つくること みること かんがえること:2015自分の授業
2015-09-19T21:48:09+09:00
hakusuke
「教育問題」「美術教科指導」等駄文であれこれ感じたことを綴ってます。
Excite Blog
鳥獣人物戯画
http://hakusuke.exblog.jp/21660256/
2015-09-19T20:47:00+09:00
2015-09-19T21:48:09+09:00
2015-09-19T20:47:51+09:00
hakusuke
2015自分の授業
あまり丁寧な解説を加えず,今後漫画題材にも取り組んでいく計画なので、誇張や強調といった用語をさらりと紹介。甲巻に描かれている内容の紹介と指導書付属のDVDを鑑賞させる。指導書のDVDは、簡潔明瞭で生徒たちは集中して鑑賞していた。その後、国立博物館で購入していた甲巻の絵巻物ミニを紹介する。絵巻物をグルグルと見せていったのだが、あまりにも長いので,「長!」「これが4巻?」と、驚いていた様子だった。
絵巻物は右側から,左側に見るといったことを初めて知った生徒も多かった。生徒の感想発表や自己評価を読んで、作品を見たり、教えて気付かせることの必要性も考えた1時間であった。授業を終えてから、筆ペンで兎をノートに描いている生徒がいてほほえましかった。
その後、現代版鳥獣人物戯画として、物語を考えさせた。美術科の内容というより国語科の内容ともとれそうな学習内容である。生徒の実態を踏まえ,国語科担当にも物語を作ることについて,学年の実態や国語科としての視点を教えていただいた。職員室で炉辺談話程度ではあったけれど、参考になった。
帰宅後、光村図書の小学校国語の教科書を読み直してみた。ちょっと指導する視点は違っていたけれど、何となく授業の視点の甘さであったり,突っ込んだ発問の不足にも気付くことができた。
シルバーウィーク後半の3日間。美術による学び研修会が東京で行われる。第10回大会といった、記念大会でもあるので,出向く計画だ。
鳥獣人物戯画を題材とした国語科の授業について触れた研修会が行われたのは、秋田の学び研修会でした。雪の秋田大学が会場であり、ワールドカフェを楽しんだり。ちょっと思い出深い。また、記念大会初日は、鳥獣人物戯画について小学生を対象として授業提供してくれた森實先生の記録係としてお手伝いしたいと思います☆ただ今,読み直し中である。
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オリンピック問題と授業づくり
http://hakusuke.exblog.jp/21616824/
2015-09-05T21:18:00+09:00
2015-09-05T21:24:49+09:00
2015-09-05T21:18:04+09:00
hakusuke
2015自分の授業
夏休みの宿題に、マーク集めを課題に出していた。1学期にマーク集めの課題を出した頃は、オリンピックに関連させて,夢のあるマークづくりはどのような授業提案ができるか?楽しみであった。しかし、お盆明け頃から,佐野氏のデザインに対してSNSをはじめ、パクり、疑惑等々各種メディアで騒がれるようになって、オリンピックエンブレムについて、どう展開されるのだろうと思いながらニュースを見ていた。結局,いろいろ頭を悩ませている間に新学期が始まり、授業がしっくりこない・・・と頭悩ますしまつ。オリンピックエンブレム撤回が報道される2日前までは、ネットでも騒いでいた、みんながつくるオリンピックマークを活用しながら授業展開しようかなぁ?なんて考えていた。考えている矢先に、撤回の報道。うーん。
結局、デザインとは何か?で、教科書を活用してデザインの定義にはじまり、Qドラムについて考えさせる授業からはじまった。デザインといった定義をQドラムは案外生徒たちは納得していた。授業をしていても,デザインといった言葉、デザイナーといった言葉を結構慎重に使うように心掛けた。
今年度で、使用している教科書も終わる。一時はQドラムのページを生かし、50Lの水を運ばせるとか、水を運ぶ形を考えさせる等々行っていたが、あえてデザインとは何か?といったことを伝え,形や構造について考えさせたことが、理解を得たのかもしれない。
オリンピックエンブレムの撤回、オリンピックセンターの建物も白紙に戻った。都内観光大使?の着るユニフォームにしても,あれこれ言われ放題。4年に1度のスポーツの祭典に巨額の金が動く。そして、夢や希望があり、正々堂々とした競技をして欲しいと思う。同時に,国内外から優れた選手たちが,鍛えた力を発揮する場であるわけで、気持ちよく迎える場でなければならないと思う。
今後の授業では,あえて亀倉雄策の考えたオリンピックエンブレムを取りあげることにした。本来ならば、1学期に紹介しておくはずだったが、下手に紹介するよりしっかり内容を整理して干渉させたいと思い保留にして置いた。佐野氏問題と同時に、亀倉雄策デザインのエンブレムを再度使うことはできないのか?等と,これまた騒がれている。2020といった新たな日本を知るために,個人的には流用は好ましくないように感じる。
授業は行うけれど、私にはマークを考える能力はない。亀倉雄策のあのシンプルなマーク。東京オリンピックの年には生まれてはいない。東京オリンピックに関わった様々な人たちの思い,願い、考えなどを気付かせられるような、授業展開をして行こうと思う。
余談。これらの本をぐだぐだ読んでいます。
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美術準備室の整理
http://hakusuke.exblog.jp/21363646/
2015-06-20T18:28:33+09:00
2015-06-20T18:28:35+09:00
2015-06-20T18:28:35+09:00
hakusuke
2015自分の授業
もともと、仕分けてはいるのだけど、のり,セロテープ,マスキングテープ類は本当消耗する。年度末にまとめて画用紙、ケント紙類も購入している。今学期、4しめ使ったことが分かった。
誰が何のためにしまったのか分からないが,古い指導書が図書室書庫にしまわれていた。「美術科で(使って)」で伝えられ渡された。古い指導書ではあるけれど,じっくりと読むと興味深いことも書かれている。時間見計らい,気になるところをチェックしよう。
準備室奥まで物を入れていないので,あまり棚を覗かない。はしごをかけて棚を覗いてみれば,クリアポケットが大量に出てきた。展示に効果的に使えそうだ。
さて、学期末。ぼちぼち評価計算の準備です。校内研究の準備のため,ちまちま実態調査。
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2015 水墨画を楽しもう
http://hakusuke.exblog.jp/21291274/
2015-05-30T18:15:00+09:00
2015-05-30T22:29:51+09:00
2015-05-30T18:15:52+09:00
hakusuke
2015自分の授業
雪舟の「秋冬山水図」の鑑賞から、「水墨画ってすごいなぁ。」「墨って黒だけだと思ったけれど、奥が深いなぁ」といった墨の魅力を感じとることからはじまりました。「秋冬山水図」については、皆で感じとり,その後指導書付属DVDを視聴させた。短時間の映像ではあったけれど,生徒の中には、指で筆を動かす素振りを見せる生徒もいました。
DVD視聴後「今まで以上に、墨に惚れた!」とか、「かすれているような、かすれていないような色遣い、筆遣いはすごいなぁ。描けるようになりたいなぁ。」と学習に対する意欲を,振り返りシートに記している生徒は多かった。
昨年度いまいちな水墨画指導だったこともあり,生徒たちの水墨画に対する興味・関心をについて実態調査を行った。小学校でも学んでいた生徒たちが、学年の約半分いた。そして、形にとらわれず、ダイナミックに表現して見たい生徒もいれば、元祖水墨画!といった静物画を描いてみたいといった生徒もいた。また、墨の加減が難しいから,教えて欲しいといった思いもアンケートには記されていた。
あえて,技法、運筆について一斉指導で教えた。全員で同じ絵を描いた。竹、つくし,メダカ、花火等。しかし,皆筆圧や水加減、筆の太さにより同じ絵が一つと無い。だから,生徒たちも「どんな力加減にしたの?」「こうやって・・・こんなふうにして・・・」等と、学び合いが,学習中に行われていた。
生徒たちは水墨画を描くことに興味を示してくれ,筆忘れ生徒がいない。皆で描く課題の日に、習字の筆を忘れてきた生徒がいた。めちゃくちゃ悔しがっていたことは、印象的だった。
直筆では描けるのだけど,側筆だと難しいという生徒は多かった。そりゃそうだ。慣れていないもん。しかし、側筆の使い方が,「自分が表したい内容に一致しそう!ひらめいた!!」と言っていた生徒もいたから、教えたことは無駄ではなかった(と思う)。
自然物の画像、資料集めをさせた。昨年も題材に関係する資料集めをしている生徒たちなので、思っていた以上に収集する方法に慣れてきていた。写真や自分の描いたスケッチを見て、「激しい」「荘厳」「かわいい」「楽しい」といった,自分が感じ取ったことを文章に記していった。
試作の時間は2時間設定した。資料から感じ取ったことを、言葉に置き換えて,描く表現方法の構想を練り、色紙と同じ画仙紙に試しをさせた。結構この試作が盛り上った。練習では筆を使うことが多かった。しかし,「綿棒で直筆みたいに描いた方がいい」「爪楊枝で描いてみる」「たわしでかすれを表そう」「たこ糸に墨をつけてたたきつける」「刷毛で勢いよく描きたい」「にじみが生かせる!」「えーー失敗した、思った通りにいかない」「◎のドリッピングかっこいい」等々。振り返りシートに、「見ていてください!私のかわいいを!!」とか、「爆発を表現したけれど,やり過ぎも良くないことが分かった。余白も必要」等と記されていて、試作を通して学んでいることがつかめた。
この学習場面で反省点は,現時点で2つ。
1つは、題材名を工夫すること。「水墨画を楽しもう」だと、元祖水墨画!といった印象を与える。実際のところ、所属学年の職員にも、「水墨画みたいの描くの?」と尋ねられた。『水墨画~言葉から~』、『墨で伝える自分の世界』といった何かもっと分かりやすい題材名にすべきだった。
1つは,表現したい思いを伝える言葉を記させること。生徒たちが感じ取った、言葉を拾い上げたいと思った。語彙力ある生徒はいい。「荘厳」といった言葉を記す生徒であれば、これでもか!といわんばかり、感じ取ったことを文章で記すことができている。しかし、「爆発」と記した生徒。どのような爆発ですか?の問いかけが,私には不足していた。ロジックツリーのように記させていくことも必要だったかもしれない。そうすることで、表現を追求させることができたと思う。表現を追求させていないわけではない。もっと,深入りした表現を追求させることができたと思う。
友達の試作からも真似てみながら、どんなことで自分が表したいことが伝わる絵になるか、はしゃぎながらも、美術用語が飛び交っていた。らんぱう(白抜き剤)が思っていた以上に関心を示し、「この技法に使えそうだ」と、「白い液体くださいな」の生徒たち。
色紙を配布した学級あり。白い画面に抵抗を示すかな?手が止まってしまう生徒もいるかな?と思っていたけれど、試作の成果が発揮された。自信をもって表現に向かっていた。生徒たちは、金の縁がある色紙に「おぉ!格好いい!」とちょっと嬉しそうだった。どのような作品になるかな?作品完成後、発表会そして展示を工夫していきたい。
そうそう。本日篠田桃紅さんの特集がNHKで行われます。楽しみだわ。部活動指導後、ゴロゴロしながら篠田さんのエッセイ読みまくる私でした。
蛇足。彼女の作品を昔見て惚れた。しかし今の自分は、彼女の作品の魅力を伝えることはできない。美術室机上に彼女の作品展図録や本を置いていたら、数名の生徒が「格好いい。こんな作品描いてみたいなぁ」と感じ取ってくれた生徒がいた。いつか、気付かせられるような授業を考えたいなぁ。
百歳の力 (集英社新書)
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2015 スケッチを楽しもう
http://hakusuke.exblog.jp/21207723/
2015-05-09T08:06:00+09:00
2015-05-09T08:11:19+09:00
2015-05-09T08:06:29+09:00
hakusuke
2015自分の授業
予想通り1回目は緊張。生徒たちの感想は,「難しいな~。」「時間が合っていう間~」「ちっちゃく描いちゃったなぁ~」等々。
2回描いたところで,グループ内で想作ノートを見せ合う。「あ、この描き方いいね」「ぼかすときれいだね」「この置き方参考にさせて」等々。
描く回数を重ねる毎に,慣れてきて「これ面白そう」「見ることで気付くことがあった!」「じっくりと観察して見たり、感じたりして面白い~」 等々のほほえましい感想が、振り返りシートに記されていた。
「自主勉強で描いてきます!」と、記していた生徒も各学級にちらほら。 一応、「2つ描いてこよう!」は宿題にしたので,宿泊行事後見せて欲しいな♡
でもですね・・・毎年改善に努めてはいる。しかし,この時期にスケッチって学習としては遅いのだろうか?自問自答します。指導を怠っているわけではないですが,中1ってことを考慮し,オリエンテーション後,美術って何だろう?対話による鑑賞で授業を進めていくと,大型連休を挟んで,どうしてもこの時期に・・・。]]>
作品鑑賞から
http://hakusuke.exblog.jp/21164141/
2015-04-26T22:34:08+09:00
2015-04-26T22:34:12+09:00
2015-04-26T22:34:12+09:00
hakusuke
2015自分の授業
1年生はやはり言語活動の充実を言われ,指導されているだけあって、しっかりと自分の感想を記せる生徒たちが多い。2年生もなのだが,何をどう考えているのか,発表を聞いていると,生徒たちも「なるほどねぇ・・・」とうなずいている姿も,これまた興味深い。
伊藤若冲にしても雪舟にしても,生徒たちにとって,初めて出会う作品の出会いは大事にしたい。
伊藤若冲の鳥獣花木図屏風については、「3年前に仙台で展示されていたんだよ」なんて伝えると、「行きたかったなぁ」「生若冲見て見たかった・・・」「若冲さんってすごい人なんだ。いつか本物の作品を見てみたい」とちょっと憧れと同時にがっかりな感想もちらりほらり。
今後、何かの折に若冲に触れる機会があったのであれば、中1の美術で鑑賞したことを,思い出して欲しい。
雪舟について,そして墨の表現について感じとろうと生徒たちは、熱心に指導書の付属映像資料を見ていた。「墨ってすごいなぁ」「こんな表現できるんだね(知らなかった・・・)」等、見終えてからの感想も,良い手応えだ。
自分の勤務する学校の生徒たちは,地域柄美術館に出向き,作品に触れることができる生徒は非常に少ない。作品に触れる機会を多く設け,いつか本物に出会ったときの喜び?を大事に育てて行きたいと思います。
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使い込みするぞ!
http://hakusuke.exblog.jp/21141539/
2015-04-20T20:32:51+09:00
2015-04-20T20:32:54+09:00
2015-04-20T20:32:54+09:00
hakusuke
2015自分の授業
オリエンテーションで,想作ノートを知っている2年生の生徒たちは「今年はすげー表紙作るから!」「何か先生のっている?」と質問された。1年生の生徒は、初めて活用方法を知る想作ノートです。事例を紹介したところ、「面白そう」と気に掛けてくれていた。いろいろあって、3年生はゴメンなさい。
本日、鑑賞のチェックをするべく一部の学級の想作ノートを点検しました。既に表紙の下絵が描かれていたり,自主勉強かな?ノートに気になる資料を貼り付けていた2年生もいました。
どんな表紙、思いの詰まったノートになるのか?楽しみです。
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