開催していた。美術鑑賞活動に,視点を変えてみることを学習させる教材として,参考にしたい展示構成だった。というか,大いに参考にさせていただきます。購入する気全くなかったのに,「限定!」といった甘い言葉にひかれ,ついルービックキューブ購入し,新幹線内カチャカチャして帰路に至。

 本日届いた,和楽にこの展覧会について書かれていたので読んでみよう
by hakusuke | 2006-08-04 22:55 | 鑑賞-絵画 | Comments(0)